ヒメウズラとは?
あの卵で有名な鶉という鳥もキジ科であるように、このヒメウズラもキジ科であり、またその中で最小種なのです。体長は約10センチメートルくらいなので、だいたい鶉の1/2のサイズであります。全体的に真ん丸といった形をしていて、頭部がひょっこりと小さいのが特徴的です。
野生の分布地
野生の分布地は日本を除いた、アジア諸国やオーストラリアに生息していて、また雑木林や草原の様な自然豊かな環境で暮らしていると言われています。日本国内では野生(ワイルド)の個体は生息しておりません。
日本ではペットとして人気
ウズラは肉や卵を目的として、養殖されて飼育されていることが多いですが、このヒメウズラは一緒に生活してかわいがるようなペットとして人気です。ペットとしてモフモフして人気なアンゴラウサギについて関する記事はこちらをぜひご覧ください。
ヒメウズラの寿命や特徴を紹介
こちらの見出しでは、どのくらい生きるという寿命についてや、その見た目や生態などの魅力的である特徴をご紹介して記述していきます。ヒメウズラがよりどんな魅力を持つ鳥であるかを、理解していただけるはずです。
寿命は約5年
だいたいの個体は5年くらい生きるとされています。雌よりも雄の個体のほうが、あまり長生きしないとされています。しかしながらそれほどまでには差はないとされていますので、飼育する場合そこまで性別にこだわらなくても問題ないです。
様々なカラーバリエーションがある
ヒメウズラの最大の魅力的ポイントの一つに、その毛色の豊富さです。ひよこの様な黄色やワインレッド、神秘的な青色など、とても綺麗で可愛らしい色合いを個々それぞれに持ち合わせているのです。その魅力なカラーがペットとしての人気の高さの要因なのです。
ジャンプ力がすごい!
ヒメウズラは鳥でありますが、鶉同様に飛ぶことはありません。しかしながら類まれなジャンプ力を持っていて、初めてそのジャンプを見た方は、その飛翔力や跳躍力に驚かされ、またかわいいと感じることでしょう。同じように可愛らしいチャイニーズハムスターについて関する記事はこちらをご覧になってください。
ヒメウズラはペットとして人気だけど全然懐かない
ペットとして一番大事なステータスと言っても過言ではない、個体ごとのオリジナリティや小さくて可愛いという要素を兼ね備えている鳥なのですが、ひとつペットとしての欠点というべき特徴があるのです。
他のペットよりも懐きにくい
ペットである生き物が、私たち人間に心を許しているような行動をとってくれたら、とっても嬉しくなりますし、もっと愛着がわくものです。それはすなわち私たち人間に「懐いている」ということになるわけですが、この鳥は他のペットよりも断然懐きにくいのです。
孵化させたら刷り込みで多少は懐くことも
しかし、懐かないペットとは言っても救済の余地はあります。人間に懐かないのは主に生体となってからと言われています。つまりはふ化させる前から愛情をもって刷り込みをすることによって、多少懐くこともあるとされています。
孵化させてから育てる飼育者も多い
ですからこのヒメウズラという鳥をペットとして飼育していく人の多くは、ふ化させる前から購入するなどして入手して、文字通り卵を愛をこめて温めて、幼体の時から飼育していることが多いのです。ではそんな卵の孵化させる方法はどういったものなのでしょうか?
ヒメウズラの卵を孵化させる方法
卵を孵化させるのは単純に手で温めたりすればいいと、そんな簡単なイメージがまとわりついているとは思いますが、そのような単純な行為では孵化させることは不可能なのです。ではどのようにして孵化させるのでしょうか?
人工的に孵化させる必要がある
ヒメウズラの卵を孵化させたいと考えている方がいたら、原始的に我々の体温などで温めても絶対に孵化させることはできません。人工的に環境を整えてあげなくては、きちんと孵化することができないのです。
専用の孵化装置がある
生物学的に研究され、理論上もっとも最適とされる温度調節や卵管理をしてくれる、上記の様な孵化装置を使って、ヒナを孵化させることができるのです。プロの方から初心者の方にもきちんと扱えるような仕様になっていますので、安心して使用することができます。
孵化までの注意点
孵化装置にはさまざまな温度や湿度をはじめとした数値がデジタル表示されます。その数値を見ながら適正なメンテナンスをする必要があります。室内の温度が極端に低い、高い場合は正常にふ化器が機能しなくこともあったり、その都度器内をアルコールで消毒をしなくてはなりません。
ヒメウズラが孵ってからの飼育方法①必要な道具
上記で記述した通り、きちんとその繊細でデリケートなヒナの卵を孵化させた後は、いよいよ我々人の手で飼育して、親に代わって育てていかなくてはなりません。ここではそんな飼育するうえで大事な道具をご紹介していきます。
大きなケージ
先ほどご紹介した通り、大変跳躍力、ジャンプ力が高いため、当然そのケージ内でもぴょんぴょんと元気よく跳んで生活します。そのためゲージを選ぶ際にはなるだけ広く、元気に跳んでもけがをしないようにしましょう。
巣材
鳥は本来巣、野生の中に落ちているような木の枝などを使って巣を作るわけですが、当然我々人間の飼育下の元でしたら作ることはできません。そのため人工的な巣材を用意してあげる必要があります。保温効果にも優れているアイテムです。
床材
当然元気よく跳び回っていると鶉の羽が舞ってしまいます。そのため上記の様な床材のアイテムを用意して飛び散りを防ぐ必要があります。また羽だけはなくエサや脂粉の飛び散りも予防してくれるので大切なアイテムです。
砂浴び用の砂
鶉は大変砂を自分にかけ浴びることが大好きな鳥なのです。そのためペットであるヒメウズラが嬉しがるような砂浴び用の砂を用意してあげましょう。きっと喜んで楽しいそうに跳んでくれるかもしれません。