使いやすさで評判!SOTOシングルバーナーST-301
シンプルな構造とカセットガス缶を使用できる手軽さが魅力のガス式バーナー。多くのキャンパーに支持されているこのアイテムを開発・製造している会社ってどんなところなのでしょうか?
バーナーならおまかせ!の新富士工業【SOTO】
SOTOは工業用バーナーを製造することを目的として、1978年に愛知県で設立された会社です。その後100円ライターを使った小型バーナー「ポケトーチ」の開発が契機となり、アウトドア用品市場へ進出しています。その際に立ち上げたブランドが「SOTO」です。
SOTOシングルバーナー ST-301
外観は器具栓と五徳のみでガス缶とはチューブで繋ぐだけ、というとてもシンプルな構造が特徴です。大きな鍋を火にかけることができる上、折りたたむとコンパクトになるため、大人数のキャンプでもバイクツーリングでも活躍します。
商品詳細
- 本体サイズ:190×176×h83mm
- 収納サイズ:160×100×h90mm
- 本体重量:690g
- 発熱量:3,200kcal/h
- 使用時間:約1.4時間
- 材質:ステンレス(バーナー)、樹脂(スタビライザー、器具栓つまみ)
ST-301の使いやすさポイント①燃料は便利なカセットコンロガス
大人数でのキャンプやツーリングなど、幅広いシーンで使用できることだけでなく、扱いやすさも本アイテムが人気の秘密です。ここからは、本アイテムの使いやすさのポイントについて解説していきます。
どこでも買えるCB缶で準備や燃料切れも安心
本アイテムは燃料にカセットガス(CB缶)を使用しています。カセットガスは一般のスーパーやホームセンターなどで簡単に購入できるため、キャンプの準備も楽ですし現地で燃料切れになっても調達しやすいという安心感が魅力です。
ガスボンベの取り付け方法
まずガス栓のスタンドを開きます。続いてカセットガスの切り欠け部分を、ガス栓の爪に合わせながら差し込みます。最後にガス栓側の樹脂ダイヤルを回してカセットガスを固定し完了です。これならキャンプ初心者の方などでも簡単にセットできますね。
カセットガスを使えるモデルもある、SOTOのランタンに関する記事はこちらも参考にして見てください。
ST-301の使いやすさポイント②大型の五徳&低重心設計
しっかりとした大型サイズの五徳が装備されているのも本アイテムの特徴です。これにより大きいお鍋や重いものでも安心して火にかけられるため、大人数に対応できたり料理のレパートリーを広げることが可能になっています。
お鍋サイズは直径25cmまでOK
本アイテムに装備されている折りたたみ式の3つのフレームを展開することで、外形20cmと大型サイズの五徳として使用することが可能になります。
また、それぞれのフレームはピンとダイヤルネジでバーナー本体にしっかり固定されています。そのため、安定性に優れており直径25cmまでという大きなサイズのお鍋でもセットすることが可能です。
重いダッチオーブンもへっちゃら
展開した五徳は大きいだけでなく、高さが約8cmと低重心なのも特徴です。これによりダッチオーブンなどの重い鍋でも、安心して乗せることができます。また、五徳の内径は5cmと小さなお鍋やシェラカップもセットできるなど、さまざまな調理器具に対応した扱いやすさも本アイテムの魅力の一つです。
ST-301の使いやすさポイント③らくちん点火・消火&火力調節
どれだけ簡単にガスボンベの取り付けができて、さまざまなサイズのお鍋を使うことができても、火をつけるのに手間がかかったり、火力の調節が難しいのでは使いやすいガスバーナーとはいえません。
種火いらずのらくらくワンタッチ点火
本アイテムは圧電点火装置を装備しており、ボタンを押すだけで簡単に火をつけることができます。ライターやマッチなどの火種を別に持ち運ぶ必要がなく便利です。
また、ライターをバーナーに近づけるという若干緊張をともなう作業が不要なため、初心者にとっても扱いやすいアイテムといえるでしょう。
器具栓つまみで火力調節も自由自在
火力の調節は樹脂製のつまみを回すことで自由に行うことができます。強火で一気にお湯を沸かしたい時や、中火で時間をかけて煮込みたい時など状況に応じて使い分けられるので便利です。
また、この火力調節つまみがバーナー本体から離れた、カセットガス側の器具栓についているのも便利なポイントです。熱くなったバーナーやお鍋に誤って触れるなど、火傷をするリスクなく調節ができます。
BBQの着火にも便利なSOTOの小型バーナーについては、こちらの記事も参考にして見てください。
ST-301の使いやすさポイント④安全性&収納性も高い分離型
さまざまな調理器具を安全に加熱することができ、しかも小さく収納できるのも本アイテムの魅力です。ここでは安全性の高さや、持ち運びのしやすさについて解説します。
ボンベのうっかり加熱のリスクが低減
本アイテムはバーナー本体と、ガスボンベを装着する器具栓部分が分離した構造になっています。使用中のバーナーや熱せられて熱くなっている鍋などから離れた場所にガスボンベを設置できるのが特徴で、誤って加熱しすぎたことによる事故リスクを低減することができます。
シンプル構造で収納時のサイズも小さめ
収納性の高さも本アイテムの魅力です。五徳になるフレームを折りたたみ、ガスボンベを取り外すことでコンパクトに収納できます。また、専用の収納ポーチが付属しており、持ち運ぶ際や保管に便利です。
ST-301を上手に使うコツ①風除けの風防を取り付ける
ここまで、大きなサイズの鍋がかけれたり点火などの取り扱いのしやすさなど、本アイテムの優れたポイントについて解説してきました。しかし、徹底的に構造をシンプルにしながら機能性を高めた反面、弱点と言えるポイントが存在するのも事実です。
ST-301の最大の敵は風
最大で3,200kcal/hという高火力を誇る本アイテムですが、外からの風の影響を受けやすいという弱点を持っています。外観を見ると分かるように、バーナー周囲を風から保護する風防らしいものがほとんどないのが原因です。
そのため、風の強い野外で使用する場合は、周囲を囲い風を防いでくれる風防の設置がおすすめです。本アイテムの持っている能力をフルに引き出すことができるので、よりスムースで快適に使うことができます。
OUTAD ウインドスクリーン
蛇腹のように広げてセット可能な、アルミ製のウインドスクリーンです。10枚のアルミ板から構成されており、バーナーや鍋のサイズに合わせて調節ができます。