SOTO ST-301はシングルバーナーの傑作!風防や定番シリコンチューブ改造も紹介

ここまで、大きなサイズの鍋がかけれたり点火などの取り扱いのしやすさなど、本アイテムの優れたポイントについて解説してきました。しかし、徹底的に構造をシンプルにしながら機能性を高めた反面、弱点と言えるポイントが存在するのも事実です。

ST-301の最大の敵は風

最大で3,200kcal/hという高火力を誇る本アイテムですが、外からの風の影響を受けやすいという弱点を持っています。外観を見ると分かるように、バーナー周囲を風から保護する風防らしいものがほとんどないのが原因です。

そのため、風の強い野外で使用する場合は、周囲を囲い風を防いでくれる風防の設置がおすすめです。本アイテムの持っている能力をフルに引き出すことができるので、よりスムースで快適に使うことができます。

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蛇腹のように広げてセット可能な、アルミ製のウインドスクリーンです。10枚のアルミ板から構成されており、バーナーや鍋のサイズに合わせて調節ができます。

両端にあるスチール製のボルトは上下に可動するため、地面に差し込むことで風除けをしっかり固定することができます。折りたたむと24×8.5×1cmと小さくなり、重さも290gほどなので持ち運びも簡単です。専用の収納袋が付属しています。

  • 展開サイズ:高さ24×85cm
  • 本体重量:290g
  • 収納サイズ:24×8.5×1cm
  • 付属:収納袋

ST-301を上手に使うコツ②低気温時にはパワーガス

ガス式のバーナーにはガソリン式と比較するとポンピング作業が不要で取り扱いが簡単な反面、周囲の温度が低い環境下では火力が低下しやすいという弱点があります。

避けられない冬場の「ガス気化量と火力」の低下

周囲の気温が低い状況では、ガスボンベ内の圧力も下がってしまうため、どうしてもガスの気化量が減り火力が下がってしまいます。この症状は充填されているガス成分の違いもあり、OD缶に比べてCB缶(カセットガス)タイプの方が顕著に現れます。

対策としてはカイロなどを使用しガスボンベを温めてあげるのが有効ですが、モデルによってはバーナーから伝わった熱を金属板を使い暖めたりするものもあります。また、それ以外の方法としては、低温時に強いガスが充填された専用のガスボンベを使用するのもよい対策です。

SOTOパワーガス ST-760

 

出典:Amazon

レギュラーガスの成分が液化ブタンのみなのに対し、パワーガスには液化プロパンが混入されています。プロパンはブタンに比べ沸点が低く気化しやすいため、より低い温度でも着火しやすいのが特徴です。

価格はレギュラーガスに比べ若干割高になりますが、寒い時期に使用するのであればパワーガスの使用をおすすめします。低温時でもST-301の能力をしっかり引き出してくれ、快適に調理できて便利です。

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