肺魚はエラ呼吸ではなく肺呼吸です。水槽の上部に隙間を残しておかないと瞬く間に窒息してしまいますが、水槽の蓋は固定しておく必要があります。肺魚は力が強く、きちんと固定されていないと押しのけて外に出てしまうのです。
肺魚は危険な魚?
やはり生物である以上、肺魚には危険な側面も。現代まで生き抜いてきたその姿であるからこそ、ついうっかりと我々人間が怪我をしてしまうことがあります。魅力的な生き物である肺魚ですが、その危険性もきちんと理解しておいた方がいいでしょう。
頑丈なアゴ
主食である貝類を食べるために肺魚が用いる方法はシンプルに殻ごと噛み砕くことです。器用に中身だけを食べることはできません。殻を持つ生物自身の身を守る盾である殻を噛み砕くことができる肺魚の顎が人間の指をとらえてしまったら。最悪の場合は指を失ってしまうこともあります。
逃走の危険
肺魚はとても力が強く、驚いた衝撃で水槽から飛び出してしまうこともあります。肺魚自身は肺呼吸という特徴故に水槽の外でも多少生きることは可能ですが、肺魚が飛び出した衝撃で水槽が壊れてしまうこともあります。脱走対策は肺魚と人間、お互いのためにきちんと行わなくてはならないでしょう。
肺魚の値段は?どこで買える?
ここまでこの記事を読んでくださった方の中には「自分も肺魚を飼ってみたい!」と思った方もいることでしょう。現在、肺魚は日本でどの程度の値段で取引をされているのか?それをご紹介します。
5000~数万円
肺魚は種類によっても値段が変わりますが、前項で紹介したオーストラリアハイギョは特に高価で、20~50万が相場であるとも言われています。ミナミアメリカハイギョは比較的安価で5,000以下の場合もありますが、肺魚は人気で入荷してもすぐに売り切れてしまう事が多く、思い切りが大事になってきます。
ペットショップで購入可能
現在は肺魚の人気に伴い、肺魚を取り扱うペットショップも増えています。ペットショップで取り扱っているのはまだまだ小さいベビーであることが多く、これから成長することも考えなくてはなりません。
「生きた化石」肺魚を飼ってみよう
不思議な生態と可愛らしい顔立ち。よく観察することで気づくことのできる魅力に魅了されてしまう人は後を絶ちません。「生きた化石」というロマンを体現する肺魚は身近に置いて飼育することも可能な親しみやすい存在と言えるでしょう。
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