すべてを分解する必要はない
初心者でよくありがちなのがメンテナンスの時にすべてのパーツを分解してしまうことです。一つでもパーツがなくなったら元に戻せなくなるので絶対にしないように注意してください。また、内部はとても精密でちょうどいい具合にネジなども閉めてあるため一度開けてその調和が乱れてしまうと逆に悪くなったりもします。
また、自分で全てのパーツを分解して壊れるとお店で修理することができなくなります。保証が切れてしまうのです。なので絶対に内部をバラバラにしないようにしましょう。
ほこりがない場所で行う
これは分解した時に内部にほこりが入らないようにするためです。ちょっとしたほこりでも大事な場所に入ったりするとシャリシャリ音や調子がおかしくなってしまうので細心の注意を払いましょう。
グリスとオイルの使い分けをしっかりと
これはメンテナンスの時によくありがちなのですが本来グリスを入れるべきところにオイルを入れてしまうということがよくあります。間違って入れて間もない時はあまり差を感じないのですが、長い時間が経つと差が顕著になってきます。
というのもハンドルが急に重くなったり巻いている時にシャリシャリ音がなったりというような不具合が生じます。グリスとオイルの使い分けはしっかりとしましょう。
簡単な注油方法
ここまでで準備するものや注意点を理解できましたね。次に実際にメンテナンスするところに関して書いていきます。
初心者ようにしっかりと用意されている
最近のスピニングリールには初心者がメンテナンスしやすいように穴が開けられています。ここからワンプッシュ吹きかけましょう。ここで注意したいのがオイルではなくグリスを吹きかけます。先ほど説明したようにグリスは摩擦を抑えるものです。
その穴の中には様々な部品が絡み合っています。ですのでそこにはオイルではなくグリスを吹きかけます。
メインシャフトにワンプッシュ
上の穴だけの吹きかけるだけでは十分ではありません。スプールを開けると真ん中に一本の長い棒があるのがわかると思います。この長い棒のことをメインシャフトと言います。このメインシャフトはハンドルを回すと連動して上下に動きます。
上下に動かしてみると汚れが見えると思います。この汚れを綿棒で拭き取ってあげます。そしてメインシャフトにオイルを少量吹きかけます。
スピニングリールのメンテナンスの頻度
次にスピニングリールをどれくらいの頻度でメンテナンスすればいいかについて詳しく書いていきます。
一ヶ月に一回
完全に個人差があるのですが私が推奨しているのは月に一回です。毎日のようにやる人がいますが、これは逆効果です。なぜかというとグリスは粘着性があるため内部にたまります。ですので重くなったりという不具合が生じます。海釣りに行かれる場合は特別な例なので海つりをされる場合は下のメンテナンス方法を読んでください。
雨の日はしっかりと乾かす
月に一回のメンテナンスと書きましたが例外が二つほどあります。それは上でも書いたように海釣の場合ともう一つは雨の日の場合です。雨の日に釣りに行った場合、中に泥や砂などが入っている場合があるのでリールごと水道で洗いましょう。また、この時に注意して欲しいのですが、洗うときはキツキツにドラグを締めてください。ドラグの中にある特殊なオイルを一緒に流さないようにするためです。
海釣り後のスピニングリールメンテナンス方法
上でも書きましたが海釣の場合は例外と考えてください。海釣りの場合淡水と違い塩水なのでリール内部に塩が溜まってしまいます。その塩を放置しておくと錆の原因となってしまいます。