上下に動かしてみると汚れが見えると思います。この汚れを綿棒で拭き取ってあげます。そしてメインシャフトにオイルを少量吹きかけます。
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スピニングリールのメンテナンスの頻度
次にスピニングリールをどれくらいの頻度でメンテナンスすればいいかについて詳しく書いていきます。
一ヶ月に一回
完全に個人差があるのですが私が推奨しているのは月に一回です。毎日のようにやる人がいますが、これは逆効果です。なぜかというとグリスは粘着性があるため内部にたまります。ですので重くなったりという不具合が生じます。海釣りに行かれる場合は特別な例なので海つりをされる場合は下のメンテナンス方法を読んでください。
雨の日はしっかりと乾かす
月に一回のメンテナンスと書きましたが例外が二つほどあります。それは上でも書いたように海釣の場合ともう一つは雨の日の場合です。雨の日に釣りに行った場合、中に泥や砂などが入っている場合があるのでリールごと水道で洗いましょう。また、この時に注意して欲しいのですが、洗うときはキツキツにドラグを締めてください。ドラグの中にある特殊なオイルを一緒に流さないようにするためです。
海釣り後のスピニングリールメンテナンス方法
上でも書きましたが海釣の場合は例外と考えてください。海釣りの場合淡水と違い塩水なのでリール内部に塩が溜まってしまいます。その塩を放置しておくと錆の原因となってしまいます。
毎日洗う
海釣りの後はしっかりと水道水で洗い流しましょう。基本的には一回の釣行ごとに水で洗うことをお勧めします。この時注意すべき点は雨の日の釣行と同じでしっかりとドラグ締めるようにしてください。細かいところまでしっかりと洗うようにしましょう。
洗った後はしっかりと干す
洗った後はそのままにせずにしっかりと乾かしてください。この作業を行わないと錆の原因や不具合の原因にもなったりします。しっかりと干した後はオイルとグリスを適量注油していきましょう。あまり入れすぎないようにしましょう。
スピニングリールメンテナンス初心者へ
まずは簡単なメンテナンスから始めよう
記事のはじめにも書きましたが初心者のうちからリールをバラバラにしてしまうと部品を紛失してしまったり、リールを壊してしまう原因にもなってしまうので、初心者はこの記事に書いてある通りにメンテナンスをしてみてください。そして慣れてきたら分解をしてみたり自分好みにカスタマイズしたりと応用を行ってください
メンテナンスが怖かったら安いリールで試してみよう
もし自分の今メインで使っているリールをメンテナンスするのが怖いという方は中古の下位機種のリールで練習して見てからメインのリールで試してみるといいかもしれません。リールの機能を上げるためにメンテナンスを行うはずがリールを壊してしまっては本末転倒です。
スピニングリールメンテナンスに必須の超音波洗浄機
ベアリングをとろう
今までは初心者向けのメンテナンス方法でしたが初心者向けではなく応用編が知りたいという方向けに超音波を使った応用編も書いていきたいと思います。まず、応用編ではリールを分解していきます。
この時注意して欲しいのが全てのパーツをバラバラに分解するわけではなく、ベアリングと呼ばれるものだけを取り外します。ベアリングというのは言い換えると「軸受」です。ですのでリールの中軸を担っている部品です。
ベアリングには大きくわけて二種類のベアリングがあります。「ボールベアリング」と「ローラーベアリング」です。リールで主に使われているのは「ボールベアリング」です。このボールベアリングだけを取り外していきます。
ベアリングを超音波洗浄機にかけよう
ボールベアリングをリールからとったらベアリングを超音波洗浄機にかけます。この時洗剤や石鹸等はつけないようにしてください。油が取れすぎて逆に動きが悪くなります。洗浄機にベアリングをかけると汚れが浮いてきます。1分くらいを目安に行いましょう。
洗い終わったら油をそそぐ
洗浄機でベアリングを洗いを終わったらすぐにオイルを注入してあげましょう。オイルを注入したらすぐにリールの元にあった位置に取り付けてあげます。この時どこにどのベアリングがあったかしっかりと覚えておき間違いのないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?スピニングリールのメンテナンス方法がしっかりと理解できたと思います。しかし、この記事に書いてあるメンテナンス方法はほんの一部でしかないのでもっとカスタマイズしたい方やリールの性能を上げたいかたは色々調べてみてください。