ある程度の性能さえ装備されてれば特別に高価なロッドやリールを揃える必要はありません。どちらかというとラインやフックを重視したタックルを準備しましょう。
ルアーは小さすぎると飲み込んでしまう恐れもあるのでそれないの大きさのものをチョイスすると、下手に傷をつけずに済みます。
【魚】イトウの釣り方②フライフィッシング
フライを使用する場合にはどちらかというと知識や経験をある程度持った経験者向けのタックルになります。というのもルアー以上に個人の好みで如何様にもタックルを決めることができるからです。
以下は基本ですがルアー以上に自分好みのものにカスタムすることも十分に可能です。
イトウのフライフィッシングのタックル
河川の場合は上流下流さらには湖なのかなど、そのフィールドの環境によって大きくタックルが変わってきますが、ここでは中庸的なものを選択し以下にまとめました。
- ロッド 10番以上のダブルハンド
- リール フライリール
- ライン インターミディエイトタイプ2〜4
- リーダー マイナス1〜4×
- ショックリーダー 6〜8 号でフロロカーボンのもの
- フライ ストリーマー系のフライ
イトウのフライフィッシングの仕掛け
1つの基準として、「どんな強風でもキャスト可能」であることや、「フックサイズが4番〜1/0のものを扱える」といったところが満たされていればオリジナルのタックルでもまったく構いません。
わからない時やコツは現地の人に聞くのも大変有効的でおすすめです。
イトウを守ろう:知っておきたい釣る際のマナーとは
怪魚と呼ばれているだけあって好奇心や野心が沸いてくるのも非常によく分かります。がしかし、絶滅寸前の種であることも忘れてはいけません。
ここではイトウを釣る上で基本となるキャッチアンドリリースの正しいやり方を解説します。
まずは正しくキャッチしよう
ヒットした後、出来るだけファイトの時間を短く済ませられるようにロッドやリールなど、タックルはなるべく強いものを使うようにします。
「時間をかけて少しずつ弱らせる」という手法は避けるようにしましょう。余計な体力を使わせない釣り方が求められます。
正しいリリースはその後の生存率に大きく関係します
「フックを外して元の場所に放す」とシンプルに見れば確かにその通りですがいくつかのポイントがあるので解説します。
実は何気なく行っている行動が魚を傷つけてしまっていることにも繋がっているのでしっかりチェックしましょう。
素手で触るのは避ける
実は魚にとって人肌の温度は高温です。素手で触ることによって火傷を負わせてしまうことにもなりかねません。場合によってはそこから炎症を起こし死んでしまうこともありうるのです。
よって湿らせたグローブを着用して触れること、また必要以上に接触するのを避けましょう。
なるべく陸にはあげない
陸に上げることで魚は呼吸困難の状態になります。直前のファイトで体力を消耗しているので余計に苦しい状態です。
また地面と擦れることで皮膚に傷をつけてしまうことにもなるので、なるべく水中で針を外すようにしましょう。
手を添えて支えてあげる
魚は釣り上げられると天地の判断がつかず仰向けになってしまうことがあります。この場合は泳ぎ始めるようになるまで水中でそっと手を添えて待ってあげるようにします。
そのうちに元の通り泳ぎ始めるはずです。その時が来るまで根気よく待ってあげましょう。
呼吸のサポートをする
魚はファイトによってかなりの体力を使っています。よってなかなか泳ぎ始めないこともあるので、その時は手で支えながら上流の方へ魚の頭を向け、新鮮な水が魚の口に当たるような状態を作ります。
そしてそのまま前後にゆっくり魚体を動かしてみてください。
イトウも該当する日本の3大怪魚とは
日本には3大怪魚といってある意味伝説的に語られる魚が存在しています。
限られた地域でしか出会うことのできない限定的な面や、メートルオーバーという巨大性、また一度見たら目に焼き付いて忘れられない独特な風貌は主に釣り人にロマンを抱かせる人気があります。イトウの他、どんな魚がいるのか解説します。
アカメ:人の背丈は優にある巨大魚
スズキの仲間であるこの魚は黒潮に面している西日本の太平洋側のみに生息する日本の固有種です。名前の通りライトを当てると目が赤く光る不気味な一面を持っています。
食味はスズキのような白身をしており淡白で食べやすいのが特徴です。がしかし、説滅危惧種に認定されており現在宮崎県では捕獲を禁止しています。
最長記録は全長131cm
2016年に高知県で釣り上げられたアカメは体長が131cmで重さ39kgあり、重量としては最高記録となっています。
また、ある川漁師の話の中には「人の背丈ほどあった」という証言が複数あり、150cmオーバーがいる可能性も十分に含んでいます。なお、こちらにさらに詳しくアカメについて書かれた記事があります。
ビワコオオナマズ:日本固有の巨大ナマズ
その名前の通り琵琶湖に生息するナマズの一種です。近年では琵琶湖以外でも淀川水系の河川にも生息することがわかっています。
積極的に魚を食べ、さらにはブラックバスなどの外来種を食べることができるので生態系の環境維持にも一役買っている存在ともいえます。
巨大ゆえ?食味はあまり良くない
雌の方が大きくなる傾向があり大型で体長は最大120cm、体重は20kgにもなります。食べると独特の臭みがあるため食用には向かず、漁業関係者は狙っては捕獲しません。
よって釣り上げられるのみとなっており個体も多いので3大怪魚の中ではもっとも釣りやすいといえます。なおこちらにも詳細な記事があるのでよかったらご覧ください。
イトウは日本最大の淡水魚
食べればトロのような食感で人々を魅了し、釣れば強烈な引きでアングラーを興奮させる、イトウは大変魅力的な魚です。ただし天然物は希少であることも忘れてはいけません。
釣り上げたいという気持ちに固執せず、ぜひ北海道の大自然の風景を楽しみながら優しい気持ちで挑んでみてください。最後に別の詳しいイトウに関する記事を紹介します。
アカメに関する記事はこちら
ビワコオオナマズに関する記事はこちら