魚の様子を見て、何度か突き刺して、魚の口が開いてエラが開き、暴れなくなったことを確認しましょう。バタバタ暴れているうちは、気絶はしていないので注意です。
中締めもおすすめ
他にも、エラの内側からこめかみの方に突き刺して脳死させる方法もあります。ただし、魚が飛び跳ねることもあるので、しっかり魚を固定させて、処理すると怪我の心配もありません。
おすすめのピック(神経締めワイヤー)
- 神経絞めセット ロング
- ワイヤー:径Φ1.2mm
- ワイヤー長さ:800mm
- ニードルパイプ長さ:90mm
- 魚種:大物青物《ルミカ 神経絞め》
魚が暴れても形状記憶ワイヤーのため、使えなくなることがなく、サビにくい材質です。持ち運びに便利で曲げて携帯できるのでおすすめです。
魚の血抜き方法のポイント:その②エラを切る
この処理をすることで一気に血が抜けていきます。切るときは周囲に汚れるとまずいものがないか確認して行うようにしましょう。
エラの中の膜をそぐように切る
動画の4:10〜を参考にしましょう。地面に魚を置いた状態で鰓を持ち上げて、中の部分にハサミやナイフを入れて、削ぎ取るように切ります。
一番内側の膜だけを切るようにしましょう。背骨の血管部分までグリグリと切り込みます。
血の飛び散りに注意!
エラを切った時に、魚の中の血がたくさん出てくるので、地面を汚します。服や周囲に汚れるといけないものを置かないようにしましょう。血が顔に飛び散ることもあるので注意です。
魚の血抜き方法のポイント:その③水に浸して血を抜く
②の工程だけでも血がたくさん出ますが、それだけでは完全に血をぬくことができません。水に浸して中に残っている血を完全に抜きましょう。
バケツに海水を汲み、魚を揺らす
動画の4:55〜です。持ってきたバケツに海水を汲み取り、魚のくちばしを持ちながら水の中で揺らしましょう。一番最初はすぐに血の色に染まってしまうので、この作業を何度か繰り返します。
血の色がなくなるまで、水を交換する
水に血がにじまなくなるまで、海水を汲み取りながら血抜きをします。ここで手間だと諦めてしまうと、中に血が残った状態のままになるのでしっかり交換することが鮮度を保つコツになります。
魚の血抜き方法のポイント:その④神経締めをする
神経締めをすることで、鮮度をより保つことができるので、こちらも血抜きと一緒にしてしまいましょう。慣れてしまえば難しくない作業なのでポイントを説明します。