短い怖い話13選!子供にもおすすめのゾクッとする怖い話

返してくださいね

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ある大学の心霊研究部の男女5人が、一家心中したという家を訪ねました。家に着くとそこにはほとんど廃屋となった一軒家が建っていました。仮に佐藤さん宅とします。彼らは家の中に忍びこみ、ビデオカメラを回しながら部屋を回りました。ふざけて「佐藤さん、お邪魔しますね」「ここは台所ですか?」「トイレ借りていい?」等と話しながら。

しかし、途中で女の子の1人が怖くなってしまい引き返す事にしました。5人は「おじゃましました〜」と挨拶して家を後にしました。帰りの車の中でも残りの4人はふざけていました。話が盛り上がる中「そういえば」と1人の女の子が古びた指輪を取り出してみんなに見せました。「あの家で見つけたの。記念になると思わない?」。

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後日、5人はビデオテープを再生して何か映っていないか確認しました。結果、そこには何も映ってはいませんでしたが、5人は絶句しました。5人以外には誰も映っていないのに、こんな音声が混じっていたからです。「佐藤さん、お邪魔しますね」「お待ちしてました」「ここは台所ですか?」「そうですよ」「トイレ借りていい?」「いいですよ」

その時です。5人の携帯が一斉に鳴り出しました。一瞬みんなパニックを起こしましたが、落ち着いて全員電話に出てみました。すると、5人中4人は無言電話。しかしただ1人、指輪を取った女の子の携帯から聞こえてきたのは「佐藤ですけど…指輪、返してくださいね…」

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死者から電話がかかってくるというだけでも恐ろしいですが、加えてこの女の子は指輪を返すためにまたあの家に出向かなければなりません。そこでどんな目に遭うかはわかりませんが、返さなければもっと悪い結果を招くでしょう。ふざけて心霊スポットを訪ねたり、その場にあった物を持ち帰るのは危険ですので絶対にやめましょう。

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全体的にさらっと終わる事で余韻を残し、怖さを助長させる怪談となっています。誰かに話して聞かせるときは短いので技量が要りますが、すぐに話せるという利点もあります。いくつかストックしておけば家族や友人で旅行に行った時など様々な場面で盛り上がることが出来ますので、是非活用してみてください。

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