キュウセンのおすすめの食べ方⑥一夜干し
旨味が凝縮されるので塩焼きよりも好きという人も多い一夜干しもおすすめの食べ方の1つです。普通の焼き物に飽きた人や、普段から干物が好きな人にはおすすめです。塩味が入った白身は適度に引き締まっていてまた違った発見ができます。
キュウセンの干物の作り方
背開きにしたものを一度塩水に2〜3時間浸けます。水から上げたらしっかり水気を拭き取ってすぐに干さない場合は冷蔵庫で保存します。日が暮れたら風通しの良い場所に専用の干し吊り棚を使に並べて干します。約1日干してみて表面から水分が飛んでいれば完成です。
材料とワンポイントアドバイス
- キュウセン あるだけ
- 塩 大さじ1と1/2
- 水 500ml
(引用:クックパッド)
干す作業がもっとも重要になってきます。夏場であれば高温多湿、直射日光が当たる場所は避け、日陰で風の抜けが良い場所に干します。それでも腐敗が心配な人は大さじ1ほど塩を多めに加え、少し濃い塩水で浸けるという対策もあります。
美味しい作り方
ぬめりやウロコの処理をしたら背開きにして流水に当ててよく洗います。特に内臓の部分は血合いも多いので入念に洗い、水気もしっかり拭き取りましょう。塩水を作り2〜3時間浸けた後、水気を拭き取ってあとは干すだけです。外観からは想像できないほど透明感のある美しい白身に仕上がります。詳細なレシピはこちら
キュウセンをおいしく食べるための裏技
短所があるとすれば「ぬめりが気持ち悪い」ところと「磯臭さ」が他の魚に比べてつよいところなど、この2つが上げられる魚ですが、処理の方法さえ間違わなければ十分おいしく食べることができます。ここでは下処理の方法の裏技を紹介します
ぬめり対策
ぬめりは体を保護するものであり、魚が生きるためには欠かせない組織の一部になっています。がしかし、ぬめりを取り除かないとウロコも取れないし、捌くのも大変です。定番は塩もみですが他にも良い方法がないものかとお悩みの方は以下を参考にしてみてください。
ぬめり対策:氷水
塩もみをするのも嫌だという人は熱湯を全体にまわしかけてから、即座に氷水の中へ投入してみましょう。これはアナゴで使われるぬめり取りの方法です。氷水に入れると表面のぬめりが固まるのであとは包丁でこすれば簡単に取れます。ただし刺身で食す場合にはあまり適しません。
ぬめり対策:米ぬか
タコでよく用いられる方法です。タコは塩で揉むことにより身が固くなる性質があり、それを防ぐために米ぬかが使われます。ボールに魚と米ぬかを入れこすり続けると徐々に泥のように米ぬかがダマになってきます。そしたらこれをきれいに洗い流せば完了です。