【メガネウラ】最大75cmの巨大トンボはなぜ絶滅した?その理由と特徴まとめ

メガネウラは恐竜よりも昔の地球に生きていた巨大なトンボです。原始的なトンボの為現代のトンボとはまた違う生態をもち、当時は最強クラスのハンターとして食物連鎖の上位に立つ王者でした。今回はメガネウラの基本情報や化石、モチーフにした怪獣までメガネウラの大特集です!

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実在した古代の巨大トンボメガネウラ

皆さんはかつてこの地球上には、古い昔巨大な蜻蛉(トンボ)が生息していました。その名は「メガネウラ」であり、想像するような巨大怪獣さながらの、大きさと見た目をしていたそうです。今回はそんな絶滅してしまった昆虫について解説していきます。

絶滅した史上最大の昆虫

まず生息していたのは今からおおよそ、3億年も前の地球です。そして史上最大といわれるその身体の全長はというと、なんと役80センチメートルもあったの言われています。今現在も生息している蜻蛉のはるかに大きいです。野球バットくらいの大きさとイメージしていただければ、その大きさもつかみやすいでしょう。

今回は古来に絶滅したとされる昆虫であるメガネウラをテーマに記事を書いていますが、サーベルタイガーという虎もかつての地球上で生息していましたが、同じく絶滅の道をたどってしまいました。そんなサーベルタイガーについて気になる方や、興味のある方はこちらをご覧ください。

いろいろな呼び方

そんな巨大蜻蛉にはいろいろな呼び名が存在するのです。日本では「ゴキブリトンボ」とも呼ばれ、また古代ギリシア語では「メガース」とも呼ばれます。中国語も私たちが使う漢字で表され、そのままでイメージしやすく「巨脈蜻蛉」と呼ばれているのです。

メガネウラの特徴

そんな過去に実在したモンスター級の巨大蜻蛉の特徴について、こちらの見出しで解説していきます。分かりやすくその特徴を理解していただくためにも、今現在地球上で生息しているような、一般的な蜻蛉と比較してお話ししていきます。

特徴①現代のトンボとの違い

現代の蜻蛉は呼吸をする場合気管を使うのに対し、肺を使って呼吸していたといわれています。また現代の蜻蛉は、比較的穏やかな性格をしていますが、メガネウラはとても狂暴かつ獰猛な生物だったとされています。

特徴②飛び方

先ほど解説したとおり、この蜻蛉には肺が備わっているため、大きな呼吸器官を備えているので、大空を勢いよく滑空できたとされています。しかしその場所を維持したまま飛び続ける、いわゆるホバリングはできなかったとされています。

特徴③エサにしていたもの

かつての古い地球に生息していた、爬虫類をはじめとするいろいろな生物や自らと同じ種族さえも共食いしてしまうような、強烈な食性を持っていたとされています。肉食であるため、もし我々人間がその時代に生きていたのなら、私たち人間さえも捕食対象とみなしていたかもしれません。

特徴④交尾が特殊?

先ほどご説明した通り、この種族はお互いを食べてしまうような食性を持っているため、交尾の最中も相手を捕食してしまう可能性があるのです。そのため雄が雌を何らかの衝撃で気絶させて、雌は気絶したまま交尾を行ったとされています。また生殖器は尾の部分についています。

メガネウラのヤゴについて

ヤゴというのは蜻蛉類の幼虫のことであり、そんな巨大蜻蛉のヤゴはどんな生態であったのか、そのことについてこの見出しで解説していきます。現代の蜻蛉のヤゴも成虫とは大きく違う見た目を持っています。

想像されている情報

なんと昆虫でありながら「えら」を備えていたとされています。ヤゴ時代は完全に水の中で生活していて、小さな稚魚などを食べて暮らしていたとされています。しかし遊泳することはできず歩行して動いていたそうです。

またロケットのように勢いよく体内に取り込んだ水を吐き出し、そのパワーで瞬間的に早い動きをしていたとされています。獲物を捕食する際は、長い舌を一瞬で伸ばして獲物を仕留めて、成虫ともども、生きていた時代では上位の捕食者として君臨していたと言われています。

メガネウラが絶滅した原因

そんな古来の狂暴な空の王者は、何故絶滅してしまったのでしょうか?その疑問について解説してきます。大地の王者として君臨していたティラノサウルスもまた絶滅の道をたどるように、この巨大蜻蛉もまた絶滅してしまったのです。

自然環境の変化に対応しきれなかった

ズバリ自然環境の変化に対応しきれなかったとされています。つまりは酸素が薄くなってしまい、生命を維持できなくなってしまったり、生活していた森林や草原というフィールドが海と化してしまうなど、環境に適応できなかったため絶滅したと言われているのです。

メガネウラが生きていた時代

そんな最強の昆虫が生きていた時代はいつ頃なのでしょうか?当然遥か昔の事なので、どれくらいなのかイメージ付きずらいはずです。どのくらいの期間であるか、この地球上に生息したのかを合わせて解説していきます。

ペルム紀

期間としてはおおよそ3億年前から2億5千年前の間であり、そのころに、だんだんとさまざまな植物や爬虫類、哺乳類などがこの地球上に生まれて、生息していたとされています。ペルム紀が始まったころにはとても寒い気候でしたが、だんだんと現在のように暖かくなったとされています。

仲間は石炭紀~ジュラ紀初期まで

石炭紀というのは先ほど解説したペルム紀の前のことです。そしてジュラ紀というのはもう少し後の年代で今から約2億年も前のことですが、この気が遠くなるような、長い年月をその種族の仲間と呼べる生物が生息していたのです。

メガネウラの化石

古代生物が生息していた、という有無はどうやって立証されるのか、それは皆さんが知っているような化石が発見されるかということになります。この種族もまた、この地球上のある場所で化石が発見されたのです。

フランスではじめて発見される

初めて化石が発見されたのは19世紀後期、フランス国内の中部にあるアリエという場所で発見されました。その地域の断層から羽の化石が発見されて、その後ヨーロッパ各地でたくさんの化石が次々と発見されたのです。

アメリカで最大個体の化石を発見

今からおおよそ80年前にアメリカのオクラホマ州で、一番大きいとされる最大個体の化石が発見されました。このようにかつての地球上では、色々な大陸、広い各地で分布して生息していたということが分かります。

メガネウラは怪獣のモチーフになっている

そんな巨大蜻蛉は巨大怪獣のモチーフになっているのです。もしかしたら読者の皆さんの中には、実際に日本の特撮映画で見たことがある方もいるのではないでしょうか?具体的にどんな映画で登場するかを解説していきます。

東宝特撮映画怪獣「メガヌロン」

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