【メガネウラ】最大75cmの巨大トンボはなぜ絶滅した?その理由と特徴まとめ

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この映画ではメガネウラの幼体であるヤゴが、そのまま題材となっている作品であり、腕の部分が大きなハサミとなっています。そして全長は8メートルで、重さはなんと1000キログラムもあります。このメガヌロン作品を見て、その巨大蜻蛉のヤゴの存在をトラウマと一緒に知った方も多いのではないでしょうか?

登場する映画①「空の大怪獣ラドン」

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こちらの映画では序盤に、先ほど説明したメガヌロンが登場して、人々や街を壊滅的に追い詰めたり襲うのです。しかしながら後半にはそのメガヌロンがタイトルにもなっているラドンという怪獣に食べられてしまいます。

あらすじ

日本の九州地方のとある地下の洞窟で卵で長い月日を眠っていたラドンが生まれて、日本中で大暴れする。一方で炭坑に巣を作ったヤゴであるメガヌロンにより数多くの犠牲者が発生し、炭坑技師は事件の真相を突き詰めるため調査を始めるのだが・・・

おすすめポイント

今から70年も前の映画とは思えない、ストーリー構成と迫力ある映像を楽しめます。昔の映画ということもあって、少々色褪せてはいますが、そこがまた雰囲気を出して良い映像となっているのです。メガヌロンとラドン、二つの怪獣を一緒に楽しめる、2倍面白い作品となっています。

登場する映画②「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」

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あの世界的に有名なあの国民的怪獣ゴジラとメガヌロンが成体になった姿の更に進化系である、メガギラスが対決するという映画なのです。ネームパワーもさることながら、その二つの怪獣は見るものを恐怖させ圧倒させるのです。

あらすじ

莫大なエネルギーを狙って、ゴジラが日本に上陸してしまい、二人の優秀なエンジニアがそれに立ち向かい、奮闘するのだが、ひょんなことから、あのメガヌロンの生体であるメガギラスがゴジラと対決するといったあらすじになっています。

おすすめポイント

ゴジラシリーズでは24作品目となる今作では、ゴジラVS巨大昆虫型怪獣という構図が、迫力ある映像で見ることができるのです。メガネウラがよりリアルになって生体として登場する姿は、ファンの人は必見と言えるでしょう。

こんなのもいた!古代の巨大な虫

今現在の地球上に生息している、昆虫は我々人間やほかの生物に比べてもかなり小さいものばかりですが、太古の地球では、現代の昆虫よりもはるかに大きい昆虫が数多く存在していたのです。そんな巨大な虫たちをご紹介していきます。

アースロプレウラ

その見た目は巨大なダンゴムシのようで、たくさんの関節からなる身体を持っています。ヤスデというムカデと瓜二つの生物の祖先ともいわれており、その大きさは2メートルを軽く超えていたとされています。アメリカの各州で化石が見つかっているのです。

アプソロラッティナ

なんとこの品のあるカッコいい名前からは想像つかないと思いますが、この絶滅した巨大な虫の正体はなんと、ゴキブリなのです。どれくらい大きかったかと言いますと、0.5メートルはあったとされています。何とも信じがたいですが、我々人間の赤ちゃんよりも大きいということなのです。

サウロフティルス・ロンギぺス

こちらはゴキブリと同じように我々の人間が住む、住居環境で多く生息しているといわれる害虫である、巨大なノミのことであり、通常であれば眼にもとらえることができないほどの小ささですが、このサウロフティルス・ロンギぺスはなんと2センチメートルもあったとされています。それでも意外と小さいです。

ウミサソリ

サソリの祖先と知られているウミサソリの全長はなんと2メートル以上もあったとされています。シルル紀には、そのウミサソリを捕食とする生物が地球上にいなかったため、実質的に生物の頂点に立っていたとされています。

メガネウラの様な巨大昆虫は現在に存在しないの何故?

何故今現在の地球上では、メガネウラの様な巨大昆虫が存在しないのでしょうか?その理由についてこのコラムで解説していきたいと思います。生物科学者のなかでも、はっきりとその理由や要因について解明されておらず、あくまでここでお伝えする内容も、説の一つだということを理解しておいてください。

現在の世界最大の昆虫

今現在の地球において世界最大の昆虫は「ジャイアントウェタ」と呼ばれる虫、全長は役0.1mで重さは80グラムとされています。手のひらに乗せるとちょうど収まりきるくらいの大きさで、過去に生きていたといわれる巨大生物にくらべると、スケールが小さくなります。

今現在の地球に実際生息している、世界最大級のクモはなんと鳥すらも捕食してしまうほどの、大きい体を持っていて、足を広げれば0.2mにもなるといわれているのです。そんな巨大グモ・ゴライアスバードイーターについて気になる方や興味のある方は、是非こちらの記事をご覧ください。

酸素濃度の変化によるものか?

かつてメガネウラが生息していた、ペルム紀などのはるか紀元前もまえの地球上では、酸素の濃度が今よりも役10%も多かったとされています。そのため酸素を取り入れる肺や気管などが大きくなくては行けなくて、それに伴い身体も大きかったということなのです。つまり酸素濃度が低くなるに比例して、身体も小さくなったという説があります。

人工的にメガネウラを作ることは可能か?

現代の進歩した科学技術を駆使して、遺伝子組み換えや化学薬品などを使えば、巨大なメガネウラのような蜻蛉を作ることができるのではないでしょうか?そんな疑問や作ってみたいという探求心は誰にでもあるはずです。

実際にアメリカの学者が試みた

実際にアメリカのアリゾナ州にある大学の教授率いる研究員たちが、はるか昔デボン紀やペルム紀の様な自然環境の下で、トンボを飼育すればメガネウラのように巨大な昆虫が作れるのではないか?と巨大蜻蛉を生成することを試みたのです。

実際の環境を作り巨大な蜻蛉を作ることができた

実際の環境とは酸素濃度の事で、今現在ではありえないほど酸素濃度を10パーセントほど高めて、その環境で生まれてヤゴから成体まで育てたのです。そして餌となる生物も大きいものや量を増やすなど、試行錯誤をして育てた蜻蛉は、一般的な蜻蛉の1.2倍ほど大きい個体を生成することに成功したのです。

巨大な生き物はロマン

今回はかつて地球上に実際に生息していた、巨大な蜻蛉であるメガネウラについて、どんな生き物であったかを記述していき、またそのメガネウラがモチーフになっている巨大怪獣映画や古来に生息していたほかの巨大な昆虫も紹介していきました。

古来の地球上には、巨大な昆虫が数多く存在していたことも皆さんに知っていただけたかと思います。そんな巨大な生き物たちは、見るものを震え上がらせ、また圧倒します。もし今現在の地球上に生息していたら、どんな猛威を振るっていたでしょうか。そんな想像を働かせる巨大生物はまさにロマンと言えます。

巨大グモ・ゴライアスバードイーターについて関する記事はこちら

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