先ほどご説明した通り、この種族はお互いを食べてしまうような食性を持っているため、交尾の最中も相手を捕食してしまう可能性があるのです。そのため雄が雌を何らかの衝撃で気絶させて、雌は気絶したまま交尾を行ったとされています。また生殖器は尾の部分についています。
メガネウラのヤゴについて
ヤゴというのは蜻蛉類の幼虫のことであり、そんな巨大蜻蛉のヤゴはどんな生態であったのか、そのことについてこの見出しで解説していきます。現代の蜻蛉のヤゴも成虫とは大きく違う見た目を持っています。
想像されている情報
なんと昆虫でありながら「えら」を備えていたとされています。ヤゴ時代は完全に水の中で生活していて、小さな稚魚などを食べて暮らしていたとされています。しかし遊泳することはできず歩行して動いていたそうです。
またロケットのように勢いよく体内に取り込んだ水を吐き出し、そのパワーで瞬間的に早い動きをしていたとされています。獲物を捕食する際は、長い舌を一瞬で伸ばして獲物を仕留めて、成虫ともども、生きていた時代では上位の捕食者として君臨していたと言われています。
メガネウラが絶滅した原因
そんな古来の狂暴な空の王者は、何故絶滅してしまったのでしょうか?その疑問について解説してきます。大地の王者として君臨していたティラノサウルスもまた絶滅の道をたどるように、この巨大蜻蛉もまた絶滅してしまったのです。
自然環境の変化に対応しきれなかった
ズバリ自然環境の変化に対応しきれなかったとされています。つまりは酸素が薄くなってしまい、生命を維持できなくなってしまったり、生活していた森林や草原というフィールドが海と化してしまうなど、環境に適応できなかったため絶滅したと言われているのです。
メガネウラが生きていた時代
そんな最強の昆虫が生きていた時代はいつ頃なのでしょうか?当然遥か昔の事なので、どれくらいなのかイメージ付きずらいはずです。どのくらいの期間であるか、この地球上に生息したのかを合わせて解説していきます。
ペルム紀
期間としてはおおよそ3億年前から2億5千年前の間であり、そのころに、だんだんとさまざまな植物や爬虫類、哺乳類などがこの地球上に生まれて、生息していたとされています。ペルム紀が始まったころにはとても寒い気候でしたが、だんだんと現在のように暖かくなったとされています。
仲間は石炭紀~ジュラ紀初期まで
石炭紀というのは先ほど解説したペルム紀の前のことです。そしてジュラ紀というのはもう少し後の年代で今から約2億年も前のことですが、この気が遠くなるような、長い年月をその種族の仲間と呼べる生物が生息していたのです。