アルビノの美しい人や動物をご紹介|活躍して強く生きる裏には苦悩も

アルビノは美しいと思いませんか?元が白くない生き物が白いと神々しいまでの魅力を感じます。しかし、同時にアルビノに生まれたことによる苦悩もまた問題です。今回はアルビノの美しい人を紹介すると同時にアルビノが抱える問題について考えたいと思います。

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大学、大学院を獣医学部にて過ごし、養った知識と共に、興味あふれる内容をお届けします。
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アルビノの美しい人と動物をご紹介

「アルビノ=白」として認識している方が殆どではないでしょうか。そして何といってもその現実離れした美しい姿はファンタジーから飛び出してきたような錯覚も覚え、ついつい見入ってしまう事も少なくはありません。この記事ではそんなアルビノの美しい人や動物をご紹介させていただきます。

アルビノとは

アルビノとは動物学上でメラニンと言われる色素成分を先天性に作れない人や生き物の事をいいます。美しい見た目を持つアルビノは遺伝性疾患として病名としての言葉です。生きている動物の体内で不要なものは作られていません。つまり、メラニンも生きる上で重要な働きを持っているのです。

そのメラニンを作れないアルビノは、それ故に強いられる生命活動への不利益もあります。そういった人知れない苦労の末に生まれ持った美しさがあるということを、私たちは念頭に置いておかなければいけないのです。

アルビノの症状

アルビノが白いというイメージになっているのは、その毛の色や皮膚の白さによるものです。本来色を有するはずの組織で色素が作られず、プラチナブロンドのような色に特徴づけられています。メラニンが不足すると紫外線への抵抗がなくなり、視力にも影響を及ぼすとされています。

アルビノの美しい人①

ナスチャ・クマロヴァさん

アルビノモデルとして日本でも有名なナスチャ・クマロヴァさんはモスクア生まれのロシア人です。ご本人も二本が大好きと公表しており、自信のインスタグラムでは日本アニメのコスプレ写真の投稿も行われています。

インスタグラマー

インスタグラマーとして自信の写真を投稿しており、5000件近い投稿にフォロワーが10万人にも及ぶ大手のインスタグラマーです。アルビノモデルとしての自身の姿や、ナスチャさんの日常などを細かに投稿されています。

エルフの女王

元彼が撮った写真がスカウトマンの目に留まった事からナスチャさんのモデル人生が始まったと言われています。有名雑誌Vogueでのモデル活動をもとに、その美しすぎる姿から「エルフの女王」とも別称として呼ばれています。

アルビノの美しい人②

ディアンドラ・フォレストさん

ニューヨークのブロンクス出身のディアンドラさんは現在もアルビノモデルとしてご活躍されています。両親が共にアフリカ系の、アフリカ系アメリカ人のアルビノです。17.000人に1人の確立とされるアルビノですが、ディアンドラさんの弟もアルビノで、遺伝性疾患では起こりうることです。

苦しい過去

幼い頃からその見た目により街中でも子供から大人まで後ろ指をさされ、学校ではいじめにあう日々を過ごしていたディアンドラさん。アルビノという他の人とは違う見た目に苦しめられている人はとても多く、周囲の理解が必要となっています。

初めてのアルビノモデル

差別に苦しむ中、家族や友人に支えられ、18歳で大手モデル事務所と契約し、初めて大手事務所と契約したアルビノモデルとして今もなおその美しい見た目でモデル活動を続けられています。現在は別の事務所でモデルを続ける一方で2児の母としてもご活動されています。

アルビノの美しい人③

アヴァ・クラークさん

アフリカ系アメリカ人の両親を持つアヴァさんは白い肌、ブロンドの髪、特徴的なアッシュグリーンの瞳を持ち、生まれてすぐにアルビノであることがわかったとされています。8歳のころよりファッション誌などのモデルとしても人々を魅了しています。

アルビノの美しい人④

タンド・ホバさん

現在はモデルとして活動しているタンドさんですが、アルビノという自身の見た目を克服するまでは常に長袖を着用し、人目を気にする生活を送っていたと言います。南アフリカで育ったタンドさんは幸運の証だと見知らぬ人に抱き着かれたり、縁起が悪いと罵られるという差別も経験してきたのです。

そんな中、タンドさんはヨハネスブルグで弁護士として働いており、モデルへの勧誘は幾度となく断りを入れていました。しかし、彼女の心を動かしたのは一人のファッションデザイナーとの出会いや、「アルビノに対する人々の認識を変える」という彼女の性格によるものではないでしょうか。

アルビノの美しい人⑤

ショーン・ロスさん

珍しいアフリカ系アメリカ男性のモデルとして世界が注目を集めており、ダンサーとしても活動されているショーンさは、ニューヨーク ブロンクス区出身です。モデルとして数多くのコレクションへ出演する以外にもビヨンセなど有名歌手のMVにも登場しています。

そんなショーンさんですが、他のアルビノ同様幼い頃にはいじめにも合っていました。しかし、その美貌を武器に今では大きな舞台に立ち、自身が同性愛者であることも公に公言しており、苦しい経験を糧にして今も強く生きる姿を世界に発信し続けています。

アルビノの美しい人⑥

スティーブン・トンプソンさん

アメリカ出身のスティーブンさんはアルビノモデルとして今もなおご活躍されています。透き通る白い肌にプラチナブロンドの髪を持ち、立派な髭も特徴的です。自身のインスタグラムでは日常の一面を数々収められており、堂々たる姿で世界を魅了されています。

アルビノの美しい人⑦

ジョニー・ウィンターさん

ブルースギターリストのジョニーさんはアルビノで生まれ、ギターリストとしての才能を持ち、百万ドルのギターリストとして名を轟かせていました。そんなジョニーさんの生涯を描いたドキュメンタリー映画「ダウン&ダーティー」も公開されており、アルビノとして生きるという事を考えさせられる作品となっています。

アルビノの美しい動物①日本

アルビノとして真っ白な神々しい姿を持つ動物は日本にも生息しています。その浮世離れした見た目から昔ばなしなどにも取り上げられている事の多い動物で、古くから人の目には変わらないアルビノへの特別視があった事も示唆されます。

シロヘビ

「岩国のシロヘビ」として知られている山口県棲息のヘビですが、アオダイショウという種類のヘビのアルビノです。本来は深い緑色をしているアオダイショウですが、高頻度でアルビノが出現するとされ、古くから「神の使い」として大切に扱われてきた歴史もあります。

シロウサギ

日本でも数多くみられるシロウサギも実はアルビノの一種です。ウサギは古くから実験動物として扱われており、アルビノの特徴としての白は結果が見やすいとされ、アルビノ同士での交配が続けられた結果とされています。現在では生物的にも弱い個体が排出されてしまうとし、アルビノ同士での後輩は法律で禁止されています。

弁天ナマズ

琵琶湖や瀬田川といった日本の一部に棲息する固有種であるイワトコナマズは「弁天ナマズ」の呼び名を持ち、全身が黒いイワトコナマズの中でアルビノである、赤や黄色の色をした個体も見つかっている。様々な種でアルビノが確認されていますが、弁天ナマズはアルビノの出現頻度が高い特徴を持っています。

アルビノの美しい動物②海外

海外でも沢山のアルビノの動物が発見されており、その神々しさ故に写真に納めに海外旅行へという方も少なくはありません。ここでは今まで発見されている動物のアルビノに関してもご紹介させていただきたいと思います。

ライオン

TaniaVdB / Pixabay

しばしライオンのアルビノはホワイトライオンと混同されがちとなっています。日本にもホワイトライオンを飼育している動物園がありますが、ホワイトライオンは「白変種」という分類でありアルビノではありません。見分け方はアルビノ特有の赤い目を持つかどうかで見分けることが可能です。

サイ

灰色のボディで一般的に見慣れているサイの中にもアルビノが確認されています。グレーのサイと共に生活している姿は1匹が際立って見え、特別な存在としてアルビノの神々しさが増しているように見えます。

シカ

シカの中のアルビノはニュースで話題になった動物でもあります。地元民から愛されていた1匹のアルビノのシカはハンターにより狩猟されてしまい、そのハンターが大きなバッシングを受けているというニュースです。アルビノは特別他よりも目立ち、時には命が狙われやすくなる事が示唆されています。

ワニ

アルビノのワニは生まれる確率がとても低く、世界中にも20匹ほどしかいないとされています。そんな希少なアルビノのワニはフランスのワニ園で2匹飼育されています。一般公開されていることもありますが、環境に対する適応力も低いため、人の飼育のもとでないと存続できない命なのかもしれません。

トナカイ

トナカイのアルビノも中々生まれる事がなくとても希少だとされていますが。飼育繁殖場でアルビノのトナカイが生まれたという報告や、野生のアルビノのトナカイと雪景色のような神秘的な写真も撮られており、その姿はまるで森の精霊のようだとの声も上がっています。

どうしてアルビノを美しいと感じるのか?

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