「動かない鳥」ハシビロコウはなぜ動かない?魅力いっぱいのその特徴をご紹介!

以前はコウノトリ目ではないか、またはその他ペリカン類かもしれないという話もあり謎多かったハシビロコウですが、最近になり発達した動物学からDNAからサギ類ではないか、という諸説が出ています。ただペリカン目である存在から未だに解明されていない、謎が多いのもハシビロコウの魅力と言えるでしょう。

ハシビロコウは絶滅危惧種?

その人気は動かない鳥が珍しい、謎めいていて面白いだけではありません。残念なことにハシビロコウは、農地の開拓が進んでいることや、アフリカでは特に湿地帯が多いことから、ワシントン条約で絶滅危惧種Ⅱ類の動物とされています。

人間の力で何とかならないのか、と自然に任せず人間を頼ろうとも、飼育が非常に困難で今の時点では日本で繁殖された、という例はありません。

「動かない鳥」ハシビロコウの魅力

見ていてもなぜ飽きないのか、そこには睨めっこできるだけではない魅力が備わっているからです。凛々しい姿で立っているハシビロコウは、ただ狩のために立っているからではありません。

表情豊かで愛嬌たっぷり

険しい顔のようにしているハシビロコウですが、よく見ていると表情に変化があります。実はその凛々しさだけではなくお茶目と言えるその可愛さが愛嬌たっぷりといえます。表情が豊かに変わるので、ジッと見ているとその怒ったような状態からの変化が楽しいからです。

ギャップがある表情の変化は、思わず怖さから打って変わって吹いてしまうでしょう。一瞬見ただけでは分からないその愛嬌たっぷりの光景が、誰もが魅入られてしまうと言えます。

実は意外と動く

一瞬では分からない姿ですが、動かない鳥とされていても長い目で見ていると動くこともあります。たまにしか見られない、ちょうど見れた、など様々かもしれませんが、口を開けたり、羽を広げたり飛ぶなどするので見かけるかもしれません。

何のためにかと思うかもしれませんが、巣材を運ぶために飛び立ちます。突然動くこともあるので、出くわしたらまさにラッキーです。

こちらは巣材を運んでいる珍しい行動ですが、見るためにはそれこそ根気比べと言えるかもしれない光景でしょう。実際に姿を見たら驚くこと間違いなしです。

NEXT 魅力を堪能するには15分以上観察をしてみよう