蚊の寿命はどのくらい?気になるその一生や生態、刺されない為の対策も

大変たくましい虫なので、子孫を残すための彼らの生きていく術ではあります。一生のうちに何回吸血するのでしょうか?そんな彼らの実態に迫ります。

実は血を吸うのはメスの蚊だけ

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普段は樹液や花の蜜を好み吸って生息しています。メスが産卵のときだけ栄養を求めて人や動物の血液を吸い、卵を産む準備をします。

一生で血を吸う回数は約2〜3回

子孫を残していくため栄養豊富な血液を探して飛び回ります。これは皮膚の匂いや温度の違いから感知して吸血することが分かっています。一生のうちに2~3回ほど吸血した後、産卵を2~3回行います。

ちなみにオスの蚊は交尾するとすぐに死ぬ…

交尾を終えたメスが卵巣が発達してくるので、産卵のために吸血をして栄養を溜め込み卵を産みつけます。オスは役割を終えると一生を終えます。約1~2カ月の短い命なのです。

蚊に刺されるとかゆいだけじゃない!その害とは?

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実は私たちや動物の命を奪う恐ろしい害虫でもありました。毎年多くの人が感染症で命を落としています。どんな恐ろしい害があるでしょうか?小さな体に潜む実態に迫ります。

蚊は感染症を媒介する

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彼らは衛星害虫として代表的存在です。さまざまな血を吸っていることと、もともと病原菌をもっている虫なので多くの感染症を拡げる恐ろしい存在だったのです。

蚊が媒介する感染症の種類

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代表的な感染症としてマラリア、黄熱病、日本脳炎といった重度の障害が残ったり最悪の場合は命を落とすほどの病を発症させてしまうのです。あの小さな体からは想像もできないほど毎年多くの野生動物を死に追いやる悪魔だったのです。

感染症①マラリア

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亜熱帯地方で発症する感染症で、年間3億人近くの人が発症しています。インフルエンザのような症状を発し、適切な治療をすれば完治します。ただ予防法がなく海外で蚊に刺されないようにすることが大事です。

②黄熱病

アフリカ全域で流行しやすい感染症です。発熱に伴い黄疸が出ることから名づけられました。有効なワクチンがあるため海外へ行く際は予防として接種を推奨します。

③日本脳炎

日本脳炎ウイルスに感染しているブタなどを吸血した蚊が人間を吸血すると感染します。日本でも存在する感染症ですが現在は予防接種が義務化されているため自分で守れるようになりました。以前は脳障害を起こす重度な感染症です。

刺されたときの対処法について詳しく知りたい方は、こちらも良かったらご覧ください

そもそも蚊は日本にどれくらいいるの?

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命にかかわるような重篤な感染症をもたらす恐ろしい存在ではありますが、日本にはどのくらい生息しているのでしょうか?世界の蚊事情と日本の生息数をご紹介します。

世界には約3500種類の蚊がいる!

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凄まじい種類が生息していますが、そのほとんどはアマゾンなどの亜熱帯地域にいます。気温が高い場所を好むため、アフリカ地域で多くの感染症が拡散されています。

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