スイホウガンとは
これからだんだんと各地で祭りが開催され、屋台も増えてくる時期となり、その屋台の一つである金魚すくいは良き夏の風物詩でありますが、もしそんな金魚の中に今回ご紹介するスイホウガンが混じっていたら、ひと際目立つことでしょう。どういったことかわからないはずですので、その生物について順を追ってご説明していきます。
ふくらんだほっぺたがかわいい金魚
その正体は魚であり、そして金魚なのです。見た目は一般的に想像されるものとはかけ離れていて、その最大の特徴である、大きくふくらんだほほのように見える部分がかわいいのです。そのほほの正体もこの後お話しさせていただきます。
中国原産
私たち日本ではあまり見かけることはないですが、お隣の中国ではペットとしてポピュラーなのです。そして原産国も中国となっています。大きさはだいたい10センチメートル前後で、重さに関しても金魚と大差ないです。
この地球上には大きさは同じくらいですが、その体色や見た目が大きく異なる熱帯魚が数多く存在します。そのような熱帯魚でもひときわその体色を綺麗に輝かせるラミレジィという魚がいます。そんなラミレジィについて気になる方や興味のある方は是非こちらの記事をご覧ください。
スイホウガンのかわいい袋の中はどうなってる?
前述でご説明した通り、ひときわ目立つその大きな可愛いほっぺが魅力的な金魚ですが、その可愛いほっぺは一体何なのでしょうか?またその袋の中身はなにがつまっているのでしょうか?そんな疑問についてお答えしていきます。
眼球の角膜
我々人間やそのほかの生物たちの目の中には、透明でありピントを合わせる働きがある角膜が備わっています。実はその可愛いほっぺたの正体は眼球の角膜が肥大化したものだったのです。つまり厳密にいうとほっぺではなかったということなのです。
リンパ液が詰まっている
果たしてそのほっぺの様な角膜の中身は何が詰まっているのでしょうか?私たち人間の場合は涙でおおわれているそうですが、そのほっぺの様な角膜の中身にはアルカリ性であり淡い黄色の透明な、リンパ液がたっぷり詰まっているそうなのです。
スイホウガンの性格
果たしてそんなちょっと間抜けで愛着がわいてしまいそうな金魚の亜種とも呼べる存在は、どんな性格をしているのでしょうか?こちらの見出しではそんな性格や内面のことについて詳しく記述していきます。
動きが鈍くおっとり
その大きなほっぺゆえなのか、遊泳する時も実にスローで動きが鈍く、性格も同じようにおっとりとしているのです。しかしながらこれは抽象的、基本的な性格を表しているので、個体差によって中には全然違う個体がいるということも理解してください。
基本的におとなしい生物と言われていても、なかには狂暴な個体や、攻撃的な個体が生まれてくることも実際にあるようで、そういった際にはしつけを行える生物にはしつけをおこない、多頭飼いや混泳を避けたりして対策しましょう。
いじめられやすい
動きが鈍いため対照的である早い魚たちと一緒の水槽内で飼育してしまうと、追い掛け回されたり、つつかれたりしていじめられやすいのです。また鈍くてのろまなことから、エサもほかの魚たちに食べられてしまってありつけることができず、弱ってしまうことがあるのです。
スイホウガンの飼育方法①必要な道具
先ほどはその特徴的である、ほっぺや性格について説明してきましたが、こちらの見出しでは実際に飼育するために必要となる各アイテムをご紹介していきます。商品ページも掲載しておきますので気になる方やこれから飼育しようと思っている方は、参考にしてみてください。
必要な道具①水槽
金魚と同じように大変小さな観賞魚であるため、水槽も30センチメートルのものであれば事足りるでしょう。マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの方にもピッタリでおすすめのペットです。
後述で解説していきますが、実はこのスイホウガンは意外にも高価な生物で、値段が高いのです。そのためできることなら安全に健康に飼育したいはずですので、もしお金やスペースに余裕のあるかたは最初から一回り大きめの60センチメートルサイズの水槽を購入してもよいでしょう。
必要な道具②細目の砂利
金魚同様に砂利や砂を掘り返してしまう性質を持っています。そのため砂利や砂などに埋もれたりする事故のないようにきめ細かく細めの砂利などを選びましょう。水槽のサイズに合わせた内容量をお買い求めください。
何故金魚は砂を掘り返してしまうかと言いますと、性格は穏やかでおとなしいのですが、その小さな体とは反対に意外と力が強いのです。そのため無作為に砂や砂利を掘り起こしてしまうことがあるということなのです。
必要な道具③フィルター
観賞魚ということは同時に生き物なのです。つまり水槽内で生活していると、餌の食べかすやフンなどの影響により、水槽内の水質が悪化していくのです。ですからこちらの商品の様なフィルターが必須なのです。
どんな水槽でも水質管理を怠ってしまったりするとミズミミズが発生してしまうことがあります。このミズミミズがもたらす影響や駆除方法について気になる方がいましたら、こちらの記事をご覧になって参考にしてみてください。
必要な道具④硬い水草
金魚はその小さいカラダとは裏腹に、大変力強い生き物なのです。それゆえ砂利を掘り起こしたり、柔らかい水草を食べてしまうことがあるのです。金魚の仲間であるスイホウガンも同様であるので硬い水草を選ぶようにしましょう。
上記に記載しているAmazonで購入できる商品は硬い水草となっていてるので、そちらをお買い求めし手も問題ないです。どうしても柔らかい水草を用いりたい方は、なるだけ安価のものを購入して万が一のことに備えましょう。
スイホウガンの飼育方法②餌
先ほどは飼育するうえで必要となってくる必要最低限のアイテムをいくつかご紹介していきましたが、こちらでは生きていくための食料となるエサについて、どんなものを与えればよいかを解説していきます。
餌①人工餌
一般的なペットショップやホームセンターでも販売されている、金魚用の人工餌を主食にして与えることをおすすめします。簡単に入手できるのでエサに関しては問題なく仕入れすることができます。また1日最低でも1回は与えるようにしましょう。
餌②冷凍赤虫など
ほかにはおやつとして冷凍アカムシや水草などを適度に与えることもお勧めします。それらはネット通販でも販売されていますので、そちらからでもお買い求めできます。くれぐれも与えすぎには注意してください。