ご紹介した冷凍アカムシや食用の水草はほとんどの観賞魚が同じようにえさとして食すことができます。つまりは混泳させている場合、他の観賞魚たちに食べられてしまい、自身は満足にえさにありつけることができないこともありますので、その点はエサを与えた際にはよく観察して注意してあげましょう。
Contents
スイホウガンの飼育方法③注意点
飼育するうえで気を付けなくてはならない点や、注意点などをこちらで説明していきます。健康を維持するうえでも長生きしてもらうためにも大切なことですの、ぜひ理解して心がけるように意識してください。
注意点①混泳の組み合わせ
前にお話しした通り、少し大型の金魚や攻撃性のある魚と混泳させてしまうと、追い掛け回されたりつつかれたりして大変ストレスを感じてしまいます。ですから混泳させる場合は同型の大きさが同じくらいの金魚や、攻撃性のないおとなしい魚を選んであげてください。
注意点②袋が破けないようにする
飼育するうえで必要となるアイテム紹介の時に、硬い水草が望ましいと皆さんにお勧めしましたが、ほかのオブジェクトも硬いものを置けばよいかというとそうではありません。硬いごつごつとした岩などを置いてしまうと、そのシンボルであるほっぺたが当たって破けてしまう恐れがあります。そのため硬いものを水槽内に置くのはやめましょう。
スイホウガンの寿命
観賞魚で一番気になる要素と言っても過言ではないのが寿命についてですが、こちらの見出しではどのくらい生きながらえるのか、また最高ではどのくらいの年月を生きながらえることができるのかを皆さんにご紹介していきます。
通常5~6年
平均寿命は5~6年と言われています。意外と長生きしてくれると感じたのではないでしょうか?これは当然健康に支障をきたさない場合であったり、病気を患わない場合ですので、当然そのように健康上問題があれば、短命になる事を理解してください。
10年以上生きることも
きちんと注意点などを気を付け、水質管理や混泳などさせずに、健康を維持させて大切に育て場合は最高で10年以上も生きることがあるので。観賞魚ペットとして大切に飼育してあげ、長い間ともに過ごせるようにしましょう。
複数の魚と混泳させると、知らぬ間にストレスをかかえてしまったり、他の観賞魚たちにエサを食べられ自身はありつけず健康的に良くないこともあるので、10年以上生化してあげたいとお考えのかたは、一匹のみの飼育も検討してみてはいかがでしょうか?
スイホウガンの怪我や病気
先ほど健康上に支障をきたさない、病気を患ない場合は10年以上も生きるとご紹介しましたが、万が一怪我や病気を患う場合はどういったものが考えられるのでしょうか?そんな症状や病気について紹介していきます。
白点病
様々な観賞魚が多く患ってしまうのがこの白点病です。体の表面に文字通り白い点々ができる症状で、原因は水質悪化や急激な水温変化からストレスを感じてしまうことだといわれています。逆にそのようなケースを未然に防げば、白点病が防げるということになります。
袋が破れる
見るからに風船の様なそのほっぺは、ご想像通り大変柔らかくもろいものなのです。ですからごつごつとした岩や硬いオブジェクトにぶつかってしまうと袋が破れてしまう怪我を負う場合があるので、こちらも気をつけましょう。
先ほどの見出しでも説明いたしましたが、袋が破れるというのは怪我であり同時に事故なのです。破れてしまったら早急に薬浴などを投入するなどの処置を行いましょう。以前のようにほっぺが膨れて元に戻ることは絶対にありませんので、日ごろから注意するようにしましょう。
転覆病
水面にぷかぷかと横になって浮いていたら、一瞬死んでしまったと勘違いを起こす場合もありますが、それは転覆病かもしれません。これはもともとの遺伝の影響でなってしまう場合もありますが、体の中にガスをため込んでしまうことが原因の場合もあるのです。寒い時期におなかの調子が悪いとかかってしまう病気なのです。
スイホウガンのほっぺが敗れてしまったら?
もし万が一ほっぺが破れてしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?また自然とまた回復してもとにもどるのでしょうか?そのような疑問にお答えしながら解説していきます。改めてその原因として考えられる要素もふまえながら記述していきます。
応急処置として薄めの薬浴を
まずは大事に至らないするためにも早急に薄めの薬浴を、水槽内に投入してあげてください。その傷口をきちんと守ってあげるためにも大事な応急処置になりますので、このような事故が起こってしまった場合にはきちんと処置してあげてください。
ほっぺたはもとにはもどらない
残念ながらトカゲやヤモリの尻尾再生能力のように元に戻ることはないのです。一度破れてしまったら以後元に戻ることはないので、常日頃からそのような事故を招かないように、要因となるようなものを排除して、未然に防ぐことが大切なのです。
事故が起きてしまう原因
先ほどの見出しではごつごつとした岩や、硬いオブジェクトの様なものにぶつかって破れることがあると説明いたしましたが、ほかにも物と水槽の間に引っかかってしまったり、混泳させているほかの魚たちがぶつかったりつついたりすることが原因となって破れることもあるのです。また水槽が小さすぎてしまうことも要因になるのです。
水替えは行えるの?
金魚にとって水替えは大事なことなのですが、このような事後があり薬浴を投入している場合でも水替えは行えるのでしょうか?答えはそのような場合でも週に一回を目安に水替えを行うことができます。水質を綺麗に保つためにも、やはり水替えは大切なのです。その際は水合わせも適切に行ってください。
スイホウガンの値段
あまり実際に見かける機会が少ない変わった金魚ですが、飼育しようと購入する場合はどのくらいの値段で販売されているのか気になるはずです。こちらではそんな目安となる値段をご紹介したいと思います。
5000円~10000円程度
ごくごく普通の金魚であれば「金魚すくい」などがある事から比較的安価であることが予想できますが、こちらのスイホウガンはなんと安くても5000円の価値があり、個体によっては10000円を超えてくる場合があるのです。その値段にきっと驚いたのではないでしょうか?
また品種改良により柄や体色が珍しいものになると、その価値が上がり値段も高くなります。安く購入したいとお考えの方は幼体の個体を、お買い求めするとこを考えてみてください。幼体ということでさらに、デリケートなので大切に飼育していきましょう。
通販でも購入可能
専門の観賞魚のペットショップでも購入することができますが、通販でも販売されているのでそちらでも購入可能です。もし飼育してみたい方がいらっしゃいましたら、一度お手元のスマートフォンやパソコンで検索してみてはいかがでしょうか?
日本や中国以外でも飼育されている?
現地中国では、普通の金魚と同じくらい飼育されて人気があり親しまれていますが、日本や中国以外の世界の国々ではスイホウガンは飼育されているのでしょうか?また英語ではなんと表記されるのでしょうか?こちらの見出しではそんな疑問にお答えしながら解説していきます。
英語では「Bubble Eye」
スイホウガンは英語では「Bubble Eye」と表記されます。そのまま日本語を英訳したような名前で大変憶えやすく分かりやすいです。アメリカやヨーロッパの方からはその名で呼ばれていることが分かるわけです。
世界的にも観賞魚として飼育されている
日本や中国だけではなく、その象徴的な可愛いほっぺが魅力的なためなのか、アメリカやヨーロッパをはじめとする世界中の各地で飼育されているのです。イラクやサウジアラビアなどのアラビア圏の地域でもその存在が知られているそうです。
特徴的な見た目はアートやタトゥーなどにも用いられる
その特徴的である風船の様に膨れたほほはとても印象に残るため、一つのデザインとしてアートやタトゥーなどにも用いられているのです。芸術の世界では、特徴をより誇張するという技法はポピュラーなものなのです。
スイホウガンの可愛い見た目に癒されよう!
あまり聞いたことのないスイホウガンという生き物は金魚の仲間であり、最大の特徴である、膨れ上がった風船のように可愛らしいほっぺたを持っている魚だということを皆さんも知っていただけたはずです。またちょっと間抜けな見た目通りで、大変鈍くおとなしい性格だということもご紹介しました。
ペットとして飼育する場合に必要となるエサや道具もご紹介して、また気を付けなくてはならない注意点もいくつかご紹介していきました。お値段は5000円以上と少々お高く感じてしまいますが、大切に育てれば10年以上も生きてくれますし、その見た目に癒されること間違いなしなので、是非皆さんも飼育してみてはいかがでしょうか?
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