水揚げされたときの姿はピンク色の皮膚をしており、その表面は触るとプルプルしているのですが、これは表皮が剥ぎ取られたあとの姿です。カニ漁などでカニを捕獲する際に一緒に網にかかることが多いですが、その際に網にこすれて柔らかい皮膚が裂けて剥けてしまうことが多いのが原因の1つとなっています。
ブロブフィッシュは水中では全然違う姿でかわいい
空気中では鼻が気圧により垂れ下がってしまい、その姿が世界一と言われるほど醜い姿となってしまうブロブフィッシュは、水中では全然違う姿をしており、とてもかわいらしい魚です。では、水中ではどのような姿をしているのかを紹介していきます。
ナマズに似ている
水中での姿は魚の種類でいうとナマズに似ていると言われています。水中ではほかの魚同様鼻も垂れ下がっていないので、世界一醜いとされていますが、それは水から出てきた時の姿であり水中では醜くいと言われる箇所はなく、その見た目は普通の魚の姿をしています。
水中で卵を見守る姿が健気でかわいい
こちらの動画は、卵を大量に産卵したブロブフィッシュの動画です。生息地は深海になりますので、生息域には太陽の明るさが届くことはありません。その暗い海の中で卵が孵化するのをひたすら見守っているブロブフィッシュがけなげです。
水揚げされるとドロドロに
水の中では魚の形を保つことが可能となりますが、水から出てしまうと普段生息している深海の水圧とは異なってしまうことと、気圧の影響も関係して、頭部ある水分重力に負けて体がつぶれてきてしまい溶けてしまいます。
ブロブフィッシュは食べられる?①調理方法
あまり嬉しくはない世界一醜い魚と認定され呼ばれてはいる魚ですが、食べることが可能な魚になります。ブロブフィッシュの調理方法や味からどのような味付けが合うのかなどを紹介していきます。他の深海の魚の生態や食べ方などはこちらをご覧ください。
汁物や唐揚げに
鱗もありませんし、骨も柔らかいため身のある部分は揚げ物に向いています。他にもぶつ切りにしてお味噌汁の材料にしたり、お鍋の具材などにもできますので、食用として料理する際には揚げ物か汁物がオススメです。
淡白な味わい
味わいは、甲殻類のような味もしますがどちらかというとアンコウのような味がします。淡泊な味わいですが臭みはありません。しかし、そのままでは味が少し薄いので濃いめの味付けをするのがオススメの味付けです。