「イエスマイロード」とはどういう意味?
現在は様々なアニメが知られていますが、放送から月日が経った今でも有名な作品があります。その作品の中で今回ご紹介していく言葉が度々使われています。この意味をしっかりと知っている方は皆さんの中にどれくらいいらっしゃるでしょうか。
「イエスマイロード」はこんな意味
まず「イエス」が承知しましたという意味、ロードが「卿」や「閣下」といった皇族ではない上官のことを指しています。そこにマイが入りますので、意味としては「承知しました、我が主」であったり「単純に「かしこまりました」といった解釈になります。
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イエスマイロードは何語?
大方の方は見れば大抵わかるかと思われますが、この言葉がどこの国で使われているかなども気になるところでしょう。ということで続いては、今回ご紹介する言葉が何語なのか、また綴りなどについてをご紹介していきましょう。
イエスマイロードは英語
まずこの言葉は英語となっています。アメリカやイギリスなどでちゃんと通用しますし、特にイギリスは王政ですので貴族や王族といった位の人間に対して使用する場面がちゃんとあります。良く知られているアニメで使われている言葉が現実でも使われていると、なんだかうれしいですね。
イエスマイロードの英語のスペル
つづいてこの言葉を文字にする時の綴り、スペルについてですが、「Yes my ord」という形となります。イエスとマイは良いかと思われますが、ロードは「road」だと道になってしまいますので、間違えないように注意しておきましょう。
イエスマイロードの意味とマイロード
そして意味についてですが、これについては前の見出しでご紹介しました通り、「承知しました、我が主」などの意味となっています。そしてロードの意味も前述しました通り、特別な位の人間のことを指しています。
イエスマイロードと「イエス ユアハイネス」の違い
今回ご紹介する言葉について意味や綴りなどを簡単にではありますがご紹介しました。アニメ作品の中では、別の言い方で同じようなシーンの中で使われていることがありますが、この2つの違いというのはいったい何なのでしょうか。
ロードとハイネスの違い
まずロードはご紹介した通りの意味ですが、ハイネスは本物の王様やその継承者、つまり王子や王妃といった位の人間への返す言葉として使われます。意味合いとしては「殿下」などとなり、使う相手が変わるだけで意味的にはロードのそれと変わりません。
ブリタニア皇帝には「イエス マイ マジェスティ」
後に詳しくご紹介しますが、ご紹介している作品の中ではロードではなくマジェスティが使われており、ロードの部分のみ変えて使われています。ブリタニアの皇帝という身分の人間がいますので、使い方として間違っていないと思われます。
身分の差によって使い分ける
このように、ロードとマジェスティでは相手の身分によって使い分けられています。どちらかというとロードよりはマジェスティの方が身分的には上ですが、では日本の天皇陛下に使いたいという時にはどんな風に使うのでしょうね。
気になる使い分け!天皇陛下はイエスマイロード?
前述しました通り、ロードとマジェスティで身分によって使い分けているわけですが、日本においては国民の象徴としての意味合いがある天皇陛下、そして皇太子殿下に同じように使う時にはどのように変化するのでしょうか。
天皇陛下は「インペリアルマジェスティ」
まず2019年5月1日に代わられた天皇陛下に使う時には「インペリアルマジェスティ」という風になります。インペリアルとは帝国の、皇帝の、や最上級の、といった意味で、綴りを描くと「imperial majesty」、マジェスティの方も同じように皇族の人間に対し使われますので一致しています。
皇太子殿下は「インペリアルハイネス」
続いて王族であれば王子などに値する皇太子殿下へ使う時には「インペリアルハイネス」となります。コードギアスの中でもブリタニアの皇族へと答えるときにはハイネスという主語を使っており、綴りは「imperial majesty」になります。
コードギアスで使われる「イエスマイロード」とは?
さて、ここまでで何度かご紹介していますが、今回ご紹介している言葉はアニメ「コードギアス」シリーズで何度も使われています。この作品を見て有名になったというのもありますが、作品の中ではどのように使われているのでしょうか。
コードギアスとは
2006年と2008年に放送され、主人公はもともと帝国の王子であった青年です。とある事件の中で誰にでも何でも一度だけ命令を聴かせることができる「ギアス」という能力を手に入れ、自分の生まれた故郷である神聖ブリタニア帝国を滅亡させるために活躍していく物語です。
元皇族であるとご紹介しましたが、母が亡くなった時に妹と共にブリタニア帝国を追われています。元皇族という身分を隠さずに平穏に生きていけるように、自分を追い出した国へと天性の知略を持って軍団を率い、戦いを挑んでいきます。
主人公は2人
この作品の中ではルルーシュの他にも、スザクというもう一人の主人公がいます。日本人ではありますが、ブリタニアを内側から変革していくために日本人としての自分を捨て、帝国の人間として軍人となっています。またルルーシュとは幼いころからの親友です。
「イエスマイロード」が使われるコードギアスの場面
そしてこの作品のどこで使われるのかということですが、帝国の軍人が上官の命令に了解の意を示すときに「イエスマイロード」を使っています。また皇族の人間にこたえる時はハイネス、皇帝にはマジェスティを使っています。
コードギアスの神聖ブリタニア帝国はどこの国?
この言葉が使われていることで有名な作品について簡単にではありますがご紹介しました。では、その舞台となっている国はどこの国なのか、現実のどの国がモデルとなっているのでしょうか。続いては作品の舞台となった国について見ていきましょう。
ブリタニアは古代ローマ時代のイギリスの呼称
まずアニメ内の国ということで、神聖ブリタニア帝国は架空の国です。しかしブリタニアというのは古代ローマ時代、ローマが大きな領土を誇っていた時代の今のイギリスの名称でした。
神聖ブリタニアはイギリスがモデルである可能性
このように、はるか昔の時代に現在のイギリスがブリタニアと呼ばれていたことは確かな事実です。作者などから迷言がされているわけではありませんが、こういった事実がありますので、この作品の帝国という国もモデルとなったのは現在のイギリスである可能性は非常に高いでしょう。