ジョンドゥって誰?英語版・名無しの権兵衛?由来や別の言い方など紹介

ジョンドゥの他に有名な架空の人名が「ジョンスミス」です。しかしこちら場合は、映画や小説などで登場人物が実名を偽る偽名として使われることが多く。創作においてはジョンドゥ以上に一般的な人名として周知され、日本人でもこの名前を聞いたことがある人は意外に多いのではないでしょうか。 

それぞれの国ではどう表す?ジョンドゥの別の言い方について紹介

存在しない人物に名前があるという事自体が不思議なことですが、こういった架空もしくは詳細不明の人物に対する名称が存在するのは日本やイギリスなどだけではありません、世界各国に独自の呼び名が存在しています。

ジョンドゥを日本語で表すと“名無しの権兵衛”や“何野某”など

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日本語の名無しの権兵衛は日本で最も古い仮名だと言われていますが、その他に人や物の名前をぼかしてはっきりさせない時に使われる「某(なにがし)」を使った「何野某(なんのなにがし)」という、仮名を表す言葉があります。

韓国では“洪吉童”という仮名が使用されることも

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韓国人の名前としてキムや朴といった人名が日本ではポピュラーですが、韓国や北朝鮮では日本の桃太郎の様に有名な義賊のヒーローがいて、彼の名前が仮名としては最もポピュラーに使われています。

フランスではありふれた名前として“ジャン デュポン”を使われることも

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フランスで現在ポピュラーに使われている人名はジャンになります。そして「タンタンの冒険」という作品に出てくる見分けのつかない登場人物の名前からとった「デュポン」と組み合わせた、ジャンデュポンが仮名として使われています。

映画監督としての架空の名義?“アラン・スミシー”

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アメリカ映画界では何かしらの事情で監督のポストが空いたり、監督作品としての責任を負う事を拒否した場合の仮のクレジットとしてアラン・スミシーという名前が使用されます。厳密な既定の元に使用される名前であるため、こういった映画はアラン・スミシー作品と呼ばれ一部で愛好されていたります。

ジョンドゥ”が登場する映画や漫画にはどんな作品がある?

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映画などの作品でも、身元不明の人物に対してジョンドゥという呼び名が使われる事は多々ありますが、無名であり個人ではないジョンドゥが、登場人物として扱われる作品があるのはご存知でしょうか。

デヴィッド・フィンチャー監督による映画『セブン』

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七つの大罪を彷彿とさせる奇妙な殺人事件の犯人ジョンドゥとして登場しますが、それもあくまで捜査上でも偽名とされており、犯人は物語の最後に射殺され一様の解決となりますが、殺人の動機もジョンドゥ正体すべてが謎のまま終わります。

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