その時期は羽化後およそ2週間といわれており、生長期間としては短いです。なので1年に何度も産卵をする個体もいるようです。
アブラムシがいなくなると共食いすることも
どんな餌を食べるのかというと成虫となっても幼虫と同じくアブラムシを食します。なので益虫の言われるのです。しかし、餌がない時も当然存在します。その場合何を食べるのかというと共食いを始めます。
実は性格は、見た目もあって温厚そうに見えますが実は獰猛な一面も持っており、餌が存在しなくなると共食いを平気で起こします。想像しずらいかもしれませんが、恐ろしい一面も持っています。
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ナミテントウの模様のパターンは大きく4つに分けれられる
成長するときれいな模様が浮かび上がり、見たことのある人であれば子供のころに個性的な背中を触ったり見て楽しんだことのある人もいるでしょう。そんな模様にも実はパターンがあり分けることができるのです。
ナミテントウの模様①2紋型
背中模様のバリエーションが豊富な虫ですが、このようにも模様から色まで細かく違いがあるのは今回紹介するテントウムシだけなのです。そのパターンですが、まず最初が2紋型です。
この中でもさらに細かく分けることができ、単純な丸い形で赤色や黄色の斑紋を持つものや、丸ではなく特徴のある形状をした斑紋を持つものもいます。この色も赤色や黄色をしているものがほとんどです。
また、模様についてはまだまだ個性的なものもあり、例えば斑紋の形状がさらに凹凸を持って複雑な形をしているものもいれば、斑紋の中にさらに斑紋があったりするものありますし、レアなちアぷであれば、斑紋など無く帯状に色が広がっているものあります。
2紋型の中でもかなり個性豊かで斑紋の形状ひとつとっても魅力的な模様をしているものもいますので、目を凝らしてみると非常に楽しいでしょう。
ナミテントウの模様②4紋型
4紋型のタイプもいます。この4紋型は2紋型よりもさらに斑紋が二つ増えた状態のタイプです。色は赤色や黄色、オレンジ色が主流です。こちらも個性的なバージョンが存在します。よく見かけるのは丸い形状で斑紋が4つ並んでいるものです。
しかし、個性的なものにあると上段の斑紋形状が変形しているや、すべての斑紋の形状が大きく変形したものもいます。下側だけ変形した斑紋の持ち主もいますので、4紋型の中でも個性が分かれるところです。
ナミテントウの模様③斑紋型
2紋型、4紋型と紹介してきましたが、よりたくさんの斑紋を持つタイプもあります。それが斑紋型です。こちらのタイプは背中に無数の斑紋があるタイプになります。色合いとしては、赤や黄色ですがさらにこの中で個性的なものも存在します。
斑紋同士が繋がっており、複数の個性的な形状や大きな斑紋を持つものもいます。複数が繋がっているので4紋型と勘違いを起こしやすいですが、黒字がほとんど見えないくらいまで形状が大きく、複雑な形をしているのでそこで区別できます。
ナミテントウの模様④紅型
本当にナミテントウかと疑いたくなるほどのデザインのタイプもあります。こちらのタイプは、何と黒地ではなく赤や黄色の背中の色に黒の斑点があるパターンになります。さらに、派生して色々な個性的な存在もいます。
それが、完全な無地や薄く斑紋があるタイプです。完全な無地になると赤色一色や黄色一色とかなり光沢ある色合いになります。また、無地でも斑紋有りでもないパターンで、背中に黒の縦ラインや横ラインが入っている個性的なものもいます。
ナミテントウのオスとメスの見分け方
この虫のオスとメスの区別の方法についても見ていきましょう。実は見分け方は非常に簡単で、顔とお腹、そしてお尻で見分けることができます。オスは顔に白色の模様が多く、お腹も白い色をしているのが特徴です。
それに対してメスは顔の模様が白く、お腹は全体的に黒色をしています。オスの場合、お尻のへこみがありますが、メスはないのも見分けるポイントです。
アブラムシ駆除に特化した「飛ばないナミテントウ」も!
個性的なデザインをしているものもいて、今後見かけたらどんな個体なのかチェックする楽しみもあると思いますが、その他にもアブラムシ駆除に特化したタイプもいるので紹介しておきましょう。
飛ばないナミテントウが農業の強い味方に
このアブラムシを駆除するために特化したタイプは、実は飛べないように品種改良されています。見た目だけでは区別しにくいのですが、アブラムシ駆除用に逃げられないように、飛べないようになっているのです。
そのため、長期間アブラムシ駆除のため動いてくれるので農業をする上では津用味方になってくれます。益虫といわれる理由はここにもあるのです。
ナミテントウなどテントウムシは幸運のシンボル!
ここまでは生態などを中心に紹介していきましたが、その他にもこの虫は幸運のシンボルとしても注目を浴びています。シンボルたるポイントを紹介していきましょう。
ナミテントウなどテントウムシの由来は“お天道様”からきている
テントウムシの由来は天道虫からきているといわれています。もちろんこの漢字名は日本だけですが、太陽に向かって飛んでいく天の使いという考え方があるのです。海外でも似たような考え方があり、英語では聖母マリアを意味していたりします。
また、ドイツであればマリア様の甲虫、フランスであれば神様の虫といわれるほど、農作物を守ってくれる虫として扱われていたようで、日本から海外まで各国でありがたい存在と考えられているのです。
ナミテントウたちは幸運の使者!体に止まると良いこと
体に止まるといいことがあるともいわれています。体のどこかに止まるだけで幸運兆し有りと関上げられているのです。一匹だけでなく複数匹止まることもあれば、それは大幸運期といえるでしょう。
また、体に止まった後に飛んでいけば、心配事も一緒に飛んでいってくれるともフランスではいわれているそうです。振り払ったりせず自然と飛んでいくのを待っていたいと考えている人も多いようです。
ナミテントウたちが出てくる夢は吉夢!幸運の兆し
夢占いにも使用されることもあるのを知っているでしょうか。実は夢に出てくる色や数によって幸運の兆しがあるといわれています。例えば2匹出てくれば、それは新しい出会いや妊娠の兆候を示していると考えられています。
また、沢山出てくるようであれば人脈や人間関係が大きく広がることも表しているようで、黄色をしていれば支援や理解してくれる人がいることを暗示しているのだそうです。
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今後は目を凝らしてナミテントウを観察してみよう
色々な個体がいてナミテントウと一言で表しても、個性あふれる個体がいることが分かりました。生態や幸運のシンボルなど様々な情報がありますので、今後見かけることがあったら目を凝らしてみるとより楽しく、面白い一面をのぞけるかもしれません。
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