ナミテントウムシって害虫?幼虫から成虫までの生態や模様まで詳しくご紹介!

注意!害虫になるケースも

益虫とのイメージばかり強くなりがちですが、先述したとおり冬には室内に入り込んだりして恐怖心を植え付けられる可能性もあります。なので害虫ともいえる虫ですが、それ以外にも害虫としていわれるケースもあります。

それが汚染被害です。日本ではまずお目にかかることはできませんが、この現象は海外では実在するもので、ワイン用のブドウを歩いたり黄色い分泌液が付着することで味を損なうケースがあるようなのです。

ナミテントウの卵についてご紹介!繁殖時期は4~6月

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この虫の大まかな特徴についてはわかりましたが、生まれてすぐにこの形をしているわけではありません。他の虫同様に幼虫などの成長過程を経ていきます。そんな育成についても紹介していきましょう。

ナミテントウの卵は半透明で黄色

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卵の姿で生まれるこの虫は、非常に個性的な特徴を持っています。形状は楕円形状をしており、半透明な黄色をしています。しかしとはいえ、どのテントウムシも比較的同様な卵をしており、卵の段階でどの虫かと判断するのは難しいと考えられます。

そして、卵から羽化する段階には卵の色も変化します。羽化直前になると透けてきて黒くなっていくのです。

葉の裏などに卵を産み付ける

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卵がどんなところに産み付けられるのかもご紹介して言いましょう。あまり卵の段階で見かけたことのある人は少ないと思いますが、それもそのはず卵は葉の裏に産み付けられるので非常に見つけづらいのです。

ナミテントウの卵は多いときには1度に40個も

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一度に産み付けられる卵の数も非常に特徴的です。一度に刃の裏に産み付けられる数はハント多い時に40個になるときもあるそうです。時期としては7月から9月上旬ごろになり、この時期は著しく個体数も減ってくるそうです。

ナミテントウの卵は3日ほどで孵化

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卵が産みつけられ配色の変化が起きて孵化する訳ですがその期間は非常に短いもので、約3程で負荷が行われます。そこから幼虫として卵の外で過ごしていくのですが、生まれた直後は共食いを起こすこともあります

ナミテントウの幼虫はとげとげとした見た目

卵からふかして幼虫として成長を遂げたこの虫は、いよいよ外を歩いていきます。ここから人の目に触れる機会も多くなるのですが、そんな見た目の特徴や個性を紹介していきましょう。

幼虫は全体的に黒色、背中の一部がオレンジ色

成虫となると可愛らしい見た目の虫なのですが、幼虫はその姿からは想像できないほどのとげとげしい見た目をしています。体の色は全体的に黒色をしており、背中の一部分がオレンジ色で細長い体格です

とげとげしい見た目は、他の種類と比較してもとげが多い部類となり、色も黒いです。顔の色に関しても黒一色で彩られています。

幼虫もアブラムシを食べる!1日に20匹も

とげとげしい見た目が特徴ですが、大きさはアブラムシ2匹から3匹程度の大きさでそこまで大きくはありません。ただ、実は1日にアブラムシを20匹もたいらげてしまうほどの大食いな虫でもあります。

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