オウギワシは猛禽類最強!その理由や生態を徹底解説!繁殖方法や子育ても

優れた視力と観察力でターゲットを逃がしません。スピードを生かして獲物の上に飛び込み、逃げる隙を与えないまま伸ばした足で引っ掛けます。厳しい自然界で生き残り子孫を残していくために備わった能力の素晴らしさは圧巻です。

自由自在の飛行

大きな幅の広い翼を十分に生かし、上からも下からも狩りをすることができますが急降下は苦手とします。獲物を確実に捕り巣まで持ち帰るため、余分なエネルギーは使わない賢い鳥なのです。

人間の4倍の性能を誇る

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視力5、0と驚異の視力の良さを誇っています。紫外線を見ることも可能なため、空を飛行しながら獲物をキャッチする能力にも長けているのです。

猛禽類最強のオウギワシにも天敵はいる?

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食物連鎖のナンバーワンを誇り自然界には敵なしの強さですが、唯一の敵がいました。それは人間です。人間の手によって絶滅の危機に及んでいるのです。なぜ人間はそのようなことをしているのでしょうか?詳しくご説明していきます。

オウギワシに天敵はいない

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彼らは5つの高水準のパワーを持ち合わせており生態系ナンバーワンを誇っています。自然界には敵はいません。百獣の王とも言われるライオンは地上で生息しているので飛行が得意な彼らが狙われることはないでしょう。

唯一の天敵は人間

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彼らが唯一勝てない相手、それは密猟や熱帯雨林に生い茂っている木の伐採を行う人間です。生態系最強を誇る彼らでも人間の手や機械の技術にはかなわなかったのです。現在でも数は減っており、問題視されています。

オウギワシは純絶滅危惧種

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激減してしまったことから、保護をし成体数を増やそうと取り組みが行れています。ですが一度減ってしまった数を元に戻すことは難しいことなのです。どのような理由があるでしょうか?

数が減っている理由①森林伐採

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近年、世界を通して自然保護に力を入れていますが、高いところに巣を作る彼らが住める木にまで成長するには長い年月を要します。2年に一度の繁殖なので繁殖力は弱く、一度数が減ってしまうと増やすことが難しいのです。

自然の回復事情

自然保護活動が積極的に行われており、失ってしまった樹木の再生も盛んになっています。日本でも各地で植林イベントが開催されてもいます。

ただ、植林しても鳥や動物たちが休めるまで大きく立派に成長するには多くの年月がかかります。自然を奪うことは簡単でしたが、緑を再生していくのは難しいことなのです。

ヒナを育てられない

木が少なければ、彼らがハンターする動物たちも住み寄らなくなったり、命を落としていなくなります。そのため巣に食事である動物を運ぶこともままならなくなり、ヒナは栄養不足で生きていくことも難しい状態になってしまいます。

そのため彼らは、繁殖サイクルを自然環境に見合うように変えて進化をしていったのです。

数が減っている理由②密猟

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アラブの国の富裕層の中では猛禽類を飼うことがステータスだと言われています。中でも貴重とされるのが彼らなのです。飼育したい資産家はたくさんいますが市場に出回っていないため密猟者が絶えません。

闇ルート取引で500万ともいわれています。

厳しい規制から取引価格が高騰

現在、絶滅危惧種として登録されているためワシントン条約によって守られています。国際取引で厳しい規制がかかっているため市場に堂々と出ることは滅多にありませんし輸出もできません。大金求めての密猟者が後を絶たないのです。

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