プチエンジェル事件の真相|犯人の生い立ちや顧客名簿の行方、少女の現在は?

このように違法な店を開業した犯人はこの経営で非常に多額の金銭を獲得しており、この事件の前にも他の違法風俗店舗の経営者として暗躍しており、この点で警戒されていた人物でもあります。許せない行為ですが、商売人としてはある程度の才覚を持ち合わせていたようです。

プチエンジェル事件の闇?顧客名簿には政治家から皇族も?

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この事件は非常にどす黒い闇に覆われた事件だとされており、犯人の不振な行動の数々、とりわけこの事件でなぜか消えた客層のリストに記載されていた人物の名前によってこの事件の恐ろしさがさらに増していくことになります。ここからはこの事件の隠された部分について見ていきたいと思います。

犯人である吉里弘太郎は自殺ではない?

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実は犯人は殺されたのではないかという説があります。これは犯人の自殺方法に関して不審な点が非常に多く、実際には失敗している可能性が高いという事からこのような事が言われています。自殺ならばもっとより確実な方法を選ぶのではないかという事です。

このような事から、この自殺は誰かに殺された男性を隠蔽したための偽装自殺ではないかとも囁かれており、犯人が裏の商売人だったことからそういった勢力に消されたのではないかとも噂されています。いずれにせよ真意は分かりませんが、この死には不明な点が多いです。

吉里弘太郎は死ぬ2日前にフェラーリ2台を売却

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他にも犯人が数日前に所有している高級車を売っているという点もこれから死ぬ人間にしては怪しい行動だと考えられます。もし当日に思い立って自殺をしたにしても、犯人はお金の面では困った様子はなく、いきなり現金に換えるのは非常に謎の残る行動だと感じます。

この不審な点からも、犯人は自ら命を絶つ意思はなかったのではないかと考えられ、海外に逃げる為の資金に変えていたのではないかとも考えられ、ますます他殺説に関しての信憑性が高まるようにも思えます。いずれにせよなぜ車をいきなり売ったのか、その真意は謎のまま闇に葬られる結果となってしまいました。

死ぬ直前には少女にATMでお金をおろさせた

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また、更に犯人が死ぬまでに起こした怪しい点として、被害者の一人にお金をおろさせたという点が挙げられます。こちらも車の件と同様、なぜこれから自殺をしようという人物がお金を必要としているのか、この行動に関しても不自然に感じてしまいます。

このお金をおろさせたことについてもあくまでもこの事件の後、犯人は今までの金銭を持ち出して逃走しようとしていたのではないかと考えられます。もしくは何者かにそう命令され、命の危険を感じてこの行動を行ったのか、不明な点ばかりが残る行動の数々だけが今もなお残っています。

事件現場となるマンションは別の人物名義で契約されていた

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犯人が事件を行う場所として借りたマンションについても怪しい点があります。まずこのマンションを借りる際に犯人は自分ではない名前でこのマンションを借りています。身元がばれないようにと言われれば分からないでもないですが、これも自殺する人間にしては怪しいと感じる点です。

また、気になるのはこの別名義の人物の名前、山崎ですが、この人物が今回の事件に関係している人物なのか、また犯人があくまでもその場しのぎで適当につけた名前なのかは不明となっています。しかし一説にはこのマンションを借りたのは反社会的勢力ではないかと言われ、この事件にかかわっているのではないかとも言われているようです。

顧客名簿には大物政治家から皇室関係者の名前も?

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そしてこの事件で最も底の深いものとされているのが事件の際に紛失した客層のリストの中にあった名前だとされています。なんとその中には名前の知れた政治関係者や企業の幹部クラスの人物、医療関係者や大財閥の一人、そして皇族といった面々が記載されていたといわれています。

もしこれが本当なのだとしたら、この社会を揺るがすレベルの内容が紛失したリストの中には存在する事になります。そしてこれだけの名前があったという裏付けなのか、この事件は打ち切りを食らっています。この点に関しては下手に首を突っ込んではならない非常にそこのしれない側面だと感じます。

プチエンジェル事件の闇?ジャーナリスト・染谷悟が殺害された?

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こうして様々な点が謎のまま、事件が収束してしまったこの事件ですが、実はこの事件に関係したある人物が、謎の死を遂げていることが分かりました。ここでは今回の事件で死亡した男性について見ていきたいと思います。

実話に基づいた記事を書いていたフリージャーナリストの染谷悟

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この人物は記者としてこの事件を追っていた人物です。これまでにいわゆる世間の裏側を記事として投稿しており、フィクションものではない実際の事件や事故に基づいたものを主戦場としていました。このような経緯から今回の事件も絶好の機会として取材を続けていました。

この人物はこの事件が起きる年に自身の本を出版しており、次の取材先としてこの事件に目を付けていました。また、この事件については個人的に調べていたようで、このような後ろ盾のない状況も自身の死を回避することのできない要因だったように感じられます。

その後に東京湾に染谷悟の遺体が浮かんでいるのが発見される

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こうして単独でこの事件を調べていた記者ですが、突如として彼は調査の途中で東京の海に沈められてしまう事になります。遺体には刺し傷があり、この点からこの男性の死は事故などによるものではなく、第三者による殺害によるものでした。

記者は周りに命の危機であるといった事を話しており、この事から何者かに命を狙われていたのではないかと噂されています。このような怪しい言動からも、彼の死に子に事件が関わ程る可能性は十分にあるのではないかと考えられます。

しかしプチエンジェル事件との関連について確証は得られず

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しかしながらこの男性の死と今回紹介した事件との関連性はないものとして処理され、男性を殺害したのもこの事件とは全く関係のない人物だとされました。しかし周囲に漏らしていた自身の危機に関する点からも、どうしても関係性については懐疑的になってしいます。

ネットのユーザーたちからは男性の死に関しては様々な意見が飛び出しており、現在でもこの男性記者は今回の事件に関して知ろうとした、もしくは知りすぎてしまった事により被害者となってしまったのではないかと考えられています。

プチエンジェル事件と繋がりが?吉里弘太郎の家族の自殺

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ここまでこの事件による様々な隠された部分について見ていきましたが、ではここからは今回の事件の犯人の家族について、一体どのような人物だったのか、そして今回の事件に関係があったのかについて見ていきたいと思います。

父は難病指定されている頭頸部ジストニアになり1996年に自殺

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後述したように犯人の父親は新聞記者の責任者として有能な人物でしたが、難病だとされている病気を患ってしまい、命にはかかわらない病気であったものの、うまく体を動かすことが出来ないようになってしまい、仕事はおろか一般的な生活にも支障をきたすようになりました。

そしてこの病気を発症した父親は、後に自殺という方法でこの世を去っています。この父親の死が今回の事件にかかわていたのかどうかは不明ですが、この死によって犯人の心根に何かを残し、今回の事件を企てるきっかけになってしまったとも考えられます。

1999年には兄も後を追うように自殺

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さらにその後、エリート一家の長男である犯人の兄も父親を追うように自殺によってこの世を去っています。何が原因で、どのようにして自殺を行ったかについては詳細は分かりませんが、恐らくは父親の自殺が引き金となった可能性が高いです。

こうして家族を自殺によって失ってしまった犯人は、その後自身で二人のお墓を作るものの、犯人自身もこの時かねてから苦しんでいた酷い皮膚病に悩まされており、今回の一件で精神的にも厳しい状況だった為か周りに対して死んでしまいたいと話していたようです。

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