イサザの踊り食い!生態やその他の料理についてご紹介!

産卵期である早春に漁が盛んに行われており、この時期がイサザの旬です。生息している各地によって旬は異なっており、例えば、愛媛県の宇和島では1月中旬から2月中旬まで。東北宮城県の南三陸では4月上旬から5月初頭までとなっています。各地から取り寄せられる首都圏などでは、一般的に2月中旬から4月上旬と考えられています。

琵琶湖固有種のイサザの旬

生息地が琵琶湖の北部であるイサザは、産卵期が4月から5月です。成魚は秋に漁獲されるため、旬は秋から冬とされています。シロウオであるイサザとは旬が違い、料理の仕方も食べ方も異なります。

イサザの踊り食い!生食好き必見!

イサザの踊り食い

イサザは鮮度がデリケートなため、生きたまま踊り食いをするのがオススメと言われています。春に川を上ってくるイサザを新鮮なまま、ポン酢や酢醤油、三杯酢につけて食べるのが主流となっています。口の中でピクピク動く食感とイカ刺しのような歯ごたえに、するっとした喉越し。そして、ほのかな苦味が特徴です。

イサザの踊り食いができる場所

イサザ漁は日本各地で行われており、その付近では踊り食いをウリにしている飲食店が多数あります。観光目的の人向けでは、割烹料理屋、寿司屋等で提供されています。京都府の舞鶴、宮津、京丹後や石川県などが有名な観光地となっています。地元の人はスーパーや魚屋で購入する他、祭や漁が行われている沿岸付近で直接楽しむこともあるようです。

イサザを使った料理をご紹介!

イサザの揚げ物

かき揚げや素揚げなど、油で揚げる食べ方です。生食するのと違い、川魚独特の臭みが消えます。サクサクの食感と、魚の旨味をしっかりと味わうことができます。ちなみに、踊り食いはされていない琵琶湖固有種のイサザも、素揚げがオススメの調理法とされています。

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