ストラディックとは?
ストラディックを輩出したシマノ社
釣具製造で知られる、株式会社シマノは1921年に創業されました。しかし、釣具事業に参入したのは1970年のことで、元は自転車部品を扱う会社でした。そのため、釣具製品にも自転車をはじめとする他事業の技術が使われています。その技術が個性的な高品質の釣具を産み出しているのです。
ストラディックシリーズとは?
ストラディックシリーズはシマノから発表されたリールモデルです。シマノ社によると、以下のような理念の元に製造されています。また、初心者からでも使いやすく、高性能リールとして多くの人に愛用されています。
「永遠に変わらない巻きごこち」を目指すためのシマノの設計思想「HAGANE」によって誕生した。その高い耐久性と変わらないフィーリングは、トップアングラーも納得のパフォーマンスを発揮する。
(引用:SHIMANO)
ストラディック初のSW
SWとは?
SWとは「ソルトウォーター」のことで、釣り用語で海のことを指します。つまり、海釣りに適したリールであることを意味します。海釣りは沿岸での釣りや、オフショアと呼ばれる、主に沖合での釣りのことです。川釣りよりも魚の種類も多く、大きいので、釣具にも耐久性や軽量性が求められます。
ストラディックSWのコンセプト
過酷なSWシーンの釣りにおいても、「変わらない巻きごこち」を実現させるため、既存のストラディック製品に比べ、海釣りに必要な部分が強化されています。使いやすさを追求した上で、海でもさらに使いやすいように特化したのが、ストラディックSWです。
ストラディックSWにみられる特徴
Xプロテクト
リール内部のローラークラッチ、ラインローラーにはシマノの技術では代表的な防水システムである、Xプロテクトが採用されています。防水壁と特殊撥水グリスを併用。水の侵入をガードし、オフショア仕様へ耐久性が進化しています。
HAGANEギア&ボディ
精密冷間鍛造という独自の技術によって硬く、粘り強いギアを生み出すHAGANEギアを搭載し、滑らかな巻きごこちを可能にしています。また、高い剛性の金属を採用したHAGANEボディは衝撃に強く、リールのたわみや歪み、ねじれを抑え、巻き上げる力を増幅します。
カーボンクロスワッシャ&Cl4+ハンドルノブ
操作性を高め、耐久性に優れたカーボンクロスワッシャや、シマノ他シリーズにも採用されているCl4+ハンドルノブは、その軽さによって使用感の良さを向上するだけでなく、見た目に高級感をもたらしています。こういった部品の技術は、元自転車事業であったシマノ独特のものと言えるでしょう。
その他の技術特性
他にも、負荷に強い軽やかなリーリングを可能にするギアシステムのX-SHIPや、独自の技術で軽量化を施したAR-Cスプール。防錆素材、技術によって、徹底的に海水対策がされているS A-RBといった多くの技術がストラディックSWに使われています。
ストラディックSWの特徴のインプレ
注目すべきは軽さと強さ
ストラディックSWのインプレの中でも、やはりその軽さについての評価が多くみられます。低コストにも関わらず、軽くて強い作りが高い評価に繋がっているのでしょう。また、HAGANEギア、ボディの特性によって、ライントラブルが圧倒的に少ないというインプレがよく目につきます。
ストラディックSWの活躍シーン
海釣りに最適なSW
ストラディックSWは防水機能に長けていることが最大の武器でしょう。錆を寄せ付けない高性能ベアリングのS AR-B、AR-Bと外装の防腐処理によって、海釣りで大活躍するリールと言えるでしょう。また、汎用性があるので、オフショア以外でもバス釣りなどの川釣りで使用する人もいるようです。
ストラディックSWの種類
ストラディックSWは全4種類
2018年11月時点では、4種類の型番が出ています。4000HG、4000XG、5000XG、5000PGが発売されており、価格は全て32,000円(税別、同時点、希望小売価格)です。HGはハイギア仕様、XGはエクストラハイギア仕様、PGはパワーギア仕様を意味しています。
ストラディックSWの見た目のインプレ
高級感のあるゴールドカラー
性能もさることながら、そのルックスのカッコよさのインプレによって購入を決める人も多くみられます。金色に光るカラーリングと、カーボン素材の使用によって、高級感、スタイリッシュな印象を与える見た目となっています。使うからには見た目も大事な要素ですので、その点でもユーザーの満足度は高いと言えるでしょう。