名前を聞いてもピンとこない人がほとんどではないでしょうか。フライフィッシングで使うリールだといえばイメージしやすいのではないでしょうか。先ほど紹介した両軸タイプの軸を止めている部分が片方だけのものになります。
その構造だけでなく、色々な部分で特殊なところがあるので、ここから紹介して行きましょう。特殊なのは、構造だけでなく、使用する釣りに関しても独特のものになるので合わせて紹介して行きます。
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片軸リールの特徴
一番シンプルな構造になります。メリット、デメリットが紙一重なのが、このタイプです。なぜかというと、使い方次第によっては、メリットにもなりますし、デメリットにもなりかねないのです。詳しく紹介して行きましょう。
メリット
シンプルな構造のため、魚とのやりとりが、ダイレクトに楽しむことができます。このタイプ、基本的にドラグやブレーキのシステムはついていません。そのため細かなラインの操作は、ハンドルを回さずに指で直接スプールを調整して行います。
コツが必要な操作性ではありますが、この感覚の面白さを味わってしまうと、離れられなくなるともいいます。リールの原型ともいえる、このタイプを是非一度は使ってみてはいかがでしょうか。
デメリット
ドラグやブレーキシステムがない。このことをメリットのところで紹介しましたが、この部分がデメリットになることもあります。まず、ブレーキシステムがないということは、キャスティングには向いていないと言えるでしょう。
投げることは出来ますが、ライントラブルの可能性は非常に高いといえるでしょう。また、遠投は難しいです。両軸のようにサミングも出来ないので、この点もデメリットになります。
片軸リールの種類
釣り方としては、前投げや落とし込みと言われる釣り方になります。対象としている魚は、クロダイやイシダイなどが有名です。堤防やテトラポットなどから、投げずに目の前に落としいくような釣り方をします。代表的な3種類を紹介していきましょう。
片軸リールの種類①落とし込み用
仕掛けを目の前に落とし込んでいく釣りに使います。この釣り方であれば投げる必要がないので問題はないでしょう。このタイプの場合止まっていない片方のスプールの端を親指で操作するのが特徴的です。中には、操作しやすいような部品を付けているものもあります。
見た目の形状からタイコリールと呼ばれることが一般的です。他の種類と分けるためにも、お店などでは、こちらの呼び名で伝えた方が分かりやすでしょう。
片軸リールの種類②イカダ用
散々ドラグがないことを紹介してきましてが、ここで紹介する種類には、実はドラグが付いています。対象とするクロダイなど大物で強い引きが想定されるためにドラグが装備されています。基本的な使い方は落とし込みと一緒になります。