人食い殺人鬼・アルバートフィッシュの事件|背景には異常すぎる性癖と生い立ちが

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特殊な性癖に目覚めた彼でしたが、1988年にとある女性と結婚することとなります。その女性は9歳離れた女性で、母親からの紹介によって知り合ったようです。当時彼は28歳、そして結婚後は6人の子供に恵まれます。

1903年にアルバートフィッシュは重窃盗罪で逮捕される

一見すると幸せそうな家庭と時間を過ごす家族ですが、結婚後もその狂った性癖が直ることはありませんでした。妻との幸せな家庭を築けながらも男児への強姦はやめることを知らず、そして、最終的には重窃盗で一時的に捕まることとなります。

その罪は強姦罪ではなかったことは衝撃的ですが、捕まった刑務所でも異常な行動をとるほど狂っていたといわれています。

6人もの子どもに恵まれていたが妻に愛想を尽かされる結果に

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罪を重ねる彼に対し、次第に妻は愛想をつかしていきます。その当時6人の子供に恵まれていながらも彼の言動に嫌気がさし、妻は浮気へと走ってしまうのです。一時は妻は他の男と駆け落ちをするほどまででした。

しかしある時妻は戻ってきて、駆け落ちしてきた男性と一緒にこの家に暮らさせてほしいと無理な希望を言ってきます。当然アルバートはこれを拒否。しかし、これに対して一時的に納得した妻でしたが、実は屋根裏部屋で浮気相手を住まわせていたそうです。

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これをしったアルバートは、さすがにそのような妻と生活を送れるはずもなく、屋根裏部屋の生活にも気づき、二人を家から追い出しました。

離婚後には幻聴などに悩まされた?言動も異常に?

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幸せな家庭を築くことができなかった妻とは離婚を行い、安寧の時間を過ごすことができるかと思いますが、実はそんなことはなかったそうです。というのも離婚をきっかけに、狂っていた言動が、さらに狂い始めます。

別邸に旅行で滞在したときには、自分はイエスキリストだと叫んだり、実の子供たちや友人に自分の身を叩くように求めるなどの行動を起こすようになるのです。贖罪を求めて自傷行為にふける行動もこの時に増えたそうです。

さらに言動がおかしくなるアルバートフィッシュ?異常な性癖はエスカレート

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異常な性癖でもともと狂っていた彼ですが、離婚を機会にさらに奇怪な言動を繰り替えう用になります。その行動の数々は彼の子供からも愛想を尽かさ絵れるほどのものでした。どのような行動をとっていったのかその詳細を調べていきましょう。

自傷行為もエスカレート?実子に虐めてくれと頼むようになる

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自傷行為がエスカレートしてきた末に、子供にも叩くように頼み始めたアルバート。その行為は幾度となく行い、ある時子供にどうしてそのような行為を行うのか問われたそうです。

その時彼は、この行動によって名状しがたい感覚が体を貫き、キリストの受難を越えなければならないのだと語ったそうです。彼は叩かれるたびに喜び、涎をたらしてまで喜ぶ姿を子供たちに見せていたというのです。

親子関係が悪化!アルバートフィッシュは家を追い出されることに

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度重なる奇行と子供たちにお願いするこの性癖に次第に子供たちも嫌気がさしてきます。ある時雑誌の恋人募集の記事を見た彼は、未亡人あてに奴隷になりたいとの内容をしたためた手紙を何通も出したそうなのです。

当然返事が返ってくることはなかったそうですが、数々の奇行を目の当たりにした子供たちはいよいよ耐えきれなく、長男によって彼を追い出すことを決意。アルバートは子供たちに家を追い出されることになります。そして、これがさらに彼の精神を悪化させます。

再び女性と結婚するも1週間で離婚?度々逮捕されるように

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子供たちから家を追い出されたのち、1924年に再度女性と結婚を行います。しかし、その時も度重なるこれまでの強姦などの行為同様、その奇行は収まることはありませんでした、そのため、何度も逮捕されるようになったそうで、再婚も1週間で離婚を迎えます。

自身の体に針を刺すのがクセになったアルバートフィッシュ

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奇行はエスカレートしていき、彼自身の自傷行為もエスカレートしていきました。というの、彼は自身の体に針を刺すのが癖になっていったのです。逮捕後に発覚したその数はなんと29本。それだけの量がレントゲン検査で発覚したのです。

彼曰く、最初は軽く刺してすぐに抜ける程度の自傷行為だったそうです。しかし、深く差せば挿すほど強力な快感を得られることに気づき、エスカレートしていったと語っています。最終的には、引き抜けなくなるほどの位置に深く差し込んでいたようです。

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そのため、いくつもの針が体内に残っていたそうです。針は細い物や太い物、そして折れ曲がっているものや腐食しかけたものまで様々で、刺された場所も陰嚢や背中の内側、骨盤といった様々な箇所に刺して楽しんでいたそうです。

綿球にオイルを染み込ませて直腸へ?さらに火をつけて楽しんでいた

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自傷行為は針を体に差し込んでいくだけにとどまりません。なんとオイルを染み込ませた綿球を直腸へ挿入し、あまつさえ火をつけて楽しんでいたともいわれています。もちろん、この行為も快感をえる行為であったそうです。

体を内側から焼かれるような感覚は酔いしれるに値する感覚だったのでしょう。このほかにも、高温に熱した鉄板などを用いて、色々な手段を用いて体を傷つけて快感を得ていたそうです。

アルバートフィッシュは爪の裏から針を通そうとするも断念

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そんな彼も耐えられなかった自傷行為があったそうです。それは爪の裏から張りを通すというものです。この行為は彼すらも耐えられない痛みを伴う行為で断念したそうです。

指先は元来神経が集中しており、感覚も鋭いため強い痛みを伴う箇所なのだそうです。そのため、拷問などで爪を剥がすといったおなじみの行為が存在する訳ですが、この針を通す行為ももれなく強い痛みを発し、我慢できるような物ではなかったという訳です。

アルバートフィッシュの異常な性癖と行動・性的倒錯!まとめ

彼のこれまでの人生の中で生まれてきた狂った性癖や異常な行動の数々をまとめていきましょう。数々の犠牲者を出した行動にはどのようなものがあったのか改めで見ていくと彼の罪深さもより一層把握することができます。

アルバートフィッシュの異常な性癖・行動①カニバリズム(人食い)

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まず一つ目がカニバリズムと呼ばれる人食いです。自分で襲った被害者を自分の手でさばき、後に食す行動です。彼の殺人の多くの犠牲者が、体をバラバラに切断され、中には切断部位を家に持って帰って、時間をかけて食べたこともあります。

調理の過程を記した手紙を弁護士送っているなど、その内容は確かに存在し人肉を食すことへの抵抗の低さも垣間見えます。

アルバートフィッシュの異常な性癖・行動②汚食症・嗜尿症

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汚食症や嗜尿症も挙げられます。少年時代に初めて少年と性行為に及んでからというもの、この性癖を身に着けることとなります。糞尿を食べることに抵抗がなく、カニバリズムにも通ずることがあるでしょう。

実際に人を切断していると、こういったものが体内から出てくるのは当然です。しかし、切断中の人間の地を飲んだりといった行為からも読み取れるように、偏った嗜好を持っています。

アルバートフィッシュの性的倒錯①サディズム・マゾヒズム

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一般的な性癖でも彼ともなれば少し異常性が出てきます。それがサディズムやマゾヒズムです。彼の場合は、一般的な物とは異なり異常なまでも性癖に傾いており、それは子供にまで及ぶものでした。

サディズムという面では小さな男の子に対しての異常性が極まっており強姦という手段に出ていますし、マゾヒズムに関しては自分の子供にまで暴力をもらえるように指示をしたりとその異常性は他では絶対にありえないところまで進んでいます。

アルバートフィッシュの性的倒錯②ペドフィリア(小児性愛)

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さらに彼は小さな子供、特に男の子に対して異常な性を感じる体質でした。これはペドフィリアと言いますが、彼のこの愛情は行き過ぎたものだといえるでしょう。幼少期の行為が影響しているとはいえ、大人になってからも子供に対しての強姦は収まりません。

そして、なおかつ殺人の被害者も主に男児に偏っており、男児の体をもてあそぶような殺人内容だったことも公表されています。

アルバートフィッシュが残した異常な名言

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以上なる性癖や嗜好の持ち主である彼は、逮捕後に数々の異常なる名言を残していると言います。その明言は、非常なまでの内容も含めており、この内容からも彼が異常な性癖の持ち主だったことを表しています。

名言①「いつも他者を苦しめたい欲求があり、自分も苦しめられたいと思っていた。苦痛を与えたいという願望は、なによりも一番大事なことだった。」

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彼がどうして殺した相手をここまで執拗に残虐に切り刻んで、それ加えて食すという行動に移ったのかを語った時に発言された内容になります。彼は、商人欲求が一日一倍強く、また承認されたいという思いもあったのでしょう。

その承認は、痛みを伴う行為でしか承認してもらえず、また相手を痛めつけることで自分と相手を認めることができる最大の手段だと思っていたのかもしれません。

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