姉歯事件の真相は?姉歯秀次や家族の現在、耐震偽装マンションのその後

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姉歯事件後 パークシティLaLa横浜

棟をつなぐ廊下の「手すりがずれている」と住民からの指摘から2015年8月に調査したところ1棟が傾いていました。
人気のショッピングセンターららぽーと横浜と同時に開発され2007年11月に完成した「パークシティLaLa横浜」は合計4棟、705戸ある12階建て分譲マンションです。隣に認可保育所「ゆうぽーと保育園」があります。

住人が驚く 傾いたマンションと偽装

販売した「三井住友レジデンシャル」と設計施工の「三井住友建設」が調査した結果、2011年の東日本大震災の影響と説明していましたが、実は傾きが発覚する1年前から同社にて調査されていました。

杭の問題

傾いた棟の合計52本の杭の内、硬い地盤まで達していない杭が6本と長さの足りない杭が2本あり、三井住友建設が社内調査を実施します。その結果施工前の地盤調査が行われておらずそれを隠すための虚偽データが見つかります。

コンクリートの問題

補強用のセメントの量が不足していることも見つかります。補強用のセメントは厚みが不足してコンクリートから鉄筋が見える箇所も発見されます。補強用のセメントの量もデータの改ざんが行われました。

国土交通省が調査

geralt / Pixabay

施工ミスではなく偽装データが使われたことで国土交通省は事態を深刻に考え2015年10月14日までに自社で担当物件を調査するよう三井住友建設に指示します。横浜市長も国土交通省に調査を依頼し杭打ちを担当した「旭化成建材」に立ち入り検査を行います。

全棟の建て替えを実施

明らかな耐震強度の不足が懸念されマンション住民との説明と了解を受けて全ての棟を建てなおす工事が行われました。費用は杭打ちをした旭化成建材が全額負担すると親会社の旭化成が発表しました。その額約300億円と住民の仮住居約100億円です。

多重下請け問題

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パークシティLaLa横浜での偽装問題は土地開発の段階からの元請が企画調整を行わず、それぞれの下請への管理や状況が不透明なことが指摘されています。
建設工事の多重下請けというやり方に問題がある可能性を調査した東京商工リサーチが指摘しています。

レオパレス21問題

新元号令和が始まったばかりの現在、レオパレス21で界壁問題が報道されています。「レオパレス21」は多様な事業を行なっていますが、学生や若者をターゲットにした賃貸で有名です。

デザインを統一した綺麗目な物件が多く、敷金・礼金・前家賃なしや家具付きなど選ばれる要素がたくさんあります。

施行不備問題

レオパレス物件に何件か住んだ経験がある人は・隣の納豆を混ぜる音が聞こえる・自室のリモコンが隣の家電まで動かす・テレビと電子レンジの音が聞こえすぎる、と生活音が聞こえすぎるので神経質な人は住みにくい環境とコメントしています。

界壁とは

界壁とは共同住宅の各部屋を区切る壁のことですが隙間なく天井裏まで達していることが建築基準法で定められています。

火災の火の回りが早くなり安全が守られず、プライバシーを守る防音も基準以下という物件でした。

界壁問題は対応中

レオパレス21の方でも界壁の問題は認めて補修工事を行うと公式に発表しているのですが実際はまだまだ修復は行われていない物件も多いので、今後の対応が懸念されます。

2019年1月時点で1895棟の不備が認められておりまだほとんど終わっていない状況です。

オーナーが訴える

将来の投資としてアパートを建てることを考えます。そのような大きなお金を個人で動かせるのは若い世代にはあまりなく、契約書を読み込むよりもセールストークを信用してしまいがちであるという事実があります。契約書には書いてあることなので目を通して不明な部分は質問することが大切です。

終了プロジェクト

「賃貸契約を30年保証します」とのセールストークでサブリース契約をしたオーナーから、30年保証のはずが10年後に家賃の2割引き下げか契約の解除か選ぶよう連絡が入ったとの苦情が多数あります。

10年は建物の老朽化が目立ち始めアパートでは入居者が減り始める時期です。レオパレス21での契約で通常行われている流れとなります。

1棟1億円

オーナーは契約してから銀行に1億円の借金をしてアパートを建てます。家賃収入を返済に充てられるという安心感があってこその契約で、銀行側も回収ができると安心して契約を結べる要素となります。家賃収入が必要なオーナーは予想と違う現実に戸惑います。
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