姉歯事件の真相は?姉歯秀次や家族の現在、耐震偽装マンションのその後

近所の人の証言によると以前は白髪だったとのことで公に出るときはカツラを装着していたようです。

突然のスキンヘッド

髪まで偽装していたとのバッシングは日頃のワイドショーに関心の無い世代にまで浸透してしまったニュースでした。ネットでカツラ説は2005年の11月には囁かれていました。

その少し前の堀江貴文氏の逮捕時の話でカツラは没収されるとの情報がよく知られる事実となり、判決後の風貌に期待されていました。

留置室の身体検査で没収か

留置所では保安上のルールで入所時に全裸で徹底的に検査します。隠して持ち込む意外な物で呼吸困難などの医療が必要な状態を作り入院して尋問できない状態にする勾留者がいるのです。

カツラは物を忍ばせるのにちょうど良いので持ち込めません。逮捕後の姿は事前に髪を剃りスキンヘッドで登場しています。元の頭髪は波平さんタイプです。

姉歯事件が建築基準法へ与えた影響

国土交通省の認定した構造計算ソフトを使用しなければ構造計算書としては不合格で提出できません。それもあり役所で提出した内容のチェック方法は入力項目とその結果の数値だけを見る作業でした。

姉歯氏はソフトの計算結果に変更を加えて提出しました。「そのまま通って驚いた」と言っていました。

建築士への信頼がガタ落ち

国土交通省の配布している構造計算ソフトで、提出した内容のチェックは入力項目とその結果の数値だけを見る作業でした。姉歯氏はソフトの計算結果に変更を加えて提出しました。

「耐震の強度は保っている。震度7や8にも十分耐える」偽装が発覚した後のインタビューでそうコメントしていますが、偽装をしたことには間違いないのです。

建築基準法と建築士法が改正

2006年6月に建築基準法と建築士法が改定され、構造計算書を専門家が確認する制度が加えられました。さらに2008年11月から定期講習の義務付けと管理建築士への要件強化と重要事項説明義務が追加されました。

地震大国・日本の耐震テストがすごい

2015年11月茨城県にある防災科学技術研究所では阪神淡路大震災での震度6のでの被害を元に中層の住宅(共同住宅)での建物の被害を実験しました。

実際の被害で中高層の集合住宅の損傷が大きく、建て直しや補修が必要で被災者の経済的な損失が大きかったのです。

実物大で耐震テストを実施

兵庫県にある「実大三次元震動破壊実験施設(Eーディフェンス)」で現在の建築基準法を基準にした10階建て鉄筋コンクリートの建物を作り震度6強(阪神淡路大震災の震度)の揺れを10秒間再現して損傷を見ました。

全体の真ん中辺りに位置する中層階の4階付近の損傷が大きく、テスト結果を元に耐震性を向上していく方向です。

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