下村(中村)早苗の生い立ちや現在は?大阪二児餓死事件の全貌を解説

下村早苗の騒動を元に作られた作品です。幼い子供たちの名演技で実話と重なり胸が張り裂けそうな映像ではありますが地球上のどこかで同じようなことが起きているかもしれない現実があることを身に染みて感じます。

風化させてはいけない出来事でもあり日常に迫りうる危険性から、現在も不定期で上映されています。

書籍「ルポ 虐待 大阪二児置き去り死事件」

ルポ 虐待: 大阪二児置き去り死事件 (ちくま新書)

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事件の詳細も書かれていますが、根本は現代の離婚率の高さから起こる母親の貧困問題を奮起しています。虐待に対応できる施設や家族などの取材も執筆していて、社会事象を忠実に記録し伝えている一冊です。

下村早苗のアメブロから感じる子供への愛情

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彼女は無料ブログ大手であるアメブロで日々の出来事や子供に関する思いを綴っていました。当時の想いを文章に残していた彼女からは、夢でもあったいいお母さんになり温かい家庭を手に入れた幸せ家族像があったのです。

アメブロで家族ができたことの喜びを綴る

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20歳という若さで出産をし、可愛いわが子と対面した際の様子を書いています。10か月間お腹にいた子とやっと会えた嬉しさや自分の子供に対しての愛情を言葉に残しています。そして夢だった温かい家庭がそこには記してありました。

アメブロで子供のことを綴る

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長女が熱を出しグッタリしていた後、回復し部屋を散らかしたり元気になった様子を文章にしています。元気になって安心したことや健康が一番で、子供が苦しんでいるのは心が痛いと記されています。

アメブロ内の下村早苗はいいお母さん

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この当時は優しくていいおかあさんだったのがわかります。なんでも駄目といわず、やりたいことを見守ってあげたいという姿は若いながらも子供の成長に合わせた育児をしていることが感じ取られます。

現代は下村早苗のような孤独な母親が多い

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この騒動は、彼女だけが特別な問題でなく現代の社会事情が大きく関係しているといえます。多くの母親が自分のことよりも子供を想い子供の為にと奮闘します。

これが当たり前とされてきました。ですが母親だけを責めていいものでしょうか?

離婚率の高さ

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現在の日本は著しく女性社会進出が浸透し、ある程度稼げる能力を持てるようになりました。よって些細なトラブルからすぐ離婚を選択する夫婦が増えています。

必然的に子供は母親が養育することとなり大黒柱として稼ぎ、子供の世話もする忙しい毎日はいくら母は強しといっても疲弊していくでしょう。だれかのサポートが必要なのです。

ワンオペ育児

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離婚をしていなくとも、ワンオペ育児で孤独を感じている母親が多いのです。家というものは壁で閉ざされた箱と同じで内情はわかりにくい場です。子育て世代の父親は働きざかりといわれる年代が多く、家を空けがちです。

特に小さな子供は泣いたり意思の疎通が出来なかったり、頻繁なおむつ替えといった世話が多く、社会から孤立したように感じてしまい孤独感を味わいやすいのです。

他人の興味のなさ

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核家族化が進み、高層マンションが多く建設され隣にどんな人が住んでいるか知らないということも珍しいことではなくなりました。結果、母親や子供が出しているSOSに気づくことができずに今回のような最悪な結末を招く場合があるのです。

社会全体が優しい社会に

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それぞれ育った環境は異なるので、彼女のように自分の親を頼れない場合もあるでしょう。昔であれば近所の家族が困っているとき手を差し伸べてくれてお互い助け合って過ごしてきたように、現代社会でもこのような助け合いの気持ちや行動が重要なのではないでしょうか?

大阪二児餓死事件を風化させてはいけない

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虐待は連鎖しやすく孤立した子育ては特に母親を追い詰めます。狂気に駆り立てる危険性をはらんでいる囲まれた箱の中のような家庭では、なかなか発覚しにくいのが現状です。

この事件を社会全体の問題として個人個人が考え行動しなければならないものではないでしょうか。今回のようなワンオペ育児に奮闘している母親にも優しい社会であってほしいと願います。

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