田中蓮くん行方不明は本当に事件?父親母親への疑いとその真相に迫る

田中蓮くんの行方不明事件の経緯④約1か月後の1月19日遺体発見

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2018年1月19日のこと、それはクリスマスや年越しも祝うことなく、ひっそり静かに迎えた後の話です。お正月を過ぎたある日、誰もが考えたくなかったことが起こりました。田中蓮くんらしき遺体が発見されたのです。遺体は福井県警坂井西署にあったものの、初めは人物の特定がされていませんでした。

発見場所は九頭竜川の河川敷

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田中蓮くんと思われる遺体が発見された場所は、了士さんの会社近くの吉野瀬川から離れること40kmほどの場所。探していた範囲から少しだけ先の場所だったのです。雨で増水した川に重点を置いていたのですが、その少し先のこととされています。

発見されたのは、九頭滝川の海に出る手前です。海に出てしまうと捜索は困難だったことでしょう。まさにギリギリのラインだったことが伺えます。河川敷と言える場所で発見されたのでした。

発見後DNA鑑定で田中蓮くんと確定

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19日の午前9時50分頃、近くを歩いていた通行人によって発見された遺体。河川敷には冬のため、あまり人が少なかったのでしょう。発見はされたものの、特定が難しかったのは約1ヶ月の時間が経っていたからです。福井県警坂井西署で安置されていた遺体でしたが、すぐにDNA鑑定が行われました。

その結果は残念なことに田中蓮くん本人だったのです。行方不明になってから1ヶ月の時を経て、見つかったのですが傷まし現実が残ります。確定された蓮くんの遺体ですが、家族にとっても辛く悲しいことだったでしょう。

発見時の遺体の状況

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蓮くんの遺体が発見されたものの、ここで再び事件説がネットで騒がれることになります。1ヶ月過ぎているのに綺麗な状態だったとされる遺体に、本当に事件性はないか、と疑問視されるのです。着衣の乱れもなく、擦り傷もなかったとされていますが、ここで「それはおかしい」と言う話が浮上します。

福井警察坂井西署での見解とは別に、ネットでは様々な憶測がなされたのです。「殺されてから遺棄された」「もっと調べるべき」との声もありましたが、浮上していたとすればおかしいことはありません。

警察は事件性無し断定

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水死体が発見される場合、通常で考える通り司法界部がされます。蓮くんも通常と同じですが、司法解剖では肺を調べることになるのです。肺から発見することもでき、空気が入っているかどうかで判断できます。空気が入っているかどうかで判断が可能で、泡(空気)が確認されているかで分かるからです。

泡(空気)が発見されていれば、事前に殺害され遺棄された可能性はあるでしょう。ところが肺に入っていたのは水でした。更に人間の浮力は2%な上に3歳の蓮くんは流されやすいので、判断は2つとされています。体温が28℃以下で高度低体温症になるので、田中蓮くんの場合は、大量の水が発見されていることから溺死か低体温症による事故死と断定されました。

その他の青酸カリによる事故について興味のある方はこちらもご覧ください。

「司法解剖」の実態とは

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司法解剖とは、遺族の心情を考慮して、許可を得てから行われます。そこには事件性が疑われる場合や、不審死などのケースが見受けられるのです。またどこで亡くなったか調べる材料にな得るのです。

裁判所からの許可証をもらう

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逮捕時もですが、判断を下すのは裁判所になります。全て許可証を得てから行われるのが、司法解剖です。事件かどうかを判断する大切なことに用いられるので、裁判所からきちんと発行されます。

「検視」とも呼ばれていますが、警察の判断だけでは行われないのが原則です。事件・事故の両面から行われる、刑事事件の際に証拠として使用される重要なことなので裁判所の許可が必要になります。

「司法解剖」は法医学者が行う

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事件か事故か左右するポイントなので、きちんとした専門分野で行いますが実態はどうでしょうか。細かくは、見ている者に不安を与えてしまうので表現は避けますが、大まかにこのような仕組みです。

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