アマラとカマラがオオカミに育てられた子というのは嘘!顛末や真相とは

精神分析医のベッテルハイムは彼女たちの行動が自閉症の子供に多く見られると言っています。社会学者によると彼女たちは自閉症や重度の知的障害を持っていたため親に捨てられていたのを保護されたのではないかという意見もあるようです。保護された後、行動が獣のようだったために「狼少女」という架空のストーリーが出来たと推察されています。

姉妹は虐待されていた

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なんと虐待されていたのではないかという説があります。これはシング牧師の孤児院に勤めていた男性教師の証言によると「他の子供たちと関わりを持たないように隔離し、四つ足で歩くように指示して出来なければ暴力をふるっていた」とあるのです。特にカマラは推定17歳で亡くなるまで続いたというので非常に悲しい結末です。

アマラとカマラの顛末

様々な嘘の情報で塗り固められていたアマラとカマラの物語の顛末は何だったのでしょうか。記述以外にも不可解な点が多く、暗躍していたのは誰なのか嘘が盛り込まれた姉妹の物語の真相に迫ります。

アマラとカマラの写真が捏造されていた

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記述以外にも不可解な点として写真があります。四つん這いに歩き獣のように振舞い生の鶏肉を食べている有名な写真は一緒に働いていた人も含め目撃者がいないことなどを踏まえて捏造されたものであるという結論に至っています。

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アマラとカマラの写真は別人

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なんとマナラとカマラとして写されている写真について実は姉妹たち本人ではないと言われています。有名な四つん這いで食事をしている写真は彼女たちが亡くなった後に撮影されていると言うのです。捏造に使用されている少女は実在していることもあり写真が本物である可能性は低いです。

アマラとカマラの話は金になると密約が交わされていた

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これが狼少女が出来た大きな原因であると考えられているのが、この話を作るとインドの孤児院に多額の寄付金が集まり経営が潤うという孤児院側の目論見と本を出版したロバート・ジング教授の牧師の日記の金銭的価値に目を付けた双方の利益のために、このようなことが起こりました。しかもジング教授は事実を確認してないという所も浅はかです。

動物に育てられた子供

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狼少女は嘘であることで話が終わっているが、他にも動物に育てられたと言われている子供が何人か報告されている。近年起こったもので信憑性の高いものを中心に紹介していきます。いずれも親から捨てられたり、虐待を受けたりして動物しか触れ合うものがなかったといいます。どんな内容なのか一緒に見ていきましょう。

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