アマラとカマラがオオカミに育てられた子というのは嘘!顛末や真相とは

鳥少年が2008年にアパートの一室で保護された時の年齢は7歳でした。母親と暮らしてはいましたが息子に人間の言葉で話しかけることはなく部屋に監禁していました。2部屋しかないアパートには大量の鳥が住んでおり、発見当時少年は言葉が分からないので鳥のようにさえずり、感情表現は腕を鳥の羽のように動かす程度だったといいます。

現在はどうなっている?

現在は母親から隔離して児童養護施設に引き取られました。母親は親権を放棄したと言われていますが特に刑事責任を追及されていないようです。少年は人間としての行動を身に着けていないところが多く見受けられることから「モーグリ症候群」という診断が下され、心理学ケアセンターに保護されリハビリを受けています。

犬に育てられた少女

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こちらもロシアからですが、犬に育てられた少女がいたというのです。隣人たちの通報により発覚しました。発見当時、彼女は裸で四つん這いになり犬と一緒に骨をかじっていたそうです。人間の言葉はイエスとノーだけしか分からず、それ以外は犬のような振る舞いをしたそうです。母親はアルコール中毒で子供を虐待していたことが分かりました。

現在の少女は?

保護をした民生委員は少女が犬以外の同年代の子供と関わりを持てなかったことを知りました。また誰も彼女に愛情を注ぐことはなかったのです。父親は生まれた直後に蒸発し、その影響で母親は酒浸りになりました。こんな環境で育ったのにも関わらず、精神や肉体が健康で問題がありませんでした。現在は市に保護されています。

狼と人間がモチーフとなった漫画やアニメ

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動物と人間をモデルにした漫画やアニメは意外にも多く存在します。狼と人間をモチーフにした話は古くはグリム童話でも作られています。最近の作品から昔の作品の中で有名な作品をいくつか紹介していきます。中には狼少女なども作品の元ネタになった可能性があるものもあります。

ジャングルブック

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言わずと知れたジャングルブックです。狼が人間の子供「モーグリ」に乳を与えるシーンがあります。しかもインドが舞台になっており、最後は狼の世界では人間と言われ、人間の世界では「狼」と言われてジャングルに戻るという話です。狼少女の話に何となく似ている内容になっています。

赤ずきん

これは有名な童話ですが実は、グリム童話が元ネタです。グリム童話の100年前のペロー童話が更に元ネタです。ペロー童話では狼ではなく人間の男になっていることと漁師から赤ずきんが助けてもらえず殺されてしまうというショッキングな内容になっています。「優しく近づいてくる男には気をつけなさい」という教訓が含まれていました。

おおかみこどもの雨と雪

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最後は最近映画になった「おおかみこどもの雨と雪」です。これは狼と人間の子供が出てくる話です。おおかみ男と女性との間に「雨」と「雪」と名付けられた人間と狼の顔を持つ子供が生まれます。そんな中、父親が亡くなってしまいます。人間として生きようとする雪と狼として生きようとする雨の激しい葛藤が描かれています。

アマラとカマラは奇跡ではなく虐待を含む大人のエゴだった

奇跡の作品として注目された姉妹の物語は、いまだに「美談」「生命の奇跡」といった賞賛する声もある一方で実際は精神障害者への虐待の可能性が高く、金儲けのための捏造まで行っていることから大人のエゴが垣間見える作品になっているようです。大人に巻き込まれる子供という面では今も昔も変わっていないのではないでしょうか。

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