短めの竿で足元の棚を効率よく探れる
ダイワ(DAIWA) ちょい投げロッド スピニング リバティクラブ 磯風は、全長が450㎝と磯竿の中では標準的な長さとなっています。そのため遠投よりは、近くの棚を攻めたいとき、小型・中型魚を狙う際におすすめの竿です。また、操作性が高い点も特徴で、狙った場所にキャストし易い竿のため、初心者にも十分おすすめできます。
スペック
- 全長4.45m
- 仕舞寸法102㎝
- 自重230g
- 錘負荷:5から10号
ダイワ(Daiwa) 磯竿 スピニング インターライン
軽い力でも飛距離抜群の遠投タイプ
ダイワ 磯竿 スピニング インターライン は、大型魚を狙う際におすすめできる遠投タイプの磯竿です。大型魚狙いの重量仕掛けもものともしない耐久性を併せ持ちながら、竿がとてもよくしなるため、タイミングを合わせられれば少しの力で大きな飛距離を期待できます。他のアングラーよりも遠くの棚を攻めたいときにおすすめです。
スペック
- 標準全長:5.15m
- 仕舞寸法:121cm
- 自重425g
- 耐久撥水加工あり
- 滑り止めグリップ採用
Contents
カゴ釣りに必要な道具をご紹介!③リール
続いてはリールの紹介です。釣り初心者の人は、リールは糸を巻きあげられればどれでもよいのでは?と思うかもしれませんが、リールもカゴ釣りの特徴をしっかり踏まえたうえで選ぶのが重要になります。
カゴ釣りのリール:選び方
上述の竿、カゴの項目でも紹介しましたが、リールを選ぶ際にもやはり魚のサイズで選ぶのがポイントになります。特にカゴ釣りでは、狙う魚の大きさが大きくなればなるほどラインも太くなり、仕掛けの総重量も増えます。このように狙う魚によって変化するラインの太さや仕掛けの重さを頭に入れて選びましょう。
小型~中型魚狙いの場合におけるリールの選び方
小型、中型魚を狙う際には、リールは比較的安価なリールでも問題ありません。初心者はまずは大型魚は我慢して、狙いやすい小型、中型魚から始めた方が、アイテムを選ぶ際にも選びやすい、そして費用も抑えられます。しかし1つ注意点としてはラインが滑りにくいリールや、巻きあげる際に突っかかり感があるリールは使いにくいため避けましょう。
大型魚狙いの場合におけるリールの選び方
大型魚狙いの場合は、魚の引きや仕掛けの重さなどに耐えられるように、ミドルクラスからハイクラスのしっかりとしたリールを選ぶようにしましょう。この後、おすすめのラインの項目でも紹介しますが、狙う魚のサイズが大きくなるほどラインも太くなります。そうなると、あまりサイズが小さいリールだと、ラインがリールにうまく収まりません。
そのため大型魚狙いで、太いラインを使用する場合は、カゴ釣り用大型サイズのリールを選びましょう。また、小型魚を狙う際のリール選びと同様に、あまり安価なリールを選んでしまうと、巻きあげるときにドラグが滑らかに動かなかったり、大型魚とのファイトに耐えられずリールが破損する恐れがあるため注意しましょう。
カゴ釣りのリール:おすすめのリール
ダイワ(Daiwa) スピニングリール 17クロスキャスト
入門モデルながら高性能
ダイワ(Daiwa) スピニングリール 17クロスキャストは、カゴ釣り用リールとしては入門モデルに位置付けられています。しかし、採用している技術や実際の使い心地はエントリーモデルとは思えない高い満足度があります。「エアローター」という技術を採用しており、沖合からの長い距離を巻き取る際にも効率よく引き上げが可能です。
そして釣りの最中に避けたいトラブルの筆頭としてライントラブルが挙げられますが、このリールは巻きあげる際に糸を擦らないようにしたり、糸の食い込みを防ぐクラスラップという技術を採用しています。この機能のおかげでライントラブルの確立を低減させ、一日中安心して釣りに集中できます。
スペック
- 自重:650g
- 最大ドラグ力:15kg
- 標準巻糸量 ナイロン(号-m):4から250、5-から00、6から150
- ハンドル 長さ:85mm
シマノ リール SAアクティブサーフ 細糸
安価で扱いやすいリール
シマノ リール SAアクティブサーフ 細糸は、販売価格が安価な点がおすすめポイントです。1万円を割る価格で販売されているため初心者のデビューアイテムとしてもおすすめできます。安いリールは性能も低いと思うかもしれませんが、このリールは安価でもしっかりとした性能を確保しています。
カゴ釣り用のリールは、仕掛け総重量の重さやラインの太さで、どうしてもリール本体も大きくなりがちです。シマノ リール SAアクティブサーフ 細糸も比較的大型のリールですが、使用していてもあまり違和感はなく、手にスッとフィットする形状になっています。
スペック
- 自重:595g
- 許容耐力:20.0kg
- 最大巻上長:82cm
- リール ハンドル:左右付け替え可能
カゴ釣りに必要な道具をご紹介!④ライン
最後にカゴ釣り用のラインの選ぶポイントを紹介します。ラインは、魚に直接コンタクトする重要なアイテムです。ラインにはナイロンやPE製など素材に違いがあり、用途によって最適なラインが存在します。ラインも選ぶポイントをしっかりマスターしておきましょう。
カゴ釣りのライン:選び方
カゴ釣りにおいてラインを選ぶ際には、狙う魚のサイズでPEラインとナイロンラインの使い分けをおすすめします。一般的にはナイロンラインは小型、中型魚におすすめできます。大型魚にはPEラインをおすすめします。それぞれのラインの特性については下記で詳しく解説します。
小型~中型魚狙いの場合におけるラインの選び方
小型、中型魚を主に狙っていく人、そして初心者の人にはナイロンラインをおすすめします。ナイロンラインは、PEラインと比較しても糸の太さが太めに作られているため、竿先に絡んだり、糸が絡まってほどけないといったトラブルの発生率が少ない点が特徴です。
特に初心者の人は竿の扱いに慣れていない間は、糸が絡まりにくく、扱いやすいラインを選ぶ方が得策です。またナイロンラインは比較的安価で販売されているため、格安でカゴ釣りの仕掛けを構築したい人におすすめできます。
大型魚狙いの場合におけるラインの選び方
大型魚を狙う際にはPEラインを選びましょう。理由としてはPEラインが持つ飛距離性能、そして高い強度にあります。ナイロンラインと比較しても糸が細いため、その分飛距離性能がアップします。また耐久性が高いため大型魚とのファイトも安心して挑めます。
カゴ釣りのライン:おすすめのライン
サンライン(SUNLINE) ナイロンライン 磯スペシャル
耐久性を最大限高めた信頼性の高いライン
サンライン(SUNLINE) ナイロンライン 磯スペシャルは、P-ionという新技術を採用したラインで、従来モデルと比較しても、撥水性が高まっています。そのため長時間海水に使っていてもコーティングが剥がれにくく、ライントラブルも起こりにくい耐久性と信頼性が高いラインに仕上がっています。
スペック
- 素材 ナイロン製
- 全長200m
- 糸質 スーパーソフト
ダイワ(Daiwa) ナイロンライン サーフキャスター
ブライトカラー採用で飛距離が一目で分かる
ダイワ(Daiwa) ナイロンライン サーフキャスターは、ラインの糸を距離別に色分けして塗装している、ブライトカラーと呼ばれる塗装方法を採用しています。そのためキャスティングの飛距離や、魚までの残り距離が一目で分かる、ユーザーフレンドリーなラインです。
スペック
- 素材 ナイロン製
- 全長200m
- 25m×4色(黄・クリアー・赤・青)
カゴ釣りでの遠投のコツとは?
カゴ釣り初心者の人でも釣りに徐々に慣れてくると、カゴ釣りの醍醐味でもある遠投にチャレンジしてみたくなる人も多いものです。たしかに遠投ができれば沖合の大型魚をヒットさせるチャンスも増えますし、足元の棚に魚がいないときはもう少し奥の棚を攻めてみるといった具合に、釣りの攻め方のバリエーションが増えます。
しかし、あまり遠投の経験がない人が突然遠投に挑戦しても、思いのほか仕掛けが飛んでくれない、若しくは想定外の方向に飛んで行ってしまうという羽目になりかねません。釣り場が混んでいる際に無理に遠投をして、ほかのアングラーの仕掛けに絡ませてしまうと、ほかの人にまで迷惑となってしまいます。
まずはフォーム固めから
道具を使うもの、例えば野球ではバッティングフォーム、ゴルフではスイングのフォーム固めがまず大事になるのと同様に、カゴ釣りでの遠投もまずはフォームをしっかり固めましょう。基本的なフォームは、糸を指に掛けながら竿を真上にあげ、そのまままっすぐ振り下ろします。竿が顔付近に来たところで指にかけていた糸を離します。
これが、カゴ釣りの遠投基本フォームです。ポイントは、腕の力に頼りすぎないことです。腕力だけで振ってしまうと、無駄な力みが生じ、竿がまっすぐ振り下ろせなくなります。上半身はリラックスして、下半身をどっしり使って、剣道の動きをイメージして竿を上下させるとうまくキャスティングできる確率が高まります。
練習では周りに配慮しよう
先ほども少し触れましたが、釣り場が混んでいるときに無理に遠投を試みるとほかの人の仕掛けに絡まってしまう場合があります。遠投の練習をしたいときは、比較的釣り場が空いており、ほかのアングラーに迷惑が掛からないタイミングで練習しましょう。
カゴ釣りで釣った魚の処理方法
釣りの醍醐味は、釣り上げる際の魚とのファイトはもちろんですが、釣り上げた後魚をおいしくいただくのも大きな醍醐味です。釣り上げた後は、ついつい魚をクーラーボックスに詰め込んで、そのまま帰宅してしまいがちですが、釣り上げた後の処理が、魚の味を大きく左右するのです。
釣り上げたら素早く人道的にとどめを刺す
魚の種類に関わらず、リリース以外は釣り上げたらすぐにとどめを刺してあげるのが重要です。そうしないと、魚が暴れ、身に血が回ってしまい、食べたときににおいが残る魚になってしまいます。釣り上げたら、まず神経を締めます。魚のえらの延長線上の頭の部分に脳天があります。そこにナイフなどを刺して神経を締めます。
神経を締めたら、次に血抜きです。血抜きは、えらの中にある透明の膜にナイフを刺し、次にえらを切ります。これで血抜き完了です。あとは、バケツ等に海水を貯めて、魚を海水で洗います。その後クーラーボックスに入れますが、その際のポイントは、10度程度の海水に漬けて保存すると状態よく家まで持ち帰れます。
カゴ釣りは初心者でも手軽に始められる!
本記事では、カゴ釣りの魅力や仕掛けの概要、おすすめのカゴ釣りアイテムを紹介しました。カゴ釣りは、初心者向けのサビキ釣りから1つステップアップした釣りといえます。漁港や、防波堤などアクセスのしやすい手軽な場所から大物を狙える可能性があるため、経験者でもファンが多い釣り方です。
初心者の人は、カゴ釣りは仕掛けが難解で取っ掛かりが難しいと考える人もいるようですが、通常のウキのと針が付いた仕掛けに、餌を入れるカゴが追加されただけのため、案外単純な仕掛けです。仕掛けのアイテムに困ったときは、今回紹介した竿やラインの選び方や種類を是非参考にしてみてください。