朝露女子誘拐監禁事件の裁判の行方は?
逮捕されることになった、寺内樺風は裁判でどんな結末を迎えたでしょうか。また被害者とその家族は加害者に対してあることを望みました。いったい、具体的に何を彼に望んだのでしょうか。そして、その思いは裁判を通して成就されたのかについも述べていきます。加害者は裁判中に反省するどころか珍妙な行動をとり周囲を困惑させました。
犯人、寺内樺風に懲役9年の判決
被害者の家を事前に調べていたり、身辺を嗅ぎまわっていました。少女をさらったことも認めています。行いが明るみに出たところで自殺を試みたりもしている点から、いけないことをしてしまったことを理解してると判断されました。自閉症を有していましたが前述のことを踏まえて、責任能力を持っていると判断され、懲役9年と判決を下されました。
斎藤杏花さんと家族の願いは叶わなかった
反省の色が感じられなかったので、皆さんの怒りさらに増幅し、厳しい判決を願いました。しかしながら、無念なことにその思いは叶わず10年もいかないような短い懲役に処されました。確かに、物理的外傷を負わせていないのも大きかったかもしれません。とは言え、周りの方々はもちろん溜飲がおさまりまるはずがなく、より重い刑を所望しました。
犯人、寺内樺風の裁判中の奇妙な行動とは?
この男は、職業はと聞かれれば「森の妖精」などと答え、ここはどこですかと聞かれれば、答えになってないような不謹慎きわまりない支離滅裂なことを言い出しました。さらに理解不能な言葉を叫びだしたりもしました。これは、心神喪失、もしくは狂ったふりをして減刑を狙ったのではないかという憶測も上がっています。
斎藤杏花さんと家族の現在は?
逮捕や裁判を終えて、その後、被害者とその家族は、どのように過ごしたのでしょうか。日常生活に戻った後の学校生活はどうだったのか、とても精神的にもきつい経験をした彼女は無事に学校を卒業できたのでしょうか。心の傷は心身以上にすぐに回復するものではありません。現在の彼女やその家族についても触れていきます。
斎藤杏花さんは中学を無事卒業していた
中学卒業以降の詳細は分かってはいません。卒業証書に関して彼女はもらうことを躊躇していました。なぜなら、中学時代にあたる大部分の期間を監禁されていたため、学校に出席した日数は著しく少なかったからです。しかし、最終的には受け取りました。また校長は監禁されていた間もずっと、卒業証書を保管し彼女を待っていたそうです。
斎藤杏花さんは現在もPTSDに悩まされる
心的外傷後ストレス障害のことを言います。命などが脅かされるような強い精神的衝動を受けることになったりします。症状は、パニックのような発作や、鬱になったり、睡眠障害や感情を失ったり、現実感の喪失や、離人症になったりします。PTSDは社会生活を営む上で自身の弊害になることもあり、とても自分自身を苦しめます。
我々のできること
きっと、斎藤さんのご家族全員が今も辛い現実と戦っていると思います。我々ができるのは、少しでも穏やかに過ごせるように祈ることではないでしょうか。次に、それほどまでに辛い経験となってしまったこの事件の当事者の様子についてさらに詳しくご説明していきます。