「寺生まれのTさん」とは、2chのオカルト界隈発祥のコピペから生まれた最強の除霊者です。様々なオカルト話の中に現れ、どんな悪霊も撃退してしまう、というちょっと笑える”オカルトクラッシャー”的存在です。
どんな怪奇現象も一言で解決!
寺生まれのTさんは、怪奇現象に襲われている人物の前に現れ、「破ぁ!」の掛け声ひとつで怪異を撃退してしまいます。解決後は気の利いたクールなセリフを言い、それを聞いた語り手は「寺生まれはスゴイ、俺は改めてそう思った。」という定番のセリフで閉める、というのがお約束になっています。
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「やったねたえちゃん」ネタの使い方!
読む人を憂鬱にさせる「やったねたえちゃん」ですが、元ネタには一癖も二癖もあるネットスラングです。では、このフレーズはどんな時に使えばいいのでしょうか?簡単な使用例を交えて説明していきます。
無理やり何かをされるときに使う
使い方の例としては、掲示板の書き込みユーザやSNSでの投稿で、相手が誰かに無理やり何かを強いられていることを目撃した時にやや煽るような感じで使われることが多いようです。例えば、明らかに詐欺な商法の勧誘をされているようなときに、それが罠だとわかっているようなネタ的な状況で「やったねたえちゃん!」と書き込まれます。
前のセリフである「家族が増えるよ!」の部分も併せて使われることも多く、上のパターンだとあるユーザーが「資産が増えるよ!」などと書き込んだあとに「やったねたえちゃん!」と別のユーザーがレスを付ける、というような流れで使われているようです。
元ネタを理解した上で使うこと!
元ネタはアダルト漫画であり、内容も人によって好き嫌いがはっきり分かれる作品になるため、使用する際には注意が必要です。使われた相手が「たえちゃんって誰だろう?」と疑問に思い、そのフレーズを調べてしまった際にショックを受ける可能性もあります。誰もがネット独特のノリを受け入れられるという考えは持たないように注意しましょう。
「やったねたえちゃん」を読む方法!
冒頭で、元ネタ漫画である「コロちゃん」が収録されているコミックスについて紹介しましたが、古い書籍であることとアダルト作品であることから通常の書店での入手はハードルが高いです。では、どうすれば漫画を読むことができるのか説明していきます。
漫画は18禁!
既に説明している通り、漫画は18禁ですので18歳未満のかたは閲覧することができません。コミックスについては、現在であれば「FANZA」というアダルト用の電子書籍配信を行っているサイトで1000円程度で電子版を購入することができます。こちらのサイト自体も18歳未満の閲覧が禁止されていますので注意してください。
読んだ後の後悔は自己責任で!
アダルト要素も強く、展開についても憂鬱で救いのないものであることから、そういった要素が苦手な方は閲覧を控えた方が良いでしょう。苦手だけれどもどうしても元ネタが気になる、という事であればインターネットであらすじをざっと確認する程度にとどめておきましょう。
AA化された「やったねたえちゃん」
AAとは「アスキーアート」の略で、イラストを画像ではなくて記号、および文字のみで表現したものです。2chの書き込みを元にして作られた有名なドラマである「電車男」にも登場していましたので、目にしたことがあるかたは多いのではないでしょうか。
AAで再現される「やったねたえちゃん」
「やったねたえちゃん」についても、ファンによってAAが作成されています。セリフの一部を改変して、使いたい状況に合わせてアレンジしたものが多く作られており、バリエーションに富んでいるようです。
他の作品にも登場!?「やったねたえちゃん」ネタ
インターネット上で有名なネタである「やったねたえちゃん」ですが、そのフレーズを使っているのは一般ユーザーだけではなく、なんと企業から配信されているあるアプリのシナリオ内でも使用されていたという説があります。
スマホゲーム「バンドリ」に登場した「やったねおたえちゃん」
人気スマホゲーム「バンドリ」の中で、牛込りみというキャラクターが花園たえというキャラクターに向かって「やったね!おたえちゃん」と発言するシーンがあり、ネタを知っているユーザーの間で話題を呼びました。非常によく似たフレーズであることから、運営が狙ってこのセリフを入れたのでは?と言われています。
狙った?それとも偶然?
シナリオライターが元ネタを知らずに、ネットで見かけたフレーズの中に登場キャラクターと同じ名前が入っていたことから、ユーザー層向けにメジャーなネタを取り入れた可能性は否定できませんが、やったねたえちゃんの元ネタについてはネット上で検索すれば多くのサイトが紹介しています。
それらを知らずに取り入れたことは考えにくいことに加え、セリフの内容自体に特殊性があるわけではなく、汎用的な励ましの言葉であることから、キャラクターの名前が同名だったことや口調の設定の類似が生んだ「偶然の産物」とみるほうが自然だと思われます。
なぜか引き込まれる!「やったねたえちゃん」以外のおすすすめ鬱漫画
内容は残酷であったり、読後の気分を憂鬱にさせる内容であっても何故か気になって手に取ってしまう、という「怖いもの見たさ」にも似た感覚を抱いたことは誰しも覚えがあると思います。この章では、そんな不思議な魅力を持ったおすすめの漫画を紹介していきたいと思います。
「僕の小規模な失敗」
作者である福満しげゆきさんの実際の体験をもとにして描かれた作品です。青年期に特有の漠然とした不安や、鬱屈とした心理描写など、実体験ならではの詳細な表現が特徴的な作品です。似たような経験をしたことがある読者は、当時を思いだして憂鬱な気持ちになるかもしれません。