元少年A酒鬼薔薇聖人事件の概要とその後とは!現在は結婚している?

この出来事を取り上げた神戸新聞社は名前を鬼薔薇の部分を「おにばら」と報道しました。それに対して、「おにばら」ではなく酒鬼薔薇と書いて「さかきばら」と読むと指摘しました。このネーミングはとてもセンスがないように感じますが、犯人はあえて架空の犯人像を作り上げるために、あえてこのような名前を付けたかもしれません。

声明文内容とは?

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メッセージは、いかにも演出を試みているような内容になっています。犯人は名前を間違えて報道したことについて怒り心頭していて、また気分を害させたり、しらけさせるようなことをした場合は、殺人を再び実行するという警告めいたメッセージを送りました。最後にターゲットは子供だけに限らないといったような脅しをかける文で締めていました。

ようやく逮捕!酒鬼薔薇聖人が自供した理由とは?

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ついに、この凶悪な殺人鬼がつかまることになりました。当初は少年Aと呼ばれたこの人物は事件を行ったことを否認していました。しかしある物がこの所業を行ったことに決めてのなりました。犯罪を犯すものは、行動しすぎることにより、結局それが仇となって捕まったりします。犯人も例にもれず自身のアピールが自身を追い詰めた結果と言えます。

犯行を否認し続ける酒鬼薔薇聖人

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6月28日に事件現場付近に住んでいる疑わしい人物に事情聴取が実行されました。その人物とは、この事件の犯人である少年Aです。朝に任意同行をようせいし、事情を聞いていたところ少年は犯行を自供するにいたりました。最初のうちは犯行を否定していましたが、声明文を掲げ問い詰めたところ、声をあげて泣き出し犯行を認めました。

決め手は犯行声明文の筆跡一致

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なぜ、声明文を突き付けられて、否認を断念したのでしょうか。それは、声明文の筆跡が少年Aのもと同じ筆跡ということはすでに確認がとれている、と言われて一気に彼は崩れ落ちたそうです。逮捕の時刻は、1997年の6月28日の午後7時5分でした。朝の事情聴取から、夕方過ぎまでかかりました。さらに、他の犯行についても認めました。

酒鬼薔薇聖人はどんな人物だった?

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残虐な行為を行う者や、殺人鬼には個人差はありますが、いくつかの特徴があります。その一つとして、動物に対してある行動を行います。この行為を行う人物には警戒が必要かもしれません。また、それだけでなく暴力をふるうことで特異な快感を得ていました。この事実を知った後で、みなさんは彼に対してどうお感じになるでしょうか。

小学5年生から始まった動物虐待

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もし、お子さんが動物を殺すこと繰り返しいるのなら、凶悪な殺人犯になる可能性があるので注意が必要です。少年Aは最初は、なめくじやカエルなどの小動物を殺していました。しかし、次第にエスカレートしていき、その矛先は猫にまで向きました。

性的欲求と絡まった快楽殺人

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供述では女性に関心が全くないと答えたそうです。猫などの生き物を殺すことによって、性的な興奮を得ていたと言われいます。遺体を損壊することからもネクロサディストのきらいもあったのかもしれません。ネクロサディストと言えば、常軌逸したロシアの殺人鬼アンドレイ・チカチーロをご存知でしょうか。興味のある方は、こちらもご覧ください。

酒鬼薔薇はネクロサディストではないのか

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ネクロサディストは、死体を損壊することで快感をえるもののことを言います。彼は、通常の女性には興味はなく、生き物を殺すことで性的な快感を得たという話もあります。そして、神戸の事件では遺体に対して痛ましい行為を行いました。しかし、これはネクロサディズムからくるものなのですが。

供述と照らし合わせるとやや疑問

彼は、学校に頭部を置いたのは捜査をかく乱するためといっています。そして、声明文もそのために添えたともいっています。このような意図のもと行われているので、厳密には死体を損壊する快楽からやったとは言い難いです。なので、少々思考や心に矛盾があるのではとも考えられます。

判決を有利に運ぶなら

快楽のために遺体にそのような行為を行った方がより狂ってるように見え、罪が軽くなるのではとも考えられます。本当に彼は人を殺すことでしか快楽えられない人間だったのでしょうか。もしくは、計算高さとネクロサディスト両方が混在するような人物だった可能性もあります。

酒鬼薔薇聖人の両親と遺族の家族たち

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犯人は本を出版して、かなりの印税を得ていたそうです。しかし、その収入は莫大な賠償金に変わりました。その額はいったいいくらになったでしょうか。果たして、このお金を彼は払いきることができたのでしょうか。また、犯人だけでなく、彼の家族は判決後どのような道をたどったでしょうか。また、被害者側の家族についても触れていきます。

酒鬼薔薇聖人事件の賠償金額は2億円

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被害者と遺族側に対して、最終的に2億円の慰謝料を支払う示談が成立しました。2回目の事件で亡くなった女児への慰謝料として8000万円、1・2回目の件で負傷させられた2人の被害者に対して2000万円、3回目の件で亡くなった男児に対しては約1億4000万となっています。

印税で払うも未だ返済できず…

父と母 悔恨の手記 「少年A」 この子を生んで…… (文春文庫)

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犯人の両親は、少年Aに関する手記を出版しました。この本は、とても売れました。2001年のい段階で52万部発行されました。定価1440円だったので、おおよそ7500万円ほどのお金をてにいれたと思われます。この書籍の印税で、8700万円を賠償金にあてたといわれています。ちなみに犯人の両親は、事件発覚後に離婚しています。

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