元少年A酒鬼薔薇聖人事件の概要とその後とは!現在は結婚している?

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酒鬼薔薇は出所後にもいろいろな形で露出をしていきました。自身が書いた本の出版や、自身のホームページの開設などがあります。そしてその内容からは反省の色がうがえないようなものもおおく、被害者たちのご遺族の神経を逆なでするような箇所もあります。そんな横暴に黙ってられなくなり週刊ポストは公開に踏み切ったのではと言われています。

酒鬼薔薇聖人の実名は「東真一郎」

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週刊ポストは実名と顔写真を公開しました。ただし、それは事件当時の情報のものが公開されています。なので、写真は現在の彼の姿ではありません。ネットでは、すでにこの写真は見たことがあるなどと、釣り的な広告と騒がれたりもしました。しかし、ネットなどに疎い方々にとっては、週刊誌を通しての公開は有力な情報だったと言えます。

現在の写真は?

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それでは、実際に今の酒鬼薔薇の写真はネット上に出回っているのでしょうか。実は、ネット「酒鬼薔薇」「写真」などのキーワドを入れて検索すれば、東真一郎(以前の犯人の名前)と思われる人物の写真がたくさん出てきます。興味のある方は、検索してみるとよいでしょう。

改名後の氏名は「西岡真」

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前述で、東真一郎と述べましたが、今は改名して西岡真という名前になっているという話があります。なぜ、西と言う字が使われいるかというと、どうやら彼の母親の旧姓は「西田」という苗字だったからではないかと言われています。

現在は都内在住

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もともと兵庫県の神戸の方で住んでいましたが、事件を経て、刑務所に入り出所後は、浜松のほうにも移り住んでいたという情報があります。しかし、現在は都内に住居を移していると言われています。ちなみに、改名した西岡真の名前でパスポートまで持っているそうです。

酒鬼薔薇聖人の深層心理?これまでの作文集

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自身につけたネーミング酒鬼薔薇をとってもとても独特な感性を有している印象を受けます。ここでは、少年Aの心について迫っていきます。手掛かりとなるもので注目したのは、彼の書いた作文の数々です。いくつかの代表的な言葉について、どのようなものが彼の心に潜んでいるか考察していきます。

「ま界の大ま王」

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この作文は自身の母親について語っている作文です。実の母親の魔界の大魔王と称し、躾の厳しさを例えたような内容になっています。ちなみに、エンマ大王ですら手を出すことのない、とても強い存在であると述べています。

「お母さんなしで生きてきたいぬ」

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自身の飼っていたペットの犬について書かれているようです。動物を虐げていた犯人ですが、ここではとても犬に対して優しい一面を描いています。そして、母犬がいない自身の犬について考えを述べています。最終的には、その犬の母犬が自身の実の母親のようだったら微妙かもしれないということを示唆しているような内容で締めています。

「知人の心配」

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ここでは、当時あった震災について書かれています。他の人を思いやるような優しい気持ちがうかがえるような内容となっております。まさに文字通りに知人を心配していたことを描いています。そして、知人が無事に避難場所にいることを知って安堵しています。

「懲役13年」

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自分の中に潜む禍々しい心について述べられているようです。そして「魔物」という言葉が強調して赤い文字で書かれています。まっとうな道を失い、暗い森の中に迷い込んでしまったようだという感じの比喩表現などを用いて書かれています。

「愛する『バモイドオキ神』様へ」

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自身の崇める神のような存在「バモイドオキ神」について書かれています。「聖なる実験」を行うと告白しています。これは、2回目の事件のことを指していいるようにうかがえます。事件の内容と照らし合わせてみると、ひらがなの多い文章からより異様な恐怖が襲ってきます。

酒鬼薔薇聖人語録

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ここでは、数々の少年Aの残した言葉をここで紹介していきます。中には、反省の色がみえるような言葉もありますが、狂った殺人鬼らしい発言も多数あります。みなさまは、彼の言葉の数々からどのようなこと感じるでしょうか。一目見ただけであきれられた方もいるでしょう。嫌悪、怒り、絶望の他に、なぜこうなったかが垣間見えるかもしれません。

「俺、全然そんな風に思わないけど」

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正直であることにこだわっていたのでしょうか。また、空気を読んだり、たてまえに対する自身の主張だったのでしょうか。小学校6年生の時に、試食で出されたものがおいしくなくて、周りがお世辞でおいしいと言ってるように感じる中、言った言葉です。

「何かあると先生はすぐ俺のせいにする。みんなが俺を避けるのは、そのせいもあるんや」

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中学2年生の頃に、酒鬼薔薇と数人の者によって女子生徒が脅し文句を言われたことに端を発して、責められたときに返した言葉です。自身に問題があるのではなく、先生にそもそも問題があると、逆に先生を非難しているセリフです。

「自分以外の人間は、みんな野菜に見える。野菜には、何をしてもいいんや」

人が野菜に見えるという類の発言をたびたびしていたようです。この言葉は、先ほどの作文の「懲役13年」をワープロを用いて清書した親友に、たびたび言っていた言葉だそうです。人を人とも思わない、酒鬼薔薇から見た人の見え方を表しているようです。

「母さん、僕が死んだら泣いてくれるか?」

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3回目の事件を起こす数日前に言った言葉だそうです。犯人は、母親に対して作文や言動を通しても、何か思うところがあったように見受けられます。肉親に対する愛情を確かめたかったのか、もしくは事件の根底にはこのようなことが影響していたのかもしれません。

「自分より弱いと思ったから。」

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ついに逮捕されることになり、男児を殺害したことを供述する時に語ったことです。3回目の事件には明確な殺意はあったとされていますが、2回目の女児を殺害していた時は、殺すつもりではなかったと後に、酒鬼薔薇は語っています。

「ヒトラーはすごい。仮借なく大勢の人を殺せたからすごい」

自己肯定のために過去の有名な人物を例にとるのか、羨望のまなざしからなのか定かではありませんが、犯罪者は時折、この人物の名前を挙げる傾向があります。逮捕後に、弁護士に語ったとされる言葉です。犯行前に、母親から買ってもらった本の影響でヒトラーへ心酔していました。

「一生、僕の犯した罪を背負って生きていきたい。」

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現在の心境を語ったものだそうです。この背負っていくには、贖罪の気持ちからなのでしょうか。それとも罪を犯したことに対して、なんらかの名誉など誇ってるという心理から、一生この看板を背負っていきたいという表れなのでしょうか。

「僕は異常だ」

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自身を自己分析した時の見解について述べています。しかし、このようなことは逮捕される前からよく言っていたという話があります。確かに、大多数とは違う人物であったのはまぎれもない事実と言えます。また、暴力を行うことで快楽を得るというのはマイナーな存在と言えます。

「母を必要以上に愛していたというか、僕の全てでした」

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逮捕された後に、母親について語ったとされる言葉です。一説には、この母親がおかしいのではないかという話もあります。犯人の弟たちも、母親に疑問を持っていたようでした。母親の愛情が弟たちに注がれる一方で、祖母からはとても可愛がられていたそうです。

今回の事件の親子関係について詳しく知りたい方はこちら

 異例の出版「絶歌」

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あれだけの惨状を巻き起こしておきながら、ずうずうしくも本を出版するのかと怪訝に思われた方も多いかもしれません。確かに、このような非日常的な人物の頭の中や生活を覗いてみたくなる方は少ないかもしれません。ここでは、大まかにこの本の内容について触れていきます。

18年の時を経て手記を発表

絶歌

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周りの人間や、事件に関わった人々が本を出版する中、ついに自身も本を出しました。全部で300ページ近くに及ぶ本になっております。発売された日は、2015年6月から太田出版というところから出されました。初版は10万部刷られました。

その内容は?

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元少年Aの名義で事件について語っていきます。そして、犯行後から出所して、社会に戻ってきた過程を書き記した内容になっています。実際、被害者のご遺族の中には、太田出版に対して、速やかに回収するようにと抗議しました。

酒鬼薔薇聖人は結婚して子供もいる!?

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なんと、ご遺族側に対して、自身の結婚式の招待状まで送っていました。妻を持ち、子供もできたことで、自身の考え方に変化が起きたのでしょうか。それで、被害者のご遺族の方々に改心した自分を見せるという形で贖罪したかったのでしょうか。

 公式HP「存在の耐えられない透明さ」 を開設

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実はネット上にホームぺージまで作成しています。フェイスブックや、インスタグラム、ツイッターといったSNSはやってないようですが、世間に再びアピールし始めたのでしょうか。いったい、彼は何の目的でホームページを立ち上げたのでしょうか。また、そこにはどのようなことが表現されているのかについて述べていきます。

プロフィールや写真が掲載

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自身の鍛え上げられた体が写っている画像や、なめくじを扱った画像など自己顕示欲がとても滲み出ているようなホームページです。また、絵は触覚を持ったナメクジのような絵が多いです。自身がとても影響を受けた「寄生獣」という漫画からの影響も感じられます。

殺人鬼たちの描いた絵画

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酒鬼薔薇は絵を書いたりして、それを自己表現の一環として、ホームページにあげていたりします。ときおり殺人鬼は、絵画を描くものがいます。なかには、とても高い値で彼らの絵が取引されることもあります。ここでは、他の殺人者達の書いた絵ご紹介していきます。

ジョン・ゲイシー

ピエロの殺人鬼として有名な人物です。少年ばかりを狙って、33人の犠牲者を出しました。彼の絵は特に高値で取引されているらしいです。なかでも、道化役を演じ、かつピエロ恐怖症を有したジョニー・デップも彼の絵を所有しているそうです。

ダニー・ローリング

「ゲインズヴィルの切り裂き魔」と呼ばれる殺人鬼です。殺害後に、内臓を取り出したり、乳房を切り取ったりと偏執的で殺人をしていました。そして、酒鬼薔薇のように犠牲者の首を切断しました。彼の場合は、頭部を本棚の上に置いて飾ったりしていました。

植松聖

神奈川県にある知的障害者福祉施設に侵入し、19人もの人を刺し殺し、26人の人に重軽傷を負わせた人物です。自身の容姿が不快感が与えるのをおそれ、そのかわりに自身の考えを表現するために、この絵を手紙と一緒にマスコミに送りました。

日本史上最悪の事件酒鬼薔薇聖人事件とは!

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当時日本を震撼させた、猟奇的な愉快犯とも言える酒鬼薔薇は、実は中学生だったということでさらに衝撃を与えました。ホームページからは反省の色がとても感じられないように見えますが、数々の経験を経て、彼は更生することができたのでしょうか。まずは、再びこのような事件が起きないことをただただ願うばかりです。

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