チャーリーゲームは本当に危険な遊び
「チャーリーゲーム」によって、世界的にも実害が及んだ事例はいくつも存在します。ここでは、ブラジルでの事例と、ペルーの事例、最後に日本で起きた「チャーリーゲーム」による被害をご紹介します。
ブラジルではパニック障害になる女の子が
ブラジル、小学生が学校で「チャーリーチャレンジ」を行ったところ、一人の生徒が、自分の首を絞め始めます。やがて廊下や教室のいたるところを走り回り、暴れまわった後、運動場で嘔吐し、失神してしまいます。これにより学校が集団パニックに陥り、学校閉鎖になりました。
ペルーでは警察沙汰に
ペルーでは、「チャーリーゲーム」をした少女たちが、手の付けられないほど錯乱した状態になり、教会へと運び込まれました。悪魔祓い以前に、少女たちを大人しくさせることは不可能だったため、警察も出動する事態になりました。警察到着後、5時間もの悪魔祓いが行われ、少女たちの中には痙攣し、気を失う子も居たそうです。
日本でも精神異常を訴える声が
2015(平成27)年5月の末に、とある中学校で騒ぎがありました。学校で「チャーリーゲーム」をするために、複数の生徒が集まりました。「チャーリーゲーム」を行った結果、奇声をあげたり、暴れる生徒が出る事態に陥ったのです。
学校によっては校則により禁止されている
こういった背景もあり、同校は「チャーリーゲーム」は「学業の場に相応しくない」ものであるとし、学校全体で、「校則」として禁止しました。この対応を受けて、全国の小中学校および高等学校で、禁止の風潮が広がりました。今でも禁止されている学校もあるようです。
実際に起こった「チャーリーゲーム」での怖い話
ここからは、ツイートを参照しながら、実際に「チャーリーゲーム」を行って恐怖心を抱いた様子を窺っていきます。また、その動画を閲覧し、本当にチャーリーは来ていたのかも考えてみましょう。
「ガチで動いた」
これは、高校生とみられる投稿者が、教室で「チャーリーゲーム」を行って実際に動いてしまった瞬間を、たまたま動画に収められた、という経緯のものです。まさか本当に動くとは思わず、質問内容を考えていなくてあたふたする様子が見受けられます。
「NO」の方向に動いた…
こちらも、高校生の投稿です。「Charile,Charile,Are you here?」と何回か唱え、諦めかけていたときに、鉛筆がスッと「NO」の方向へ動きます。投稿者の「ええっ!」という驚きの声で動画は終了しています。
いずれのものも、複数人で居るにも関わらず、チャーリーの呼び出しは一人で行っています。このような誤った方法で進行してしまうのは本来いけないことで、危険です。上記に引用したツイート主たちの身には、その後何も起こっていないようなので、一安心です。
「チャーリーゲーム」の「チャーリー」の正体とは?
今までさんざん「チャーリーゲーム」と書いてきましたが、そもそも「チャーリー」って誰なんでしょうか?呼び出す相手の素性もわからないなんて、不安すぎる…!という方のために、「チャーリー」についてお話します。
「チャーリー」は「メキシコの悪魔」?
「チャーリーゲーム」とは、メキシコの悪魔と呼ばれる「チャーリー」を召喚して、質問に答えてもらうゲームだというのが、広く一般的とされる認識だと思います。気軽に悪魔を呼び出せるなんて、すごい儀式です。
メキシコには「チャーリー」という悪魔はいない!
実は、メキシコには「チャーリー」なんて悪魔は存在しません。民間伝承においても、「チャーリー」と呼ばれる神的な存在は確認されていません。では、「チャーリー」とは一体何者なのでしょうか?