フライフィッシングで釣りを楽しもう
まずはフライフィッシングの基本から
フライフィッシングはヨーロッパやアメリカで古くから続いている釣りです。「フライ」という虫に見立てた毛針をルール付きのタックルでキャストします。エサ釣りやルアー釣りとは異なる道具を使うのも特徴で、国内外にファンの多い方法です。
錘を使わない独自のスタイル
通常のキャストでは錘やルアーなど重さのあるもので反動をつけ、遠くまでキャスティングします。しかしフライフィッシングは錘を付けず、とても軽いフライを用いるため、ラインに重さを付けています。ラインの重さを利用してキャストするのです。
自然と関わるスタイルが魅力的
フライフィッシングで用いるフライは、魚がエサとしている虫を模したものです。どの魚が何のエサを食べ、どんな環境・季節で暮らしているか、自然と深く触れ合いながら釣りを楽しめます。自分で考えていくスタイルなので、エサ釣りとは違う魅力がありますね。フライフィッシングの基本についてはこちらの記事でも特集していますので参考にしてみてくださいね。
フライフィッシングに必要な道具とは~初心者編~
フライフィッシング独自の道具を抑えよう
フライフィッシングは独自の道具を使うことが多く、最初に揃えなければならないものがあります。そんなフライフィッシングに必要な道具を一つ一つ見ていきましょう。まずはフライフィッシング初心者におすすめの道具を紹介します。
フライフィッシングの道具①ロッド
ロッドは「番手」で選ぶ
フライフィッシング用のロッド、リール、ラインはすべて専用のものを使用する必要があります。まずロッドはアメリカのフライフィッシング団体による「番手」という規格があります。この番手を釣り場や狙う魚によって変えます。
ロッドは細くしなりが強いのも特徴です。これはフライフィッシングのキャスティングを行いやすくするため。もちろんメーカーによって少しづつ個性があるので、自分に合うものを見つけてくださいね。
フライフィッシングの道具②リール
ロッドを決めればリールも決まる
リールもフライフィッシング用のものを使用しましょう。リールはロッドの「番手」に合わせなければいけないので、まずはどんなロッドを使うかをしっかり決めるておけば、リール選びもスムーズに決まります。
機能性ももちろん大事ですが、実はフライフィッシング用のロッドはおしゃれなものが多いのも特徴。国内外様々なブランドから販売されています。せっかくなら、自分好みのおしゃれで使いやすいものを選びましょう。
フライフィッシングの道具③ライン
ラインは2種類必要
ラインもロッドの「番手」に合わせる(同じ番手にする)必要があります。またリールに直接ラインをまくのではなく、まずバッキンラインという下巻き用のラインを巻きます。これはフライラインに巻き癖がつかないようにするためと、フライラインをすべて出された時の予備用です。
そしてパッキンライン巻いた上からフライ用ラインをまきましょう。フライラインは、錘を使わないフライフィッシングではとても重要な部分。フローティングラインと呼ばれる水に浮かぶラインなどもあるので、使い分けも大切です。
フライフィッシングの道具④リーダーとティベット
リーダーとティベットは数が必要
フライ用のラインは太く重くなっているため、そのままでは結び付けられません。そこでリーダーとティベットというものを使用します。ラインをリーダーにつなぎ、さらにティベットをつなげるとフライを結びつけることができます。
どちらも使用頻度がとても高く、リーダーは状況によって変えていく必要があるので、ある程度の数が必要です。ティペットも数が必要で、番手をそろえなければいけないのですが、少し値段が高めです。お財布と相談しながら選びましょう。
フライフィッシングの道具⑤フライ
フライも様々な種類のもから選ぶ
フライは魚が住む水辺に生息している虫を模して造られているため、狙う魚の種類によってフライのタイプを変えていく必要があります。大きく分けるとドライフライとウェットフライに分かれており、ドライフライは羽虫などを模した水面に浮かぶタイプ、ウェットタイプは水中にいる昆虫を模した水に沈むタイプです。