フライフィッシングに慣れてきたら、フライを手作りしても楽しめます。またフライの作り方も簡単なものから、少し高度な技術がいるものまで様々。自分好みにカスタマイズすれば、さらに釣りを楽しめますね。
フライを手作りすることを「タイニング」と言います。このタイニングを行う際はタイニングセットが必須。針を固定したり、糸や羽を巻き付けるツールなどが入っています。初心者用から上級者用セットまで種類が豊富なのもうれしいですね。
Contents
フライフィッシングの道具と釣り方
1.フライをキャスティングする
フライフィッシングは錘のない軽いフライを遠くに飛ばさなくてはいけません。キャスティングするときはフライを飛ばすのではなく、「フライラインに力を入れる」ということを意識しましょう。特にキャストを前後に繰り返した時、ラインがU字になるようであればバッチリです。キャスティングのコツについてはこちらの動画を参考にしてみてくださいね。
2.フライを動かす
フライは魚が普段エサとしている虫を模したものです。キャストした後は本物の虫に見えるように動かしていきましょう。この時のポイントは川の流れに逆らうのではなく、川の流れに合わせるということ。これで魚に違和感なく見せることができます。
3.フライの選択は臨機応変に
フライをターゲットの魚やフィールドに合わせることを「マッチザハット」と言います。フライフィッシングで釣果を上げるにはこれがとても重要。魚の好む虫を調べたり、近辺にいる虫を見て、適切なフライを選びましょう。
気になるフライフィッシング道具の価格は?
ロッド、リール、ライン、リーダーはラインナップも豊富
基本的なセットである、ロッドー、リール、ライン、リーダー、ティペット、フライを揃えるだけでも、値段は幅広く別れます。ロッドはラインナップが豊富で、例えば人気ブランド「SAGE」のものでも、初心者向けで30,000円~、上級者向けになると100,000円~という幅があります。
本当に手ごろなものなら3,000円台のものもありますが、もちろん低価格のものにはそれなりのリスクが伴います。初心者でとりあえずフライフィッシングを楽しんでみたいのなら、30,000円台のものがおすすめです。
フライはセット販売がお得
フライも値段にばらつきがありますが、購入方法でぐっと値段を抑えることができます。それはセット購入すること。セットにすると単品当たりの値段を下げることができ、ターゲットの層も広がります。
フライフィッシングにあると便利な道具は
細かいフライはフライボックスに
フライボックスはまさに虫のように小さく繊細なフライを収納する必需品。しっかり固定できるものはもちろんですが、コンパクトで持ち運びしやすい物を選びましょう。とくにフィッシングべストに入る大きさのものが使いやすく便利です。
浮力を保つフロータント
ドライフライは動物などの毛や羽でできていることが多いため、少しずつ水分を含むようになってしまいます。水分を含むと、せっかく虫を模したフライも台無しになってしまいます。そこでフロータントを使って撥水し、ドライフライをベストな状態で保ちましょう。
ラインカッター等をなくさないピンオンリール
釣りをしていると、ついついラインカッターや針外しを見失ってしまい、慌ててしまうことがある人は多いのではないでしょうか?ピンオンリールを使えば、必要なアイテムを手元にまとめることができます。これも自分が使いやすい形状や大きさのものを選びましょう。
フライフィッシングに必要な道具~上級者編~
奥深いフライフィッシングの道具たち
フライフィッシングで最低限必要な道具を紹介しましたが、少し慣れてきたたらワンランク上のものをプラスしていくと、さらにフライフィッシングを楽しむことができます。ここでは上級者向けのフライフィッシングの道具を紹介します。
ラインドレッシング
ラインドレッシングはラインに塗布することでラインの滑りをよくすることができ、キャスティングの飛距離を伸ばすことができます。またラインの劣化を防ぐ嬉しい効果もあります。スプレータープやオイルタイプなど形状も様々なので、使いやすいものを選びましょう。
シンカー
錘が必要ないフライフィッシングですが、少し慣れてきたらシンカーを使うことでさらにフライフィッシングを楽しめます。フライフィッシングで使うのは、ガン玉ではなく板状のものや、粘土状のものを使用します。
リーダーストレーナー
リーダーストレーナーはゴムでテンションをかけながらラインの巻き癖を摂るための道具です。使い始めのラインは強い巻き癖がついているため、キャスティングが重要なフライフィッシングでは、あると便利なグッズです。
フライフィッシングにベストな時期、時間帯は
3月~9月末の解禁期間ならいつでもOK
河川によって違いはありますが、解禁期間であればいつでもフライフィッシングは楽しめます。少し釣りにくいのは水温の上がりにくい春先で、秋口までは場所と時間帯を選べばシーズンを通して釣れます。
夕方は狙い時
フライフィッシングには「イブニングライズ」と呼ばれるゴールデンタイムがあります。これは日が沈み始め沈み切った少し後までの時間帯のこと。この時間はよく釣れる時間帯でもありますが、もちろん暗くなるので、ライトなどの装備をしっかり準備しましょう。
またゴールデンタイムということでついつい長居したくなりますが、河川や渓谷などは夜になると危険場所でもあります。初心者はフライが見えなくなる暗さになったら、終了するのがおすすめです。
道具をそろえてフライフィッシングを楽しもう!
奥深いフライフィッシングを楽しもう
フライフィッシングに必要な道具をご紹介してきましたが、いかがでしたか?フライフィッシングは独特の釣り方なので、道具も独自のものが多いですね。フライフィッシングに挑戦して、さらに楽しいフィッシングライフを楽しみましょう。