【パラコート連続毒殺事件】1985年に発生した犯人不明の悲惨な未解決事件

Array

完全犯罪を狙った頭脳犯の仕業でしょうか?あるいは数人の悪人の共謀でしょうか?何も手掛かりとして残っていないために、迷宮入りになっているのです。なぜ闇に包まれてしまったのでしょうか?

現代とは異なる実情があったのでした。真相に迫ります。

物証も証拠の映像も残っていないパラコート連続毒殺事件

ElasticComputeFarm / Pixabay

今の時代には、数メートル間隔で防犯カメラが配置されていますが当時ではシステムがなかっため全く手掛かりがつかめていないのです。今も未解決となっている主な原因なのです。

農協で購入可能なパラコート!犯人は農業関係者?

geralt / Pixabay

強い劇薬のため印鑑がないと購入ができませんでした。購入リストをピックアップすれば暴かれそうですが線が繋がることはありませんでした。

そのため農業関係者が仕事として使うために購入をしたものを使用したのかと憶測を呼んでいます。使用していた農家は老夫婦が多く捜査線上から外れています。農家の子供が関与かといった声もありますが謎に包まれたままなのです。一人の実行なのか複数が関わっているのかさえも特定できません。

犯人はサイコパス?

TheDigitalArtist / Pixabay

人が苦しんで亡くなるのなら誰でもいいとまで思えてしまう無差別的な犯行は、一連を楽しんでいるかのようにも感じます。精神疾患があり自分が楽しみたいがために、罪のない人々を殺めているように思えてなりません。サイコパス要素が見え隠れする不気味さがうかがえます。

その他のサイコパスについて詳しく白たい方は、こちらも良かったらご覧ください

頭脳明晰

geralt / Pixabay

完全犯罪に仕立てた計画性もさることながら、日本各地で起こっている数の多さは絶対に特定されない自身の表れなのでしょう。この一連をメディアで見て悪人はどう感じていたのでしょうか?

疑問ばかりが募る一方です。

パラコート連続毒殺事件の他にも数多くの被害が!農薬混入事件は78件

geralt / Pixabay

今回の連続不可解騒動で毒殺が世にあらわれ残酷なものだと認識されるようになりましたが、実はもっと前から発生していたのです。知られざる毒について探ってみましょう。

1985年に飲み物に農薬が混入された事件は78件ほど発生していた?

95839 / Pixabay

ドリンクに農薬を混ぜられたトラブルは約78件発生しています。農作業をする人にとって大切な商売道具でもあります。店舗に並んで気軽に変えるよう品ぞろえが豊富です。

農作物に使うのではなく人を傷つける凶器として使っていたのは悍ましいことです。

触っただけでも中毒を起こす

飲まなくとも中毒になってしまう強さがあります。直接触ってしまったり、知らない間に触れていただけでも皮膚から浸透していき、内部を侵していく怖い薬品です。

実際にも除草作業をしていた農家が、農薬の入ったタンクを背中に背負い撒いていたところ気づかないうちに漏れ出し背中を濡らしました。背中から体内に浸透してしまい死に至ってしまたのです。

1都2府22県で発生!そのうち17人が死亡していた?

realworkhard / Pixabay

他殺自殺含めて17人もの命を失っています。日本全国に渡って発生していたのです。逮捕され解決済みの案件もありますが、今回のような未解決のままお蔵入りとなっているトラブルも多数あります。

なぜ発見されにくいのでしょうか?混入していても気づかないものなのでしょうか?

パラコート入りの飲み物を飲んでも臭いや味で気がつかない?

O12 / Pixabay

土にびっしりと根を張り水を与えなくても成長していく雑草は、強い生命力を持っています。根強い草を急速に枯らすわけですから、体に良い物でないことは安易に想像できますよね。

害を与える猛毒は臭いや味はないのでしょうか?

飲む前の臭いは?

khfalk / Pixabay

多くの命を奪ったパラコートは臭いのない性質を持っています。謎の犯人は無臭だと知っていて悪用しているのです。サスペンスドラマでも度々登場する青酸カリは、臭いがあります。

薬のような臭いはなく柑橘系の臭いを発しているので、ジュースや味のするものに混ぜてしまうと気づかないようです。よくドラマでもウイスキーやジュースに混ぜています。味が濃いものでは感じにくいのでしょう。

青酸カリより強い毒について詳しく知りたい方は、こちらも良かったらご覧ください

飲んだ味は?

34680 / Pixabay

異変を感じて亡くなっている人がいるほどです。特に腐ったような味がしたと証言が残っていることから、味がすることは確かです。

混入されていたオロナミンCやコーラ、リアルゴールドは清涼飲料水に比べると味が濃く糖分も多いのが特徴です。一口飲んだだけでは異変に感じにくい種類を選んでいると思われます。

強い毒性で一口でも死に至る

ゴクっと一口飲んだところで何かいつもと違う味や臭いを感じたとしても、実は手遅れなのです。猛毒は一口体内に入っただけで死に至らせる怖いものなのです。

約40mlで致死量とされており、一気に飲んでしまうと24時間以内に死に至ります。その一口が危険なのです。

被害者は異変に気付いた?

多くの被害者が2~3日後に息絶えています。一気に飲み干したとしたら翌日には亡骸となっていたはずです。一口飲んでおかしいと感じ飲むことを止めたのでしょう。

ストップしても徐々に体の中を蝕んでいく化学物質には勝てませんでした。

回復薬はないの?

qimono / Pixabay

今のところ解毒できる特効薬は開発されていません。誤って体に害のある薬品を飲んでしまった場合は胃洗浄が施されます。農薬は浸透率が早く洗浄するときには全身に巡っており手遅れの場合が多く、助けられないのです。

農作物にとっては優しい薬だった

多くの除草剤は撒いた部分全体が枯れてしまいます。育てたい作物まで全滅になってしまうのですが、パラコートは雑草だけに効果を発揮し作物に効率よく養分を与えるのを助け、丈夫に育てるのです。

農家の人たちにとっては安価で手に入り作物も育つことから救世主だったのです。

人の心理をうまく考慮した事件

TeroVesalainen / Pixabay

大きな問題となっていたのですが防ぐことができず被害が広まってしまいました。なぜ未然に防ぐことができなかったのでしょうか?これには人間のこんな心理があったからなのです。

余分に貰えるお得感

JillWellington / Pixabay

欲しいものを買ったら、一緒の商品がもう一つ置いてあったとしたらどんな気持ちになるでしょうか?ラッキー!好きなものが余分にある!とお得な気持ちになります。

買い手の心理を巧みに利用した犯行と言えます。

間違えたかな?と思わせる

ijmaki / Pixabay

買う時に取り出し口を覗いてから購入する人はあまりいないではないでしょうか?硬貨を入れてボタンを押して、やっと下の口を覗く人がほとんどです。

その時にもう一本入っていたら、もしかしたら間違えちゃったかなと思ってしまいます。特にお釣りを要する際や複数本買ったときは、勘違いをしてしまうことを想定して実行しているのです。

ターゲットを定めている

470906 / Pixabay

自動販売機に近づく人は、喉が渇いて何か水分が欲しい人、ストック用に買っておこうと思った人です。むやみに意味もなく近づく人はまずいないでしょう。

喉が渇いていて買った人がもう一本サービスのように置いてあったとしたら、嬉しくて持ち帰ってしまうのも避けられないのかもしれません。

自分は大丈夫!

TeroVesalainen / Pixabay

新聞やニュースで連日報道されていたにも関わらず防ぐことが出来なかったのは、どこか他人事で自分は大丈夫という思いがあったことで防げなかったのではないでしょうか?

どこで起こりうるかわからない恐怖は、自分に襲い掛かってきても予防できるように気を引き締めていたいものです。

怪しいものは触らないことが大切

少しでもおかしいなと感じたものには触れないことが自分の身を守るためには大切なことなのではないでしょうか。

「タダより怖いものはない」この言葉を忘れずに、甘い罠には必ず裏があることを忘れないようにしましょう。

ある種のテロ事件!未解決事件のパラコート連続毒殺事件

freestocks-photos / Pixabay

罪ない人々を襲った恐怖ははかり知ることもできないものです。日本中で起こった不可思議な騒動、そして便乗した悪質トラブルは世間を賑わせました。

年月が流れ騒動は鎮静しましたが、もしかしたら今もどこかで罪人はのうのうと生きているかもしれません。明日は我が身と肝に銘じ、自分の身は自分で守り切る意識を持つことも大事なことなのです。

メアリー・ベルに関する記事はこちら

鈴蘭毒に関する記事はこちら