三鷹ストーカー殺人事件とは?リベンジポルノ、犯人池永の生い立ちや判決など

裁判結果については裁判官のみが知っています。様々な憶測が飛び交う中で、元々1回目の裁判の時に別々の罪として扱わずに裁判をしてしまった事が原因とされています。殺人事件とリベンジポルノは別事件なのです。しかしそこも踏まえての判決だった為内容も結果も変わらなかったと言う説もありました。

犯人の池永チャールストーマスは現在服役中

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現在服役中の彼は、最高裁の判決後も不服として控訴しています。もちろん被害側も控訴していますが両方共棄却されています。逮捕されてから獄中でのインタビューに堂々と答えていました。22年では生ぬるいと言った意見が多い中、それでも控訴を求めた池永が本当に反省する時は来るのでしょうか。

三鷹ストーカー殺人事件の被害者家族の現在は?

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納得行かない状況で終わりを告げた裁判でしたが、現在被害者の家族はどうしているのか気になる所ですね。しかし、現在の詳細については分かっていません。おそらくは元の家で生活しているかと思われます。

事件後も何故か被害者や被害者家族にも過失があったのではないかなど心無い言葉がありました。被害者を失った悲しみが言えず毎日想像もつかないような毎日を送っていると思われます。ご家族がいつか安らげる日が来ることを願うばかりです。

ストーカー被害の現実

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ここまで三鷹ストーカー殺人事件に焦点を当ててきましたが実際のストーカーによる犯罪件数、また立件などはどれ位になるのでしょう。いつどこで恨みを買ってストーカー被害にあうか分からりません。その時になってどこまで警察がしてくれるのか、何をするべきなのか戸惑ってしまいます。

警察が出来る事

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警視庁のストーカー事案の相談件数は1784件、前年に比べて642件減少しているようです。警告が488件で禁止命令は72件、検挙は95件でした。この警告、禁止命令、検挙の意味については分かりやすく下に記載します。

  • 警告 警察から加害者に被害者に対してのストーカー行為をしないように警告すること。拘束力なし。
  • 禁止命令 警告の上で加害者に義務を課し権利を制限することが出来る。従わなかった場合罰則が重くなる
  • 検挙 逮捕(刑事事件として扱われる)

自分で出来ること

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警察でしてもらえることは上記でまとめました。警告にしても禁止令にしても被害状況をきちんと報告し証拠もまとめないといけません。また警察からとは言えストーカーに連絡が行く事に恐怖を覚える方も多いでしょう。まずは自分一人で抱え込まないことが一番と考えます。

本当に悪質な事件が多いです。脅迫概念に囚われ泣き寝入りして最悪な結末を迎える事も少なくありません。「友人に話したら友人にも被害が及ぶのではないか」心配することは尽きませんが、まずは踏み出さなければ終息もないのです。

最優先順位は命

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なんと言っても最優先は命です。命を奪われた後では何もできません。被害者になり、加害者も作ってしまう負の連鎖になります。調べると色んな対処法が出てくるでしょう。それをすべて鵜呑みにしろとも言いません。一番は何があっても自分の命を守ることをして欲しい、悲劇は起きて欲しくないと願っています。

三鷹ストーカー殺人事件の犯人「チャールストーマス」の生い立ち

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裁判の弁護士側から「彼の生い立ちを考慮」と言葉が出てきたように池永チャールストーマスの生い立ちもこの事件で明るみになり波乱万丈な人生を送って来たことが分かります。どんな人生を送っていても罪が許されるわけでも軽くなる訳でもありません。

なぜこの悲しい出来事が起こってしまったのか、その原因を分かろうとするには彼の生い立ちについては語らずに進める事は無理でしょう。今後彼のような加害者であり被害者である人を作らないためにもぜひ読み勧めて頂ければ幸いです。

フィリピン人の母をもつ

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池永チャールストーマスはフィリピン人の母親と日本人の父親を持つハーフです。マニラで生をうけます。母親はすぐに日本に渡ってしまい池永は祖父母とメイドので育てられたようです。1歳10ヶ月の頃に日本に来て半年ほど実の両親のもとで暮らすことになりました。

両親から壮絶な虐待を受けていた

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両親の元でも父親から虐待を受けていた池永ですが、母親は男にだらしなく連れてくる男達からも虐待を受けていました。そんな中4歳の時に両親は離婚しました。ホステスをしていた母親の仕事中には内縁状態の夫から拷問レベルのひどい虐待を受けるようになるのです。

「火炙りや頭から水漬けもあり、中学生の頃には水も電気も止まった部屋で一人暮らし、廃棄弁当をコンビニの店長からもらって暮らしていた」と事件の取材を続けてきた作家の石井光太氏は語ります。映画のような残虐な虐待とも語っていました。テレビでは語れない様な事もあったのかもしれません。

心が育たない環境

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中学3年生になるまでに7回も引っ越しを経験したため親しい友人も出来にくく、相手の気持ちを思いやる心が育たなかったのでははないかとの意見もあがります。また、児童相談所に2回保護されている経歴も持ち、結局母親の元に返されるのを繰り返していたそうです。

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