上記の彼女が犠牲にならずホッとしましたが残念ながら三鷹ストーカ殺人事件の様な卑劣で残酷な事件はこれだけではありません。だからこそ日本も法律の改正にも力を入れてきたのですが、そのための犠牲は本当に大きいものでした。忘れてはいけない事件として簡単ではありますが2つの類似事件の概要を紹介します。
三鷹ストーカー殺人事件の類似事件①桶川ストーカー事件
1つ目の類似事件として桶川ストーカー事件が挙げられます、1999年10月26日に当時女子大生(21歳)に男がナイフで脇腹と左胸を刺して逃走、女性は出血多量で亡くなりました。実は元交際相手とその兄が雇った犯人の犯行でストーカー被害に被害者は幾度となく管轄の埼玉県警上尾警察署に告訴状を提出していました。
当時は民事不介入を理由に警察は全く動いておらず事件を未然に防ぐどころか言い訳ばかりをしていましたが不正操作を認めて謝罪するという事態になりました。当時のマスコミも被害者の職業に触れ証拠のない内容を話すなど被害者の自業自得と思わすような報道をした事について非難されています。
三鷹ストーカー殺人事件の類似事件②逗子市ストーカー事件
もう一つは逗子市ストーカー殺人事件です。2012年11月6日、神奈川県逗子市でストーカー被害を受けていた女性がアパート1階居間で刃物で刺殺されました。犯人は元交際相手でしたがすでに女性は違う人と結婚、新しい場所へ住居を構えていたのです。嫌がらせメールから始まり「刺し殺すぞ」とエスカレートして言ったのでした。
事件後に発覚した市役所の個人情報流出
問題になったのがどうやって新しい住所を知りえたのかです。実は探偵を雇って調べたのですが、電話で市役所に問い合わせて住所が分かり、後に大問題となります。被害者女性も逗子署に被害届は出しておりましたが当時のストーカー方では立件出来ず悲劇に繋がりました。この事件がストーカーの規制法の見直しがされるきっかけとなりました。
ストーカ事件は事件の内容が根深く人間関係が深く絡み合います。それだけに大勢の人に与える影響は計り知れません。世間を震撼させた事件で大きく影響を出した事件として知らない人はいないでしょう。深く印象に残る事件があります。興味のある方はぜひこちらもご覧ください。
SNSを出会いの場に利用する場合の注意点とは?
現代、コミュニケーションの一つとして欠かせないのがSNSです。年々利用者も増え、SNSを利用して結婚に至る人も多くなりました。しかし、やはりネット社会は恐ろしいもので本当に実在しているのかや、犯罪目的で近づく事も少なくありません。便利にはなって色んな情報を操作できてしまう怖さもちゃんと知っておきましょう。
- 本当に存在しているか?
- 信用できる人か?
- 虚偽の申告(写真などがちょっと違う)等も許せるか
- 本当に会ってみたいか?
インターネットが関わっている事件の多さ
今回の発端となったのはFacebookでした。出逢いについては人それぞれです。結婚して子供も生まれたり、生涯気の許せる同性の友達が出来ることもあります。しかしインターネットを通じた事件は年々巧妙さを増し増え続けているのが現状です。
出会い系だけではない
インターネットというと出会い系などを想像しがちですがそれだけではありません。インターネットで買い物も出来てしまう今は詐欺の被害にあう方も多いのです。簡単に買い物が出来るようになったからこそ生まれる犯罪もあります。フィッシング詐欺メールもその一つになりますね。
サイバー犯罪検挙件数は2018年で過去最高の9040件に上がったそうです。これからもっとインターネットが普及すれば件数が増えてしまう可能性もありますね。項目をみても分かる通り、児童買春や児童ポルノ法違反も多いのが目に付きます。
- 児童買春、児童ポルノ法違反 2057件
- ザギ 972件
- 著作権法違反 691件
- 不正アクセス禁止法違反 564件
- 不正指令電磁的記録に関する罪、コンピューター・電磁的記録対象犯罪 349件
- 他 4407件
自分を守る手段を用意しておく
サイバー犯罪の手口は日々巧妙化しています。本物に近いメールで送られてきたり甘い文句で誘導されたりより巧妙な手口になっています。もちろん事件に発展する要素も含んでいるので自分の身は自分で守るだけの用意はしましょう。
- メール詐欺に注意(安易にURLをクリックしない)
- SNSの公開範囲や公開内容に気をつける(個人情報は伏せる)
- OSやセキュリティソフトは最新にしておく
三鷹ストーカー殺人事件はリベンジポルノも含んだ陰湿な事件
リベンジポルノと言う言葉を世に知らしめた三鷹ストーカ殺人事件の詳細を一緒に見てきました。それぞれの人間模様も交わって、より身近で起きうる事件と取られて頂けたかもしれません。池永トーマスチャールスと鈴木沙彩さんの出会いが違っていたらもっと違う結末が待っていたのでしょうか。
今となってはこぼれ落ちた水のように元には戻る事はないですが、被害者には何も落ち度はなかったと思われます。残された私達に出来ることはこの様な卑劣な事件を未然に防ぐ心構えを持つことです、短い命で生涯を終えた被害者の冥福を心からお祈りします。
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