まず堤に近づいた吉田は手始めに20万、堤からだまし取っています。そして、レズビアン関係にあった二人は全ての主導権を吉田が持ち、マンションに移り住んでからも働いていた堤の給料はもちろん、口座までもを全て吉田が管理していたのです。
そして、堤本人からだけでなく、堤の母親に彼女が事故を起こしたのでお金が必要になったと550万もだまし取っていたのです。もちろん、本人は事故等を起こしておらず完全な詐欺行為です。
石井ヒト美からだましとった金額
石井は、まず夫との別居の際に売ったマンションの1000万の中から、夫が不倫していた相手に700万を借り、早急に返さないとバックにいる暴力団に殺されると嘘をつき吉田に750万わたしております。そして、その後吉田が池上を使い、石井の夫の不倫相手のふりをし、電話をかけます。
そこから、また女性とのトラブルなどで色々なところで夫が借金をして多くの人たちの迷惑をかけているなどと嘘をふきこみ殺害させ、保険金の3250万と退職金から3000万を純子に渡すよう言い渡し、そのお金で問題を解決したように見せかけ奪ったのです。
池上和子からだましとった金額
池上からは、まずはじめに看護師時代に婚約を破断させた同僚が池上を訴えると言っていると騙し、石井に不審な電話をかけさせ池上を脅していたのです。そして、バックには暴力団が付いているので、吉田が解決をすると言った名目で2800万を騙し取っています。
その後は、池上の夫が妻子に5000万の保険をかけ殺そうとしている等と嘘を吹き込み池上に夫の殺害をさせ、夫の保険金3500万のうち、3450万をこれまた借金の返済にあてると嘘をつきだまし取っていたのです。
Contents
吉田純子が探偵に依頼していたこととは?
逮捕される前に、吉田は”松本”と言う偽名を使い友人が知合いにお金をだまし取られたと嘘をつき探偵を雇っていたのです。ここでも彼女の巧みな話術で探偵も疑う事なく依頼を受けていました。探偵へ依頼した事実は逮捕後の警察の調べで調査料600万円の領収書が探偵事務所で切られていた事で発覚したのです。
犯人の一人の石井に貸した2000万円を返して欲しいと探偵に依頼
探偵には、石井の夫は女癖が悪く、また借金を残したまま死亡してしまいその返済に苦戦しているので2000万かしてほしいといわれ、貸してしまったが一向に返ってくる気配がないと相談をしたのです。探偵も仕事柄人の嘘を見抜く事は得意だったようですが、吉田の迫真の演技にはすっかり騙されてしまったのです。
探偵に依頼の理由は金以外にも事件発覚を恐れての行動確認も
また、吉田の目的はお金を返済してもらう事だけではなく、石井の監視役として探偵を付けておきたかったのです。吉田は、マンションから出て行った石井がいつか警察に自白してしまうのではないか?と危惧していたようです。そこで、変な動きをしていないか、逐一報告するよう探偵に依頼をしていたのです。
吉田純子は脅迫の罪もかけられていた
吉田は逮捕された当初の罪状は脅迫をした容疑でした。この脅迫にかんしては共犯者である石井を脅迫したものとして石井が訴えたため罪に問われる事となったのです。
吉田順子は石井ヒト美に「抹殺契約書」を書かせていた
堤の実母の殺害を言い渡され、失敗に終わったあと吉田は石井に対し殺し損ねた事で脅されていたのです。その時に子供を手放せなどの脅迫に加え、実は石井の夫を殺害する時に吉田は彼女に抹殺契約書なるものを書かせていたのです。
吉田はこの契約書を使い何かおかしな行動をしたら、すぐに契約書をばらまく等と脅していたのです。この時点で、吉田はいつか石井が自分を裏切るかもしれないと感づいていたのかもしれません。
久留米看護師連続保険金殺人事件と類似の事件
この事件では、吉田のマインドコントロールが長けていた事により人々が騙され、巨額のお金をだまし取る事ができました。日本には他にも、吉田のようにマインドコントロールに長けている者が人を上手く利用し行った事件が多数あります。その中からピックアップしどのような事件だったかをお伝えします。
久留米看護師連続保険金殺人事件と類似の事件①北九州監禁殺人事件
この事件は複雑で、最終的には親族同士で殺し合い7人もの被害者が出た事件です。この事件は、いかにマインドコントロールが怖いものかが浮き彫りになるよな事件でした。金銭目的の為に人をコントロールし、監禁する事でお互いの不満を最大限に引き出し、血のつながった家族だろうと関係なく殺し合って行った事件です。
この事件が発覚したのは2002年3月です。元々虐待を受けていた少女が助けを求めにいき、監禁事件までたどりついたのです。この事件は残虐性が強すぎて報道規制がかかっていたほどの事件です。また、マインドコントロールの主犯となった松永太は死刑判決が出ているものの、いまだ執行は去れておりません。
久留米看護師連続保険金殺人事件と類似の事件②尼崎事件
この事件の主犯格である、角田美代子は吉田と同じように、とにかく口が上手く、すぐに人を巻き込む事ができるマインドコントロールに長けている人物でした。約25年以上もの間、血縁関係にない人達を集め偽家族を装い共同生活を行っていたのです。
ある時、その中の1人の女性が失踪したのをきっかけに、不審死や失踪事件が勃発していたのです。しかし、長年誰にも気づかれず生活を送っていたのです。2011年に監禁されていた中の1人の女性がなんとか逃げ出す事ができ、警察に助けを求めに行ったことからこの事件が発覚したのです。
久留米看護師連続保険金殺人事件と類似の事件③青森首輪監禁事件
この事件は、上と同じ監禁事件ですが女性1人を犬用の首輪とワイヤーで繋ぎ部屋に閉じ込めて監禁していたのです。体には60か所を上回る暴行の跡があり、女性は発見された時にはすでに死亡している状態だったのです。
この事件の主犯格は斎藤真紀で、斎藤は神と話が出来ると嘘をつき共犯者である他2名をマインドコントロールで丸め込み、監禁女性に暴行を加えていたのです。しかも、殺されて女性は元々共犯者の恋人だったのです。
その他サイコパスによる犯罪事例
サイコパスによる犯罪はこの事件以外にも多く起こっております。そして、彼らに共通している事はやはり日頃からの言動がおかしかったり、生き物を傷つける事をためらう事なく行ってしまう特徴があります。世の中を震撼させたサイコパスの事件をピックアップしお伝えします。
神戸連続児童殺傷事件
酒鬼薔薇聖人が起こした狂気的な事件と言った方が分かりやすいでしょうか。殺した男子生徒の生首を校門前に置くという不可解な思考、そしてその犯人が14歳の少年だったことで日本全土を恐怖に陥れた事件です。この犯人は、殺人を楽しんでいただけではなく、人々を野菜と例えるなど自分以外を見下すような言い方をしていたのです。
彼の場合は、良心はなく他人に冷たく自分を万能だと思い込んでいたりとサイコパスの特徴に当てはまる所が多く見受けられたのです。犯罪当初は未成年だった為、すでに出所済ですが、出所後もHPを作ったりし自分が少年Aである事を悪いと思っていないそぶりがめだったのです。この事件についての詳しい内容はこちらで確認ができます。
メアリー・ベル事件
この事件は古く、イギリスで起こった事件ですが10歳の少女が3歳、4歳の子を殺害した事件なのです。彼女もまた人を殺める事を悪いと思っておらず、警察が犯人を捜索中に自ら自分が犯人だと言っていたのです。しかし、サイコパス特有の虚言癖が彼女にもあったのと、わずか10歳の少女が犯罪を犯すとは誰も考えず無視されていたのです。
彼女は様々な事件を起こし、後に警察へ捕まりますが出所後、子供を設け更に孫までいたのです。ある時、子供達に自分の犯した罪がバレてしまい、それを機に自伝も出版しております。メアリー・ベル事件の詳しい内容はこちらで確認ができます。
西口彰事件
この事件は、犯人である西口彰が詐欺を行いながら5人もの人を殺害した事件です。彼もまた口が達者で吉田と同様に息を吐くように嘘をつける人物だったのです。表面上とても愛想がよく、気分が乗っている時には人にも優しくするような人物でした。西口の詳しい事件内容はこちらで確認できます。
久留米看護師連続保険金殺人事件から分かるマインドコントロールの恐ろしさ
マインドコントロールの恐ろしさは、掛かっている時は本人も騙されている、利用されているといった感情が一切なく、言われるがままそれが正しいのだと思い込んでしまう所です。この事件の様に、殺人は絶対に犯してはいけないと通常であれば分かるものが、コントロールされる事により、それが悪い事だと判別する事ができなくなってしまうのです。
マインドコントロールの方法
マインドコントロールにあわない為にも彼らがどのように人を操り自分を信じ込ませているのかを知っておく事が必要です。ここでは、マインドコントロールがどのように行われているかをご紹介いたしますので、参考にしてください。
外部との接触を断つ
外部との接触が少ない分、他からの情報が入りにくく、マインドコントロールを掛ける側の人の言う事が100%正しいと思いこんでしまうのです。
日常生活で、外部との接触を完全になくす事は難しいですが、掛ける側の人は接触するであろう人達や物について初めから、自分以外が言っている事は正しくないと日頃から話続けそう思い込ませる事もしているのです。
相手に考える事を辞めさせる
掛ける相手が、自分で考える事ができない状態になればなるほど、マインドコントロールは掛けやすくなります。例えば、眠る時間を極端に減るように仕向ける、永遠と話続け相手に考える好きを与えない。
空腹時間が続くように食事がとれないように仕向ける。ひどい方法だと、暴力で押さえつけるなどもあるのです。こうして考える事をやめさせ、掛ける側の指示を受け入れやすい状態を作るのです。
不安や恐怖を与える
マインドコントロールを行う上で、信じ込ませる事が一番のポイントとなります。ここでポイントとなるのが、人は不安や恐怖を感じた時に誰かに頼りたくなるのです。そこを利用して掛ける相手の心を掴んで行く事が必要になるのです。
吉田がおこなったように、暴力団に借金をしていて家族にも危害を与えるや、信頼していた人が自分を殺す計画をしていた。などと不安や恐怖に陥れそれをあたかも自分が助けてやったとアピールするこの行為を繰り返し行って行く事で信頼関係が出来上がって行くのです。
マインドコントロールを解く事はできるのか?
マインドコントロールに掛かってしまった場合、本人が強い意志で信じ込む事を辞めない限り解く事は難しいのです。オウム真理教もまた、マインドコントロールの一つですが宗教のように一度信じ込んでしまうと、
外部が何を言おうと一切受け入れられない状況になっているのです。何か大きなきっかけで信じていた物が間違っていると気づかない限り、コントロールし続けていると言っても過言ではないでしょう。
久留米看護師連続保険金殺人事件から学ぶマインドコントロールの避け方
先にお伝えしたように、マインドコントロールに掛かってしまうとなかなか抜け出せなくなってしまうので、そもそもマインドコントロールに掛かってしまわないように気を付けていかなければいけないのです。どんな方法で避けて行けばよいかをお伝えしますので参考にしてください。
相談できる人を1人に絞らず数人に相談する
一人だけとの接触に絞ってしまうと、その人がマインドコントロールに長けている場合すぐにターゲットにされてしまいます。外部との接触を大切にし、他の人達とも親密に付き合う事で、少しでもおかしいな?本当にこの人が言っている事は正しいのだろうか?
と思った事を他の人に相談する事ができます。その状態の時に他人に、間違っていると言われた場合はコントロール前なので、間違っていたと考えた自分が正しかったと信じる事ができるのです。
自分の意見をしっかりと持つ癖をつける
まず、マインドコントロールをする上でターゲットとして目を付けられやすい人は優柔不断で、自分の意見を持っていない人が選ばれやすいのです。マインドコントロールに長けている人はあたかも自分で選ばせたように見せかけて、
自分の意見を押し通す事が上手い人なのです。そこで、元々自分の意見が無い人は、よりコントロールしやすい状態となる為、自分で考えて選ぶ癖を日頃からつけておくことが必要なのです。
外部との接触を積極的にとる
マインドコントロールで必要となってくる事に、外部との接触を断つがあります。実際、外部からの情報が入ってくる事により悪い事への判断能力が著しく低下する事を防いでくれるのです。しかし、外部の情報が入ってこない状況だと、善悪の基準を計る事ができず、掛ける相手の言いなりになってしまうのです。
外部との接触はコミュニケーションを取れる人々が望ましいですが、新聞やテレビニュースなどで外部がどんな状況なのかを把握したり、事件のニュースを見る事で事件で捕まる犯人は悪い事をしていると言う事が分かる状態をキープし続けるだけでも効果的です。
話の矛盾点に気づけるように注意する
全ての人を疑う事はとても悲しい事ですが、ある一定の人を見分けられるようになるとマインドコントロールにもかかりにくくなります。それは、話す内容に毎回矛盾点があるかないかです。マインドコントロールを行う人は、自分を信じ込ませる為に大なり小なりの嘘を沢山つきます。
嘘がとてもうまい人でも、結局は嘘なので話の辻褄が合わなくなることもあるのです。とても上手い嘘をつくのでなかなか見分ける事は難しいですが、話の中で矛盾点を見つけた時は流してしまうのではなく、そこを掘り下げていくと、いくら嘘が上手くてもぼろがで始まる事が多いのです。
マインドコントロールと洗脳は同じ?
マインドコントロールと洗脳は同じだと思われている方が多いですが実は違うのです。実際にマインドコントロールや洗脳が身近で行われている方の方が少ないかと思うので、違いがわからないかと思います。ここでは、どう違うのかを簡単に説明して行きます。
マインドコントロールと洗脳の違い
簡単に説明すると、洗脳はマインドコントロールよりもより強力な支配と言えます。マインドコントロールは自らの意思でかけている相手を信じてしまうように仕向けているのです。洗脳は強制的に信じ込ませるように仕向けるのです。
洗脳させる方法
洗脳させる方法は主に暴力的な事、監禁、薬物など行い恐怖に陥れたあとに優しく接する事で恐怖から逃れられた安心感を作るのです。そして、また恐怖に陥れるを繰り返す事で洗脳したい相手の思考をかける側で操作できる状態を無理やり作っていくのです。
催眠術とマインドコントロールは同じか?
催眠術とマインドコントロールは全く異なります。催眠術は潜在意意識の中でやってもいいなと思っている事を催眠をかけておこなって行くのです。そもそも、テレビでやっているような短時間での催眠術は難しく催眠術にかかりやすいように事前に催眠状態にしておく事が必要です。
催眠術では人の心をコントロールできない
催眠術は好みを変えたり、不眠症だった人が眠れるようになったりします。しかし、これは滞在意識の中で好みを変えたり、人間が本来もっている眠る本能を引き出しているのです。元々殺人をする事に抵抗がない人間であればもしかすると催眠術で犯罪を犯す事もあるかもしれません。
しかし、基本的には犯罪が悪いと潜在意識の中でわかっている人間の意識を催眠術で変える事は不可能です。基本的には催眠術では人を操るほどのコントロールはできないのです。
久留米看護師連続保険金殺人事件が元となった作品
この事件が多くの人に知れ渡るよになったのも、事件の内容が衝撃的だったと言う事もありますが、書籍やドラマになり有名な女優達が演じていた事、実話をもとにしたドラマと言う事でさらに多くに人に知れ渡った事件となりました。ドラマだけではなく、書籍化もしております。
書籍「黒い看護婦」
新潮文庫から出版されている、森功氏によって書かれたノンフィクションの文庫です。この事件の細かい部分、吉田がどのように共犯者達を言いくるめていったのか。そういった所がよく分かる作品になっています。犯罪者の心理を読み解けるお話です。
ドラマ「黒い看護婦」
ドラマでは、仮名が使われておりますが実話を再現した物となっております。女優陣は主犯に大竹しのぶさん、共犯者に、寺島しのぶさん、坂井真紀さん、木村多江さんと実力派の方々が演じておりますので、かなり迫力のあるドラマとなっています。
しかし、ドラマの中では話をわかりやすくするためや、繋がりを出すためでしょうか実際の話と異なる部分も多々あります。異なっていた部分を一部ですがご紹介いたします。
ドラマの人物表
- 吉田純子→田中直子 役(大竹しのぶさん)
- 堤美由紀→秋川美奈子 役(寺島しのぶさん)
- 石井ヒト美→安藤康子 役(木村多江さん)
- 池上和子→村井香澄 役(坂井真紀さん)
ドラマ内では、吉田純子は石井ヒト美の元彼女だった
ドラマ内では、石井の夫と吉田は昔付き合っていたと表現されています。しかし、そういった事実は確認できませんでしたので、石井がどのように夫と知り合ったかも特に記載はありませんのでこちらも実際とは異るでしょう。
ドラマ内では、吉田純子の子供たちの性別や人数が違っている
ドラマ内では、吉田の子供は上が女の子、下が男の子の2人兄弟と描写されております。しかし、実際は男の子はおらず、また子供も3人おり3人姉妹でしたので事実と異なります。
夫殺害の順序が異なっている
夫の殺害は、初めに池上の夫、その後石井の夫を殺害しておりますが、ドラマ内ではまずドラマ初番で石井の夫を殺害し、ドラマ中番で池上の夫を殺害しております。最後に石井ヒト美をモデルとした役を演じている木村多恵さんが自首をしに警察へ行きます。
しかし、一番初めに殺害をするのは木村多恵さんが演じている役の夫を殺害しているため実話と混乱しやすくなっておりますのでご注意ください。
堤美由紀の実母の殺害を池上和子にさせようとしていた
ドラマ内では軽く触れているだけで、実行場面や失敗した状況は描かれておりませんでした。しかし、吉田が電話で殺害の依頼をしていたのは、石井ではなく池上に電話で殺害の実行をするよう話をしておりました。実際は、実行するよう命じられたのは石井です。
戦後日本の女性死刑執行済の死刑囚
戦後の日本で死刑執行済の女性は吉田を含め5人おります。その中で最も最近死刑が執行されたのはこの事件の吉田でした。死刑判決を受け執行された他の事件の犯人たちはいったいどんな事件を起こしていたのか、簡単にご紹介していきます。
戦後女性死刑囚執行第1号:ホテル日本閣殺人事件
この事件も金銭目的でホテル日本閣の経営者夫婦と元夫が殺された事件です。初めに経営者の妻を殺害し、おかみにのし上がったが、経営者の男性に騙されていた事を知り、雑用係の男と共謀し経営者も殺害したのです。この殺人を犯す前に結婚していた夫がおりましたが、急死しておりました。
夫の急死に関しても調べた所、この女性が関わっていた事が発覚し、死刑判決が下りました。女は、1970年6月11日に死刑が執行され、戦後の日本で初の女性死刑囚となったのです。
戦後女性死刑囚執行第2号:女性連続毒殺魔事件
1960年当時、16万の借金があった犯人がお金を奪いとるために農薬を混ぜた食材を主婦に食べさせ殺害をしました。しかし、主婦はお金を持っておらず借金の返済に使えるお金は集まらなかったのです。その後、お金を持っていそうな行商人にターゲットを変え殺害していくのです。
全ての殺人に農薬を混ぜた食材を使い殺害をしたのです。最後に殺した行商人から15万奪う事に成功はしましたが結局警察の捜査が入り、自宅にあった農薬入りの食材を検査され濃度が異常だ言う事で逮捕されたのです。後、1970年9月19日に死刑執行されました。
戦後女性死刑囚執行第3号:夕張保険金殺人事件
この事件は、夫婦で会社を経営していたが夫が素行が悪く警察に捕まったりしていた為、女死刑囚が事実上切り盛りしていた。しかし、上手くいかず倒産し、なんとか再興したのち、会社で大きな事故を起こしてしまい、従業員7名が死亡しました。
しかし、思いが無い事故で従業員に掛けていた保険金が手に入り、遺族に支払った後も1憶円程手元に残ったのです。それに味を占めた夫婦は次々と事故に見せかけ保険金目当ての殺人を繰り広げていくのです。1997年8月1日に死刑執行されました。
戦後女性死刑囚執行第4号:福島悪魔払い殺人事件
自称、祈祷師を名乗る女性の犯罪事件で、信者7人に対し、”きつねが憑いている”と言い、御払いを名目に激しい暴行を加え死亡させた事件です。暴行は犯人を中心に娘や、信者でもあり愛人の男、また同じく信者の男が行っておりました。7人以外にもう一人、暴行により重症を負った信者もおりました。
この重症を負った信者が入院をしたことをきっかけに、警察が動きだし家宅捜索を始め、死亡した信者たちの遺体を発見し逮捕されました。2012年9月17日に死刑が執行されました。
共犯者たちは吉田順子から逃れる事はできたのか?
先にお伝えしたように、マインドコントロールをかけられた人たちはきっかけがない限りなかなか脱出する事はできません。彼女たちもやはり難しかったのでしょう。しかし、石井はなんとか抜け出しています。他の2人も抜け出せるようなきっかけはなかったのでしょうか?
石井はなぜマンションを抜け出す事ができたのか?
彼女がマンションを出るきっかけになったきっかけは、吉田に実行役として任命された殺害計画に失敗をし落ち込んでいたところに、吉田からあらたに石井の実父の土地を売ってお金を作れと言われた事で、とうとう伯父に相談する事にしたのです。
そして、石井は伯父に夫を殺した事のみ隠し、吉田に金銭を渡していた事や夫の借金で脅されている事などを相談する事ができたのです。相談した事で、伯父から吉田の異常な行動を指摘されやっと気づけたのです。伯父に付き添ってもらい警察に相談に行く事もできたのです。
他2人も抜け出すチャンスはあったのか?
堤と池上も誰かに相談するチャンスがあればもっと早くに抜け出せていたでしょう。しかし、堤に関してはすでに吉田のパートナーになっていたため、完全に他の人に話が耳に入らない状態となっていたのです。その分、池上には石井のように抜け出すチャンスはあったはずです。
しかし、石井は元々、精神的に弱く自分を追い込んでしまう事がありストレスを感じると誰かに助けを求めるタイプだったのですが、池上はそういったタイプではなく精神的にも強く信頼できる人をとことん信用するタイプの人間だったのです。
3人の決定的な違い
共犯者たちの決定的な違いは、やはり吉田への信頼度がどれだけ高かったかという所がありますがその他に相談できる相手がほかにいたのかという所でしょう。堤に関しては元々、妻子ある男性との恋が多く人に言えない隠し事をする癖があったのでしょう。
吉田純子は在日韓国人なのか?
福岡県出身の彼女ですが、実は在日韓国人ではないか?と噂されています。しかし、彼女の父親は自衛隊に入隊していた過去があり、自衛隊には日本国籍がないと入隊できないため、吉田自身も日本国籍を所有していると思われます。在日韓国人の定義とは外れる為、この噂はデマという事でしょう。
久留米看護師連続保険金殺人事件は精神支配の恐ろしさを知らしめた事件!
この事件で一番恐ろしい所は、やはりマインドコントロールで精神支配をされてしまった所でしょう。支配される事により、普段なら善悪のつく事でさえ分からなくなってしまうのです。支配されないよう、自分を強く持つ事を忘れないように…。彼らに振り回され殺されてしまった被害者たちの冥福を心よりお祈りいたします。
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