洗脳させる方法は主に暴力的な事、監禁、薬物など行い恐怖に陥れたあとに優しく接する事で恐怖から逃れられた安心感を作るのです。そして、また恐怖に陥れるを繰り返す事で洗脳したい相手の思考をかける側で操作できる状態を無理やり作っていくのです。
催眠術とマインドコントロールは同じか?
催眠術とマインドコントロールは全く異なります。催眠術は潜在意意識の中でやってもいいなと思っている事を催眠をかけておこなって行くのです。そもそも、テレビでやっているような短時間での催眠術は難しく催眠術にかかりやすいように事前に催眠状態にしておく事が必要です。
催眠術では人の心をコントロールできない
催眠術は好みを変えたり、不眠症だった人が眠れるようになったりします。しかし、これは滞在意識の中で好みを変えたり、人間が本来もっている眠る本能を引き出しているのです。元々殺人をする事に抵抗がない人間であればもしかすると催眠術で犯罪を犯す事もあるかもしれません。
しかし、基本的には犯罪が悪いと潜在意識の中でわかっている人間の意識を催眠術で変える事は不可能です。基本的には催眠術では人を操るほどのコントロールはできないのです。
Contents
久留米看護師連続保険金殺人事件が元となった作品
この事件が多くの人に知れ渡るよになったのも、事件の内容が衝撃的だったと言う事もありますが、書籍やドラマになり有名な女優達が演じていた事、実話をもとにしたドラマと言う事でさらに多くに人に知れ渡った事件となりました。ドラマだけではなく、書籍化もしております。
書籍「黒い看護婦」
新潮文庫から出版されている、森功氏によって書かれたノンフィクションの文庫です。この事件の細かい部分、吉田がどのように共犯者達を言いくるめていったのか。そういった所がよく分かる作品になっています。犯罪者の心理を読み解けるお話です。
ドラマ「黒い看護婦」
ドラマでは、仮名が使われておりますが実話を再現した物となっております。女優陣は主犯に大竹しのぶさん、共犯者に、寺島しのぶさん、坂井真紀さん、木村多江さんと実力派の方々が演じておりますので、かなり迫力のあるドラマとなっています。
しかし、ドラマの中では話をわかりやすくするためや、繋がりを出すためでしょうか実際の話と異なる部分も多々あります。異なっていた部分を一部ですがご紹介いたします。
ドラマの人物表
- 吉田純子→田中直子 役(大竹しのぶさん)
- 堤美由紀→秋川美奈子 役(寺島しのぶさん)
- 石井ヒト美→安藤康子 役(木村多江さん)
- 池上和子→村井香澄 役(坂井真紀さん)
ドラマ内では、吉田純子は石井ヒト美の元彼女だった
ドラマ内では、石井の夫と吉田は昔付き合っていたと表現されています。しかし、そういった事実は確認できませんでしたので、石井がどのように夫と知り合ったかも特に記載はありませんのでこちらも実際とは異るでしょう。
ドラマ内では、吉田純子の子供たちの性別や人数が違っている
ドラマ内では、吉田の子供は上が女の子、下が男の子の2人兄弟と描写されております。しかし、実際は男の子はおらず、また子供も3人おり3人姉妹でしたので事実と異なります。
夫殺害の順序が異なっている
夫の殺害は、初めに池上の夫、その後石井の夫を殺害しておりますが、ドラマ内ではまずドラマ初番で石井の夫を殺害し、ドラマ中番で池上の夫を殺害しております。最後に石井ヒト美をモデルとした役を演じている木村多恵さんが自首をしに警察へ行きます。
しかし、一番初めに殺害をするのは木村多恵さんが演じている役の夫を殺害しているため実話と混乱しやすくなっておりますのでご注意ください。
堤美由紀の実母の殺害を池上和子にさせようとしていた
ドラマ内では軽く触れているだけで、実行場面や失敗した状況は描かれておりませんでした。しかし、吉田が電話で殺害の依頼をしていたのは、石井ではなく池上に電話で殺害の実行をするよう話をしておりました。実際は、実行するよう命じられたのは石井です。
戦後日本の女性死刑執行済の死刑囚
戦後の日本で死刑執行済の女性は吉田を含め5人おります。その中で最も最近死刑が執行されたのはこの事件の吉田でした。死刑判決を受け執行された他の事件の犯人たちはいったいどんな事件を起こしていたのか、簡単にご紹介していきます。
戦後女性死刑囚執行第1号:ホテル日本閣殺人事件
この事件も金銭目的でホテル日本閣の経営者夫婦と元夫が殺された事件です。初めに経営者の妻を殺害し、おかみにのし上がったが、経営者の男性に騙されていた事を知り、雑用係の男と共謀し経営者も殺害したのです。この殺人を犯す前に結婚していた夫がおりましたが、急死しておりました。
夫の急死に関しても調べた所、この女性が関わっていた事が発覚し、死刑判決が下りました。女は、1970年6月11日に死刑が執行され、戦後の日本で初の女性死刑囚となったのです。
戦後女性死刑囚執行第2号:女性連続毒殺魔事件
1960年当時、16万の借金があった犯人がお金を奪いとるために農薬を混ぜた食材を主婦に食べさせ殺害をしました。しかし、主婦はお金を持っておらず借金の返済に使えるお金は集まらなかったのです。その後、お金を持っていそうな行商人にターゲットを変え殺害していくのです。
全ての殺人に農薬を混ぜた食材を使い殺害をしたのです。最後に殺した行商人から15万奪う事に成功はしましたが結局警察の捜査が入り、自宅にあった農薬入りの食材を検査され濃度が異常だ言う事で逮捕されたのです。後、1970年9月19日に死刑執行されました。
戦後女性死刑囚執行第3号:夕張保険金殺人事件
この事件は、夫婦で会社を経営していたが夫が素行が悪く警察に捕まったりしていた為、女死刑囚が事実上切り盛りしていた。しかし、上手くいかず倒産し、なんとか再興したのち、会社で大きな事故を起こしてしまい、従業員7名が死亡しました。
しかし、思いが無い事故で従業員に掛けていた保険金が手に入り、遺族に支払った後も1憶円程手元に残ったのです。それに味を占めた夫婦は次々と事故に見せかけ保険金目当ての殺人を繰り広げていくのです。1997年8月1日に死刑執行されました。
戦後女性死刑囚執行第4号:福島悪魔払い殺人事件
自称、祈祷師を名乗る女性の犯罪事件で、信者7人に対し、”きつねが憑いている”と言い、御払いを名目に激しい暴行を加え死亡させた事件です。暴行は犯人を中心に娘や、信者でもあり愛人の男、また同じく信者の男が行っておりました。7人以外にもう一人、暴行により重症を負った信者もおりました。
この重症を負った信者が入院をしたことをきっかけに、警察が動きだし家宅捜索を始め、死亡した信者たちの遺体を発見し逮捕されました。2012年9月17日に死刑が執行されました。
共犯者たちは吉田順子から逃れる事はできたのか?
先にお伝えしたように、マインドコントロールをかけられた人たちはきっかけがない限りなかなか脱出する事はできません。彼女たちもやはり難しかったのでしょう。しかし、石井はなんとか抜け出しています。他の2人も抜け出せるようなきっかけはなかったのでしょうか?
石井はなぜマンションを抜け出す事ができたのか?
彼女がマンションを出るきっかけになったきっかけは、吉田に実行役として任命された殺害計画に失敗をし落ち込んでいたところに、吉田からあらたに石井の実父の土地を売ってお金を作れと言われた事で、とうとう伯父に相談する事にしたのです。
そして、石井は伯父に夫を殺した事のみ隠し、吉田に金銭を渡していた事や夫の借金で脅されている事などを相談する事ができたのです。相談した事で、伯父から吉田の異常な行動を指摘されやっと気づけたのです。伯父に付き添ってもらい警察に相談に行く事もできたのです。
他2人も抜け出すチャンスはあったのか?
堤と池上も誰かに相談するチャンスがあればもっと早くに抜け出せていたでしょう。しかし、堤に関してはすでに吉田のパートナーになっていたため、完全に他の人に話が耳に入らない状態となっていたのです。その分、池上には石井のように抜け出すチャンスはあったはずです。
しかし、石井は元々、精神的に弱く自分を追い込んでしまう事がありストレスを感じると誰かに助けを求めるタイプだったのですが、池上はそういったタイプではなく精神的にも強く信頼できる人をとことん信用するタイプの人間だったのです。
3人の決定的な違い
共犯者たちの決定的な違いは、やはり吉田への信頼度がどれだけ高かったかという所がありますがその他に相談できる相手がほかにいたのかという所でしょう。堤に関しては元々、妻子ある男性との恋が多く人に言えない隠し事をする癖があったのでしょう。
吉田純子は在日韓国人なのか?
福岡県出身の彼女ですが、実は在日韓国人ではないか?と噂されています。しかし、彼女の父親は自衛隊に入隊していた過去があり、自衛隊には日本国籍がないと入隊できないため、吉田自身も日本国籍を所有していると思われます。在日韓国人の定義とは外れる為、この噂はデマという事でしょう。
久留米看護師連続保険金殺人事件は精神支配の恐ろしさを知らしめた事件!
この事件で一番恐ろしい所は、やはりマインドコントロールで精神支配をされてしまった所でしょう。支配される事により、普段なら善悪のつく事でさえ分からなくなってしまうのです。支配されないよう、自分を強く持つ事を忘れないように…。彼らに振り回され殺されてしまった被害者たちの冥福を心よりお祈りいたします。
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