テンヤ3種類を徹底解明!それぞれのえさの種類から結び方まで!

続いてはタチウオテンヤの紹介です。元来テンヤ釣りは、上述の通りマダイやヒラマサなどを狙う釣りですが、テンヤ針を改良しタチウオ釣り専門にしたものが、タチウオテンヤです。タチウオテンヤは、主に関西地区でメジャーな釣りとなっており、大阪湾にはタチウオテンヤでタチウオを狙う船が多くみられます。

釣れる魚は

タチウオテンヤは、その名前の通りタチウオをピンポイントで狙う釣りです。タチウオは、北海道から九州地方までの広いエリアを回遊している魚です。名前は細長い魚体が太刀に似ていることから「太刀魚」という名前が付いた説、海中で立ち泳ぎをするからタチウオを呼ばれるようになった説があります。

主に春から夏ごろまでがタチウオの産卵期となっており、その前の時期である冬場がタチウオ釣りのシーズンとなっています。餌の項目で詳しく紹介しますが、主に小型のイワシ等を主に食べています。スーパーでも販売されており、焼きもよし、煮てもよしという万能な魚です。

タチウオテンヤ釣りの仕掛け

タチウオテンヤの仕掛けの特徴としては、テンヤ針本体に特徴があります。タチウオは歯が鋭く、あごの力がとても強いため、ラインを引きちぎられないように、ラインと針を直接結ぶのではなく、間に金属製のリードを挟みます。さらにタックルは、比較的しなりにくい固めの素材のもの、そして長さは短めものを使用します。

タチウオテンヤでの餌の付け方! 

続いてタチウオテンヤの餌の付け方です。一つテンヤでは、比較的小さめのエビを使うため餌をつける際に身が崩れないように注意する必要がありましたが、タチウオテンヤの仕掛けで使うエサはもう少し大型のサイズです。そのため一つテンヤと比較すると、餌をつける際に身がバラバラになる心配はあまりありません。

タチウオテンヤでは餌は

タチウオテンヤでは、餌はアジやイワシ、サンマといった小型、中型の魚を使用します。その中でもアジやイワシは一匹丸ごと使用するのに対し、サンマは少しサイズが大きいため、三枚におろしたうえで使用するのが一般的です。魚を捌いたことがない人には三枚におろすのは少し難易度が高いため、加工せずに使用できるアジやイワシがおすすめです。

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タチウオテンヤ針のサイズに適した、14から16㎝程度の冷凍イワシです。タチウオテンヤは、紹介した通り餌を針に通す必要がないため、ある程度凍っていてもそのまま餌を使えるのが特徴です。船宿によっては、サンマNGのところもありますが、イワシはほぼすべての船で使用可能な餌となっています。

餌の付け方

タチウオテンヤ針に餌をつける際には、上述の通りアジ、イワシは一匹丸ごと、サンマは三枚におろし、身を束にして針に括り付けます。一つテンヤでは、小エビの胴体内に針を通していく付け方でしたが、タチウオテンヤでは、餌をワイヤで括り付けていくため、餌を針に通す必要はありません。

 

動画では、イワシを針にくくりつける過程を紹介しています。針に通さずワイヤを使用するため、海中で餌が取れないように、きつめに縛るのがポイントです。胴体よりも頭部をよりきつく縛ると、餌が外れにくくなるためおすすめです。

タチウオテンヤ釣りの釣り方 

タチウオは、海中の下層から上層に向かって泳ぐ習性があるため、仕掛けを投入したら底から上に餌を泳がせるのが基本的な餌の動かし方です。一般的には、防波堤や漁港から狙う釣り方ではなく、船で沖まで展開してタチウオを狙う釣り方です。

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