ウーパールーパーの成体の姿は?見た目の特徴や変化させない方法も!

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残念ながら、基本的には私達に馴染みの姿のまま販売されています。成長させる事自体、時間と労力を必要としますし、わざわざ寿命を短くした個体を売るメリットもあまりないからでしょう。どうしても成体を飼いたいという場合は幼体を購入し、自力で変態させるのが一番の近道のようです。

変態した成体が売られるのは稀

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変態後の姿で販売されるのは本当に稀ですが、専門店に問い合わせをすれば手に入るかもしれません。手に入れる事が叶わなくとも、やり方の相談に乗ってくれるはずなので専門店を頼るのがおすすめです。

ネット販売などで「成体も売っています」と記載されている事がありますが、それは「幼体の姿で生殖が可能になった個体」という意味合いでしかなく、変態したという意味ではありませんので注意してください。

ウーパールーパーの成体の飼育方法①飼育ケースの環境

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無事に変態が終わった後は今までと生態が全く異なりますので飼育環境を変えてあげましょう。成長すると少し寿命が短くなってしまいますが、なるべく自然に近い環境を整えてあげるのが長生きさせる秘訣です。

飼育ケースの環境①徐々に陸地を作る

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成体は肺呼吸をします。エラはもうありませんので水の中では息ができません。変態が始まったら徐々に陸を作ってやり、完全に成体へ変わったら十分な肺呼吸が出来るような環境を整えておいてください。

飼育ケースの環境②隠れる場所を作る

自然に住む野生動物は安全な隠れ場所を見つけ、そこへ身を隠して生きています。より自然に近い環境に近付けるためにも植木鉢などで隠れ場所を作ってやり、安心して陸地で暮らせるよう配慮をしてください。

ウーパールーパーの成体の飼育方法②与える餌

幼体の時は水の中でアカムシなどを毎日与えて食べさせますが、大人になると陸上に上がるため食べる餌も異なります。ここでは成体になった後と変態中に与える餌についてそれぞれ紹介しています。

与える餌①コオロギなどの虫

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成体になるとコオロギやミルワームなどの生餌を与えなくてはなりません。個体によって好みもあるので色々と試してみて、食い付きのよい餌を探してみてください。ミルワームについてはこちらの記事で詳しく紹介されていますので参考にしてください。

与える餌②小エビや小魚

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また、変態中に与える餌は生きたものを与えるようにしてください。小エビやメダカなどが適しています。小エビは少し値段が高めなので、基本的にはメダカを与えて時折小エビを与えるなどの工夫をすると良いでしょう。

ウーパールーパーの成体の大きさ

あまり見た事のない成体の姿。さほど大きくなるイメージがありませんが、成体になるとどれぐらいの大きさになるのでしょうか。もちろん個体差はありますが、かなりの大きさになる個体もいるようです。

最大で30センチほど

成体の大きさは最大30センチほどにもなります。個体差がありますが、どれぐらい大きくなるかは予想出来ませんので、あらかじめ大きめの水槽を買っておくのがおすすめです。45~60センチくらいの水槽が良いです。

餌の与えすぎに注意

彼らはとても食いしん坊な生き物です。餌は与えられただけ食べてしまい、その分大きくなってしまいます。たくさん食べるからといって餌を与え続けるのはやめましょう。ただし、後述する多頭飼いの場合はその限りではありません。

ウーパールーパーは多頭飼いできる?

生き物は多頭飼いをしたいという方も多いと思います。可愛らしい生き物が仲睦まじく生活している姿は見ていて癒やされますが、多頭飼いする時はどうすればよいのでしょうか。気を付けるポイントについて説明していきます。

空腹だと共食いする

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見た目は穏やかそうに見えますが、実はお腹が空くと共食いをしてしまいます。そのため、複数で飼う場合は毎日きちんと餌をやり空腹にならないよう気を付けなければなりません。対処法は空腹状態を作らないことで、少し多めに餌をやる必要があります。

動く餌を与えない

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なるべく小魚などの動く餌を与えないようにしてください。元々動くものを捕らえる習性があり、日常的に動く餌を与えていると余計に「動くもの=餌」と認識し、仲間の事も「これは動いているから餌だ」と思って喰いついてしまうからです。

成体を見た人達の反応

私達が見ていたものは実は本当の意味での大人ではなかった…という事実と相まって衝撃的な変態後の姿。ネット上でも様々な反応が飛び交っています。気持ち悪いという人、怖いという人、それから敢えて変態を促し大切に飼っている人と多様な意見が見られます。

気持ち悪いという意見

左上の写真を見ると、とても可愛らしい姿が映っていますが、それから右の写真を見るとギョッとしてしまいます。たまたま写りが悪かっただけなのか、まだ成長過程なのか、目も赤くなっていて何とも言えない姿です。左から右に進化してしまったら確かに「可愛い」とは言えないかもしれません。

ゴジラに似ている?

また、シン・ゴジラに出てきた第二形態のゴジラに似ているという意見もありました。確かに画像を比べてみると、形やギョロッとした目がよく似ています。ゴジラも水生生物から陸地に上がって進化するという経緯を辿るので、そんな所も共通しています。

実際に飼っている人も

そしてこちらは、実際に成体になった個体を飼っている方です。この写真を見ると、つるりとしていて可愛らしい姿になっています。成体になってから4年以上元気に生きており、大事に飼われていることがわかります。

成体になったウーパールーパーも愛嬌がある!

幼体の時とは姿形が大きく異なるため、可愛くないと思ってしまう人もいることでしょう。ですが、シンプルな見た目や陸の上を小さな足で歩く姿にはまた違った魅力があります。また愛情を持って飼育することで懐いてくれる生き物ですので、幼体・成体に関わらず愛おしい存在になる事は間違いありません。

ウーパールーパーに関する記事はこちら

ミルワームに関する記事はこちら