スマイリーキクチ中傷被害事件!ネットで殺人犯にされた10年間と現在

今回のスマイリーキクチんさんが巻き込まれた事件では全員が不起訴となる結果で終わっています。今はFacebookやLINE、Twitter、Instagramなど情報を共有するツールも増えています。ネット上で投稿する時は匿名だからをたかをくくっている人も多いでしょう。しかし発信元は特定出来るのです。

非難中傷にあった時にやるべきこと

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刑事罰として扱われることも現在では多くなってきました。その為にやる事としてまずは規約の確認、もちろん依頼前に証拠として写真やスクリーンショットに撮っておくことも忘れないようにしましょう。その後運営元に削除依頼、個人でうまく対応できない場合には弁護士を頼るのも選択肢の一つです。

刑罰の種類

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誹謗中傷などで刑罰に値する罪は「名誉毀損罪」「侮辱罪」「信用毀損罪」があります。SNSで飲食店の異物混入を虚偽で投稿したり病院内に誹謗中傷のビラを配るなど明らかに悪質な例に関しては的確な対応がなされます。しかし逮捕されても全てが起訴を確定するものではないです。

今回の事件のように起訴されると99.9%有罪が確定するのを見越して、それまでに示談を進めるケースも少なくありません。物事の深刻さをどの様に伝えるか、証拠なども持ち合わせることも必要です。いずれにしても警察に相談はしましょう。

スマイリーキクチの現在の活動

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10年にも及ぶ見えない相手との戦いを一度は終えたスマイリーキクチは今は何をしているのでしょう。現在の彼は今もなお、活躍していますが芸能界ではなく他の方面での活動にも踏み出していました。事件を通して彼は何を感じこの後の行動に出たのでしょう。

全国で子供たちに自身の体験を伝えている

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全国にある学校を飛び回り、今回の事件の事をバネに自分自身の体験伝えることに勢力を注いでいます。「悪口はだめ」「デマは加害者にはならないか」という問題提議を基本とし講演を行っています。

怒りを感じたら「寝かせて」アドバイス

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今は色んな情報源が溢れているため小さい子供からインターネットなどで情報を集めることが可能です。しかしそれがフェイクニュースや陰謀説なのかについての真偽の判断がつかないまま問題に対し怒りを感じてしまう時があります。そんな時は一旦「寝かせて」と彼は言います。

今の時代は何でも拡散や共有が出来てしまうから一度冷静になる事の必要性や、事の真偽は一週間経てば明らかになる可能性があるので急がないことが大事だと。そして「インターネットも疑え」知名度の高いサービスでも匿名で書き込みが出来てしまうためウィキペディアにも間違った情報が記載されていた事もあったと語りました。

未だ殺害予告あるも生きてデマと戦う

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2017年3月にもHNKに殺害予告があったため生放送の収録が中止になる事態もありました。現在は結婚して子供もいる彼は、今回の事件をデジタルタトゥーと表現し名前を検索するだけで事件の内容などが出てしまうことには諦めていると話します。

講演をしていると「私なら死んでいたと思う」との意見も出るそうです。そのたびに耐性のない子供が誹謗中傷で命を落とすことは合ってはならないことなんだと伝え、幸せに生き続けることが今回の事件への最大の仕返しになると語りました。

スマイリーキクチの著書

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今回の長く辛かった事件を体験し彼はこの経験を全国の子供たちにむけて講演することで被害を防ぐことを考えました。もう一つ彼が被害を最小限に食い止める為にしてきた事があります。この事件の詳細を書いた本を出版したのです。

突然、僕は殺人犯にされた

突然、僕は殺人犯にされた  ~ネット中傷被害を受けた10年間

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2011年3月に発売された「突然、僕は殺人犯にされた」は今回の10年間誹謗中傷に耐えて戦ってきた日々とそれに向けてどう対処したのか等、報道されていないものも含めて赤裸々に綴った一冊です。ネット中傷で悩んでいる人や、いじめにあっている子供たちや保護者、全ての人に読んでもらいたい本です。

スマイリーキクチは現在も戦い続けている

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スマイリーキクチさんは「デマを書く人が加害者になる」と言う意識を持つ事が必要でその重要性を理解し軽視しないで欲しい。改めて加害者にならない方法についても子供たちに伝えるために全国を飛び回っています。

自分の家族を守るため、そしてこれからの子供たちを守るために長い間経験した辛い過去を微塵も恥じることなく人に経験として伝える彼の姿はとても大きく感じます。芸人でも有り、一人の被害者でも有り、一人ネット問題に立ち向かう人物として戦い続ける彼を応援していきたいですね。

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