釣り方④「セオリーやパターン」についてです。スモールマウスバスを釣るためには、同魚がもつ様々なセオリーや行動パターンを熟知する必要があります。基本的なセオリーと行動パターンを一つずつ詳しく紹介していきます。
セオリーやパターン①中層では反応が悪い
スモールマウスバスは「中層での釣り」にはすこぶる反応が悪く、主な生息水深を「水面付近」と「水底付近」としています。中間層にはほとんど生息しておらず、また回遊をしていることも非常に稀です。
狙うのであれば、絶対的に「水面付近(トップ)」か「水底付近(ボトム)」がおすすめであり、狙いどころによっては「爆釣」も期待できる「おもしろい釣り」を体験できるでしょう。
セオリーやパターン②派手なカラーに興味を惹く
同魚は、蛍光色やキラキラした「派手な色」を非常によく好みます。例えば蛍光色のワームを用いてみたり、キラキラと光るスピナーベイト等で挑んでみれば、その「集魚性」に驚くこと間違いなしです。
セオリーやパターン③超早巻きも有効
ミノーを使用した、ハイピッチな早巻きも有効なアクションです。、ハイピッチなキャストと高速でのリトリーブアクション(リールを巻く)を重ねれば、トップ周辺に潜むターゲットを見事に惹きつけてくれます。
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スモールマウスバスの生息地
類まれなる環境への適応性で、今や日本全国にその生息域を伸ばすスモールマウスバス。代表的な生息地は下記の5つの湖や川です。生息地別にそれぞれ詳しく解説していきたいと思います。
生息地①檜原湖
福島県にある「檜原湖」は、1990年始め頃に初めてその生息が確認されました。以来スモールマウスバスのメッカとして、又トーナメントの開催地としても広く認知され、釣りの対象として正式に「認可」を受けた有名な生息地です。
生息地②野尻湖
長野県にある「野尻湖」もスモールマウスバスの生息地として有名な湖です。檜原湖と同様トーナメントも開催される湖としても認知されています。檜原湖同様、「釣り対象」の認可を正式に受けたスポットです。
生息地③奥多摩湖、多摩川
東京近郊の生息地といえば「奥多摩湖」が有名でしょうか。「多摩川の始まり」とも称されるだけあり、「多摩川」でもその生体が確認されています。しかし「釣りの対象」としての正式な認可は受けておりません。
生息地④入間川
埼玉を流れる荒川水系の「入間川」も生息が確認されているスポット。生息こそ確認はされてはいますが、こちらの河川も正式な「認可」は下りていません。
生息地⑤阿武隈川
東北地方の玄関口である福島県を流れる「阿武隈川」もスモールマウスバスが確認されているポイントです。しかし最近では、同じく東北地方の山形県を流れる最上川でもその生息が確認されています。いずれも正式な「認可」は下りておりません。
スモールマウスバスの釣れるシーズン
スモールマウスバスは「年間を通して」釣ることが可能な魚ですが、その生態はシーズン毎に異なるため、「そのシーズン」に合わせたタックルや仕掛けを準備する必要があります。
シーズン①春
産卵の時期を迎える「春」は「準備のための爆食い」をする季節でもあるため、非常に「食いつき」が良く比較的「簡単に釣れる」時期といえるでしょう。
又、産卵のためにつくる「巣」周辺には、たくさんのスモールマウスバスが集まるため「爆釣の期待」が持てるシーズンです。
シーズン②夏
この時期のスモールマウスバスには「虫系」のルアーがとても効果的です。例えば、ワームを用いたネコリグ等の仕掛けをしてみたり、ノーシンカーでゆっくりとワームを落としてみたり等、「待ちの釣り」が有効に働く季節です。
シーズン③秋
このシーズンから少しずつスモールマウスバスも活発性を失っていきますが、「広範囲を探るような」釣りをすればまだまだ可能性がある季節です。
シーズン④冬
まさに「シーズンオフ」という表現がぴったりなこの季節、年間で最も難易度が高い季節です。しかし丁寧に、丹念に、そして気長な「釣り」をすれば、「思わぬ釣果」をもたらす可能性にも満ちた季節です。
スモールマウスバスが好むポイント
この魚には「お気に入りの生息ポイント」があります。そのポイントは全部で3か所、「流れ」「表層やボトム」「日陰」です。それぞれを詳しく見ていきましょう。
ポイント①比較的流れがあるところ
「流れが早く深さがある」ところは、スモールマウスバスの大のお気に入りポイントです。水面から見たときに「色が濃く変わっている場所」や「さざ波が立っている場所」が狙い目です。
ポイント②表層やボトム
生息水深域は、ほぼ「トップ(水面)」か「ボトム(水底)」に集中しているため、タックルや仕掛けはこの点に留意をしたセッティングをすれば、まず間違いはないでしょう。
ポイント③シェード(日陰)となる場所
「日陰」もスモールマウスバスが好むポイントです。特に「表層を好む個体」はこの傾向が強いので、ポイントを絞ったキャストをすれば「一点突破」が狙えます。
スモールマウスバスに適したリール│シマノ 18ネクサーブ2500S
先ほども説明しましたが、スモールマウスバスの釣りは「ライトリグがスタンダード」です。ですので、使用するリールも当然ですが軽量なタイプがおすすめです。
そこでご紹介するのが、こちらのシマノの18ネクサーブの2500番手です。スピニングタイプの軽量なモデルとなっています。
スペック
- ギア比5.0
- 最大ドラグ力4kg
- 重さ255g
- 最大巻き上げ量約71cm/ハンドル1回転
- ハンドル長さ55mm
スモールマウスバスに適したロッド│シマノ ゾディアス264L
ロッドも当然のことながら軽量タイプがおすすめ。スピニングタイプのこちらゾディアスは国内大手釣り具メーカーであるシマノの最高傑作の一つです。
スペック
- 長さ6.4ft
- 継数1本
- 重さ95g
- ルアー耐重3g~10g
- スピニング
バス用のロッドはこちらの記事でも詳しく紹介されています。
スモールマウスバスの強い引きを覚えたら病みつきに!
「強い引き」が魅力のスモールマウスバスは「釣り本来の楽しさ」をあらためて再認識させてくれます。食いつき時の腕に「グッとくるあの感覚」や、「ロッドごと持っていかれるあの感覚」まで。
スモールマウスバスをターゲットにすれば、そんな「釣り本来の楽しさを存分に味わえる」まさに醍醐味づくしの釣りが楽しめること間違いなしです!ぜひチャレンジしてみて下さい。
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