類まれなる環境への適応性で、今や日本全国にその生息域を伸ばすスモールマウスバス。代表的な生息地は下記の5つの湖や川です。生息地別にそれぞれ詳しく解説していきたいと思います。
生息地①檜原湖
福島県にある「檜原湖」は、1990年始め頃に初めてその生息が確認されました。以来スモールマウスバスのメッカとして、又トーナメントの開催地としても広く認知され、釣りの対象として正式に「認可」を受けた有名な生息地です。
生息地②野尻湖
長野県にある「野尻湖」もスモールマウスバスの生息地として有名な湖です。檜原湖と同様トーナメントも開催される湖としても認知されています。檜原湖同様、「釣り対象」の認可を正式に受けたスポットです。
生息地③奥多摩湖、多摩川
東京近郊の生息地といえば「奥多摩湖」が有名でしょうか。「多摩川の始まり」とも称されるだけあり、「多摩川」でもその生体が確認されています。しかし「釣りの対象」としての正式な認可は受けておりません。
生息地④入間川
埼玉を流れる荒川水系の「入間川」も生息が確認されているスポット。生息こそ確認はされてはいますが、こちらの河川も正式な「認可」は下りていません。
生息地⑤阿武隈川
東北地方の玄関口である福島県を流れる「阿武隈川」もスモールマウスバスが確認されているポイントです。しかし最近では、同じく東北地方の山形県を流れる最上川でもその生息が確認されています。いずれも正式な「認可」は下りておりません。
スモールマウスバスの釣れるシーズン
スモールマウスバスは「年間を通して」釣ることが可能な魚ですが、その生態はシーズン毎に異なるため、「そのシーズン」に合わせたタックルや仕掛けを準備する必要があります。
シーズン①春
産卵の時期を迎える「春」は「準備のための爆食い」をする季節でもあるため、非常に「食いつき」が良く比較的「簡単に釣れる」時期といえるでしょう。
又、産卵のためにつくる「巣」周辺には、たくさんのスモールマウスバスが集まるため「爆釣の期待」が持てるシーズンです。
シーズン②夏
この時期のスモールマウスバスには「虫系」のルアーがとても効果的です。例えば、ワームを用いたネコリグ等の仕掛けをしてみたり、ノーシンカーでゆっくりとワームを落としてみたり等、「待ちの釣り」が有効に働く季節です。
シーズン③秋
このシーズンから少しずつスモールマウスバスも活発性を失っていきますが、「広範囲を探るような」釣りをすればまだまだ可能性がある季節です。
シーズン④冬
まさに「シーズンオフ」という表現がぴったりなこの季節、年間で最も難易度が高い季節です。しかし丁寧に、丹念に、そして気長な「釣り」をすれば、「思わぬ釣果」をもたらす可能性にも満ちた季節です。