トランス状態とは?様子の詳細や概要、なり方や活用方法を紹介!

スポーツでは、その状況に没頭している「フロー状態」と、余計な情報を排除し極限に集中力が高まっている状態である「ゾーン状態」と呼ばれているものがあります。フロー状態は、あくまでも強い集中状態であり、ゾーン状態は余計な思考を絶ったトランス状態になっている状況を指します。

スポーツでは、誰もが強く勝ちたい、名声を上げたい、と強い欲を無意識に抱いてしまいます。ゾーン状態は、そういった欲から解放されて感情的にならず、また雑念に思いを巡らせることのない状態に精神を高めることによって、精神力を鍛えることが目的でもあります。

トランス状態になる方法

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例としてあげた、一流のスポーツ選手やシャーマン、イタコになるなどはあまり現実的な方法ではありませんが、実はコツを掴むことで誰でもトランス状態になることができ、日々の生活に取り入れることができます。

トランス状態になる方法①寝る瞬間意識が消えないようにする

人間であれば誰しもが行う睡眠で「眠りに落ちる瞬間」のタイミングを活用すればトランス状態になることができます。つまり、うとうとしている状態です。考え事をしながらうとうとしているときに、不意に言葉に出てしまう経験はほとんどの人にあるのではないでしょうか。

その体の力が抜けて、だんだんと眠りに就いていく瞬間に意識が消えないように頑張ってみましょう。そうすれば、徐々に自分が寝ているのか、それとも起きているのかが曖昧な心地よい状態になります。その状態がトランス状態なのです。

トランス状態になる方法②瞑想する

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正しい手順で瞑想を行うことでも、トランス状態になることが可能です。正しい瞑想には、リラックスした状態と高い集中力が必要です。瞑想中に集中しきれずに眠たくなってしまったり、考え事をしてしまうという人は、まず身体の疲れや心配事を取り除くことを優先してみましょう。

瞑想というと、座禅や胡坐を組んで腕を膝に乗せて、というイメージがあると思いますが、姿勢以外にも意識して行うべき手順がいくつか存在します。正しい瞑想のやり方については、別の章で詳しく説明していきます。

これももしかしてトランス状態?

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今までは超常的な存在のせいで引き起こされていると考えられていた現象も、実は人間の意識状態が引き起こすトランス状態によるものかもしれません。この章では、2つの現象について人間の脳の働きの変化に関する観点から分析していきます。

もしかしてこれも?①狐憑き

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「狐憑き」とは、錯乱した状態の人の精神の乱れが狐に憑りつかれたせいではないか、とされる精神症状の一種です。また、海外にも悪魔憑きと呼ばれる似たような症状がみられます。フィクションではありますが、映画「エクソシスト」の主人公などが、代表的な悪魔憑きのわかりやすい表現ではないでしょうか。

精神病が原因であることもありますが、狐憑きという状態が知識としてある場合、少しでも発症した症状が「自分は狐に憑かれたのではないか」と思わせ、トランス状態が引き起こされ症状を悪化させている可能性もあります。また、狐に関する民間信仰はたくさん存在しています。以下の記事では、「狐の窓」という伝承について詳しく説明しています。

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